【2019年8月乗車記/関西本線名古屋→久宝寺/新線が開業したおおさか東線】JR完乗を目指せ!①

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JR完乗(完全乗車・全区間全路線乗車)を達成するための挑戦が始まった。既にJR東海は完乗済み。それ以外の5社は未乗車区間が多数残るので、そこに乗った時の乗車記だ。2019年8月に同年3月に開業したばかりのおおさか東線放出~新大阪間に乗った。201系主体の車両に近鉄、京阪、阪急と言った私鉄との乗換駅が多く人の流動も激しい。久宝寺~放出間は乗車済みだが新線が開業するとその都度”更新作業”をしないといけない

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【乗り鉄ならば誰もが目指す】JR全線制覇へ!「完乗」とは何か?

↑「単に乗るだけで目的が達成できてしまう!簡単でしょ?」と言いたくなるが、実は意外と簡単そうで難しい。北海道から九州までの旅客鉄道会社(JR)線の全路線全区間に新幹線はもちろん、東海道線大垣~美濃赤坂間の美濃赤坂線などの距離が短い支線、東海道線大垣~関ヶ原間の米原方面に向かう特急しか通らずしかも途中に旅客駅がない「新樽井線」のような一般にはあまり知られていない区間、仙石東北ラインの東北本線と仙石線との連絡線(約300メートル)、上越新幹線の越後湯沢~ガーラ湯沢間のように特定の期間だけしか営業しない”細かい部分”も当然だが1回以上乗ることが条件になる。これが会社線(私鉄)になるとさらに細かくなる。

とは言ってもJR全線完乗を目指す!と決めた所でも、路線数も多いし距離も長いので「気が遠くなる目標」となってしまって、途中で挫折する人も多いと聞く。そこでJRは6社あるので各社ごとに完乗を目指し、少しずつ「乗りつぶし」を行う。各社ごとに完乗を達成して、最後に残った路線と区間に乗れたら「JR完乗達成」とした方が良いだろう。2019年7月時点でJR東海は完乗済みであったが、それ以外の5社は未乗車区間が多数残っていた。それを1つずつ「乗りつぶす」作業を始めた。

★おおさか東線に乗るために久しぶりに関西本線で

【乗車日】2019年8月3日(土)

【おおさか東線乗るまでの経路】名古屋から関西本線経由で久宝寺へ

↑名古屋から鳥羽行きの快速みえ1号(2901D名古屋8:37→四日市9:17)に乗って関西本線(CJ)に入る。関西本線自体は「乗りつぶし」の際に昔はよく使っていた。三重県方面はもちろんだが、関西方面に行く(または帰る)際に東海道線経由だと段々と飽きてくるため、気分転換にキハ120やキハ47(昔)に乗りたかったのも理由。セットで草津線に乗ることも多くて、高速道路では今や名古屋~京都・大阪間の経路はE1A伊勢湾岸道→新名神→E1名神がメインであるが、この鉄道バージョンだ。高速道路の方は交通量が多いが、鉄道の方は典型的なローカル線なので東海道線よりは空いている。だが快速みえは2両しかなく、そのうちの0,5両は指定席のため混雑が激しい。ほとんどは四日市よりも先、津、松坂、伊勢方面への利用がほとんどで、一度座れないとずっと立ったままとなる。

↑快速みえだと四日市から先は津方面を目指し関西本線とは異なる路線(伊勢鉄道線)に入るためこの駅で降りる。少し時間があったので、四日市貨物駅のディーゼル機関車、快速みえが通過する駅にもこまめに停車する伊勢鉄道の車両、紀伊勝浦行きの特急南紀(キハ85系)を見ておく。

↑四日市9:40発の5301M快速亀山行きに乗る。快速とはいっても”快速崩れ”と言った方が正しく、四日市から亀山までは各駅停車だ。車両は神領車両区の313系1300番台B406編成(2両)と同番台のもう2両である。連結部分はロングシートになっているが、それ以外の部分はクロスシートだ。関西本線は亀山までがJR東海で、亀山から西はJR西日本の管轄だ。

↑亀山からの関西本線は加茂まで非電化。基本的にキハ120の2両による運転で、名阪間の鉄道では最も輸送力が少ないといえる。とは言ってもすでに満席で座ることができない。車内に入る夏の強烈な日差しを防ぐためか?車内全ての窓にカーテンが閉められており、昼の10時過ぎなのに車内はうす暗い。

↑関西本線でガラリと変わるのが加茂。この先は「大和路線」という愛称で言うのが一般的。221系の大和路快速(加茂11:45、3396K)にキハ120から乗り換える。221系自体はリニューアルが進み、車内は225系と全く同じ状況だ。新車に見えてしまう。大和路快速では自動放送があって、特定の場所に来ると自動的に駅名等の放送が入る。JR京都線やJR神戸線の新快速のように車掌がタブレット端末にマイクに近づけて、そこから流れてくる音声で車内放送しているようでもない。だが2019年12月に新快速に乗ってみると、両線でも大和路快速と同じような方法で放送していた。車掌がタブレット端末をマイクに近づけるという滑稽な姿は見納めなのかもしれない。高架化された奈良駅を過ぎて、次の郡山駅(奈良県)でおおさか東線からの207系直通快速とすれ違う。新大阪から奈良にダイレクトに行く目的で設定されたおおさか東線の”看板商品”にもかかわらず、車内はガラガラ。王寺でまとまって乗ってきて、三郷から山間部で峠越えの様相。これが終わって建物が増えてくると久宝寺だ。

★新線が出来るとその都度乗りにいかないといけない!おおさか東線

【列車番号】2457S(おおさか東線新大阪行き)

