【2017年7月乗車記/三次周辺も明るい422D/宇都井でサービス停車】三江線廃止までの”参考”になる記録㉑

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2017年7月乗車記。三次駅5時38分発の浜田行き422Dに乗車。夏以外の季節は三次周辺は真っ暗で、夏でないと早朝の三江線の車窓を楽しめない。発車30分前の段階で既に多くのお客が待っていた。霧が発生しやすいのは三次ではよくある気候で、定刻通りするが途中駅の利用は皆無に等しい。途中の宇都井駅ではまさかの事が起きた!

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前回までの続きは下記をクリック

JR西日本が三江線を廃止した理由

【まずは尾関山駅へ】三江線廃止までの”参考”になる記録①

【2016年3月の乗車記と車窓422D三次→浜原/単行でもお客はたったの5人】三江線廃止までの”参考”になる記録②

【2016年3月の乗車記と車窓422D浜原→江津/わずかな人しか乗らない】三江線廃止までの”参考”になる記録③

【2017年3月再び尾関山駅へ】三江線廃止までの”参考”になる記録④

【2017年3月乗車記/432D尾関山→式敷/大混雑429D式敷→三次】三江線廃止までの”参考”になる記録⑤

【2017年3月乗車記/廃止決定後の422D三次→口羽は早朝でも空いていない!】三江線廃止までの”参考”になる記録⑥

【乗車記/初めて行った天空の駅宇都井駅】三江線廃止までの”参考”になる記録⑦

【2017年3月乗車記/普通列車も通過する長谷駅と三江線未来のために】三江線廃止までの”参考”になる記録⑧

【2017年3月乗車記/最混雑列車424D船佐→石見川本】三江線廃止までの”参考”になる記録⑨

【2017年3月乗車記/初めての石見川本駅のゴールデンタイム】三江線廃止までの”参考”になる記録⑩

【2017年3月乗車記/426D石見川本→川戸/川戸駅交換設備が消えた跡】三江線廃止までの”参考”になる記録⑪

【2017年3月乗車記/三次行きの最混雑列車?429D川戸→石見簗瀬】三江線廃止までの”参考”になる記録⑫

【2017年3月乗車記/430D石見簗瀬→江津の石見神楽トレイン】三江線廃止までの”参考”になる記録⑬

【2017年7月乗車記/夏に乗車してわかった事/レール温度上昇で運休?】三江線廃止までの”参考”になる記録⑭

【2017年7月乗車記/高速バス「石見銀山号」で広島から因原・石見川本へ簡単アクセス!】三江線廃止までの”参考”になる記録⑮

【2017年7月乗車記/因原駅に三江線と名乗る運送会社が同居】三江線廃止までの”参考”になる記録⑯

【2017年7月乗車記/因原→鹿賀を歩く。絶景!絵に描いた駅】三江線廃止までの”参考”になる記録⑰

【2017年7月乗車記/426D鹿賀→川平、哀愁ある駅川平、水分確保に苦労】三江線廃止までの”参考”になる記録⑱

【2017年7月乗車記/前面展望動画撮影人気列車?429D川平→浜原】三江線廃止までの”参考”になる記録⑲

【2017年7月乗車記/レール温度上昇で429D浜原→三次で遅れ発生】三江線廃止までの”参考”になる記録⑳

★早朝の422Dでも最初から車窓が楽しめる

7月16日(日)は、三次5:38発の422Dから、三次20:40着の433Dまで終日とことん乗車する事にした。

【列車番号】422D
【時刻】三次5:38→潮7:31
【車両】キハ120-319
【備考】時刻、描写等は全て当時のもの

↑5:28頃の三次駅。留置場所に止まっていたキハ120-319が3番のりばに移動中。一旦江津・広島方に進んで方向転換し入線。
422Dは3月にも乗車したが、早朝にもかかわらずかなりの混雑であった。「18きっぷ」期間中ならば単行でもあるので、混雑で最悪乗車出来ないリスクもある。422Dに乗れないと10:02発の424Dまで約4時間も待つ事になる。

↑潮で下車する事にして、三次駅の券売機で970円分の乗車券を買う。券売機は5:00から稼働しているが、有人窓口は7:00からでそれまでは無人駅扱いだ。

↑三次駅で422Dを明るい状態で撮影できるのは、夏だけの特典だ。
すでに撮影している同業者(鉄道ファン)は多く、列車には乗らずに単に撮影に来た人も。

↑キハ40・47が出発準備中。昨日の429Dとは異なり、前面展望動画撮影する同業者はいなかった。早朝過ぎるので行動開始が遅いのか?ネタにならないのか?
運転士からは、途中の江津と浜田以外の駅では運賃・きっぷは車内で集札すると言う旨が放送される。
大きな荷物を持ったお客が多いのも422Dの特徴であるが、新幹線ではおなじみのスーツケースは皆無だった。
同業者はお客全体の7割程度で、残りの3割が地元客。ボックスは各区域に2人程度で、ロングシートには私を含めて11人。全体では20人程度であった。

↑運賃表を撮影する同業者が何人もいたので私も撮影。
「三次→浜田」と運行区間と三江線各駅が書いてある。これも廃止になれば見る事が出来なくなることや新しくなった運賃表では短命と言う事もあって、「珍しさ」が際立つ。
5:38に三次を発車。すぐに三江線に転線し芸備線と分岐し右カーブ。