【時刻】久宝寺(F15)12:41→放出(はなてん・F08)12:55

【車両】201系の6両、奈良車のND604編成クハ200-68

↑おおさか東線新大阪からの列車が到着。昼間のおおさか東線は線内折り返しのため、大和路線等の他線に直通することがない。お客を降ろすと

↑奈良方の引き上げ線に入る。ここで方向転換。

↑2457Sと運行するために再び久宝寺駅のホームに入る。ホームや線路は大和路線と共用でおおさか東線専用のものがない。前の車両(6~2号車)中心に席が埋まったようだ。私が乗った後ろの車両(1号車)は空席が多いまま発車。201系やおおさか東線には自動放送がなく、車掌によるマイク放送。列車内では意外に久しぶりに聴いたネイティブ過ぎる関西弁が丸出しだ。

おおさか東線は貨物線を旅客線に転用した形で開業。関東で言う湘南新宿ラインやJR相鉄直通線と同じような関係だ。久宝寺~放出間は2008年に開業した区間でここは既に乗車済み。2019年3月に新線として開業したのが放出~新大阪間だ。今回は新線区間の乗りつぶしだ。いくら「JR完乗済み」と言っても、新線が開業すればその都度乗りつぶしに行かないといけない”更新作業”が待ち構えている。

おおさか東線は全線にわたって高架線で、高いところから大阪市東部の様子を車窓としてみることができる。「JR〇〇」と称する駅が多いのも特徴で、JRという”冠”を外してしまうと並行する私鉄と同じ駅名になってしまうため、明確に区別するためにあえてその”冠”を付けている。おおさか東線は今も貨物線として機能しており、衣摺加美北(きずりかみきた、F13)でEF510の貨物列車とすれ違う。日本海縦貫線(北陸方面)から来たのであろうか?

↑JR俊徳道(F11)は近鉄大阪線の同駅名と同じで、ダイレクトで同線に接続する。次のJR河内永和(F10)は近鉄奈良線と接続する駅で、車掌の接続案内放送ではJR俊徳道は「近鉄大阪線」、JR河内永和は「近鉄奈良線」と単に「近鉄線」とは言わずしっかりと路線名まで言う。隣り合う駅間で近鉄側は全く性格の違う路線なので、しっかりとした路線名まで案内しないと誤って乗り換えてしまうお客も発生しかねないためだろう。

★放出では学研都市線の列車と対面接続

↑放出では学研都市線からの接続待ちのため、12:55~12:59まで止まる。おおさか東線とは線路が独立しているため、後から来る学研都市線列車が着いて、乗り降りが終わればお互いすぐに発車する。それにしても線路が複雑になっている。高架線から降りてくるのが学研都市線木津方面からの線路で、高架線を回り込むように放出駅に入り込む線路がおおさか東線久宝寺方面からの線路だ。

★おおさか東線の「乗りつぶし」対象区間”新線区間”に乗る

↑15分待って次の新大阪行き2459Sがやってきた。

【列車番号】2459S(おおさか東線新大阪行き)

【時刻】放出13:14→新大阪(F02)13:30

【車両】201系6両(奈良車、ND613編成、クハ200-138)

↑鴫野~JR野江、この辺までは学研都市線と並走する。段々と学研都市線が左に離れておおさか東線単独になると再び線路が見える。京阪本線の線路で同線と接続するJR野江だ。

↑城北公園通駅は他線との接続がない”単独駅”。壁や柱が藍色でこの色の同駅のテーマカラー。

↑城北公園通~JR淡路で淀川を渡る。ここは元々貨物列車専用の線路で鉄道写真の有名な撮影場所であったが、旅客線化されてそれは過去の話になっている。

↑JR淡路駅は阪急線との乗換駅。こうやってみると他の私鉄と接続することが多いおおさか東線は、関東で言うと武蔵野線のような路線。各私鉄との乗換駅でまとまって降りては逆に別の客がまとまって乗るを繰り返すため、案外長い区間乗るお客が少ないようにも見えた。新大阪、吹田、茨木から奈良方面にはおおさか東線経由の方が近くて速いため、JR西日本の営業戦略次第では今後大幅に人の流れを変えてしまいそうな気がする。その一環が2019年秋に運行した臨時特急「まほろば」(287系3両)で、おおさか東線内で停車する駅はないものの、大阪~奈良間のJR線におけるバイパス機能を見事に果たしている。

↑東海道新幹線の下を越えて、JR京都線を高架線でオーバークロスする。JR京都線と並走すると東淀川駅を過ぎるが、おおさか東線にはホームがないためそのまま通過となる。新大阪駅は北側の2番のりばに到着する。

↑新大阪ではホームでそのまま折り返す。駅番号がF02でなぜか1番(F01)ではない。これは将来的に「うめきた新駅」と称する所におおさか東線が延伸する予定で、その時に備えてF01は欠番になっているのだ。おおさか東線が大阪の中心部梅田に直結する日も近いようである。その際にはやはりJR西日本の「乗りつぶし」としては対象区間となってしまうため、わずか数キロのためだけに大阪へ行かないといけない。

2回目に続く(2月1日公開)

【2019年11月乗車記/朝と夜にしか運行しない和田岬線を乗りつぶす】JR完乗を目指せ!②

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普段当たり前のように乗っている鉄道、バス、クルマは、意外と深い所まで知らない人が多いのではなかろうか? 例えば「何で大雨が降ると電車が止まってしまうのか?JRは簡単に止まるのに、私鉄が止まらない!その差は何か?」と素朴に感じるみなさんが知りたい”今話題のネタ”を、テレビ・新聞・SNSよりも詳しく、わかりやすく、深くしゃべり倒す!

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