↑三次~尾関山

こんなにも明るい時点で三次を発車出来るのは、夏しかない。3月の時点でもこの時間は真っ暗で口羽付近でようやく日の出であった。
だが、天気は良くなくて100m先が見通せないほどの濃霧。「朝の霧」「川の霧」が発生しやすい時間帯、気象条件、地理的条件があるのかもしれない。

↑尾関山では乗降なしで発車。今回の遠征では立ち寄る事がなかったが、この駅も廃止前までには最低もう1回は行きたいと思っている。

↑422Dも長谷は通過。江の川に沿った線形でこれを曲がりきれば長谷。やはり車内からは大注目の駅で、先ほどまで着席していた同業者が立ち上がって運転席の横に来たり、窓にかぶりつく人が多数。
早朝なのでクルマで来る同業者はさすがに皆無で、完全な無人地帯。LED照明がこうこうと光る中422Dはゆっくりと通過した。

↑船佐駅に着いたが、乗降はない。
三江線車窓で「見るポイント」はだいたい決まっているので、「見なくて良いポイント」はカメラを向けられる事がなく、静かに座席に座っている同業者が目立つ。ただそれでも約1名は最後部から流れゆく線路を見ているが、見るだけで撮影はしていない。
信木で1人下車。どう見ても地元のお客であった。地元利用となると三江線のダイヤは極めて使いにくい。朝5時台と10時台しか列車がないから、どう考えてもピークとなるはずの6~9時台に三次から島根県方面への便がないと言う事は、三江線を使った日常的な通勤通学利用は皆無と言って良い。人の動きはあったとしても三江線ではなくマイカーであることがわかる。
日常的に混雑する時間帯がなければ、鉄道として機能していないから廃止・・・と言われても文句は言えない。今三江線の利用者が多い理由は「サヨナラ乗車」「惜別乗車」で、8~9割がその目的である事が、乗っていてようやくわかった。

↑所木駅付近から江の川の対岸を見る

↑式敷駅付近。利用者は皆無であった。

式敷からようやく速度向上になる。今まではほぼ30km/hであったが、この先は線形がやや良いため、50km/hに。三江線にしては”高速走行”である。
次の香淀に向かってはオメガカーブを描く線形で、注目しながら外の様子を見ていないと意外にわからない。この区間も江の川に沿った形で、道路ではショートカット出来て、クルマではたったの3分だと言う。
この辺から線路際に夏草が目立つようになってきた。時々それにぶつかるような音もする。JR西日本の簡易保守区間(芸備線の三次~新見や福塩線の非電化等)では、こんなのは頻繁にあるが、三江線では比較的手入れが良く、意外にも初めて体験した。

↑口羽では6:35~7:03まで停車。
三次行きの421Dと交換。こちらはキハ120-309の単行で、浜原始発と言う事もあってお客が限られる。
ほぼ全員がホームの外に出て421Dを見送った。完全に「撮影会」状態で、駅舎や周辺の撮影をする同業者も。気温は21度と涼しく、クルマ通りもない静かな感じ。

↑江津方の信号機はすでに青。発車時刻にはなっていないので、当然発車できない。

↑線路を整備するマルタイも側線に。三江線で使用するマルタイは1台しかないらしく、3月に行った時には石見川本にあったので、今回は三次地区の作業のため口羽にあったのであろうか?

↑サボは単純に「ワンマン 浜田」とあるだけ。キハ120がポツリと止まる。口羽から江津方面へ乗り換えなしで行ける唯一の存在が422D。

↑さすがにほとんどの同業者は外に居るので、車内で待機するお客はかなり少ない。大きな荷物だけが荷棚や座席に残るだけだ。

★宇都井でまさかの「サービス停車」。実施の有無は運転士の運転技術に左右されるか?

発車時刻になって、同業者が戻ってきた時に運転士が車内放送。内容は定番であったが、「宇都井駅では2分ほど停車したいと思います。写真撮影をされるお客様はカメラをご用意の上お待ちください」とも付け加わった。

まさかの「サービス停車」であった。
宇都井駅では車内から撮影するお客、カメラを持っていなくても外の様子を眺めるお客が極めて多いが、本来のダイヤでは停車時間は1分に満たないので、ホームに降りてすぐに乗ると言う事が不可能。
不定期ながら一部列車では、臨時的に2~5分程度停車して撮影やホームからのゆっくりと眺めてもらう機会を設定する事がある。
あくまでも「不定期」なので、毎回サービス停車が行われるわけではない。むしろやらない事の方が多い。
その実施有無は運転士が判断する事で、「人によって異なる」が実情。当然一切やらない運転士もいる。
422Dの運転士いわく、「三江線が廃止になるのでお客さんに是非思い出に残して欲しいと思い、やっている」と言う。

↑7:12に宇都井に着く。発車は7:14に変更。それまでの2分間ホームに降りて、撮影と宇都井駅からの”天空の眺め”を楽しむ。ほぼ全員のお客が下車して、それらを楽しんだ。

ダイヤを考えると、422Dの場合浜原で423D三次行きと交換する。7:45着の7:47発なので、この2分間をカットすれば423Dが遅れる事はない。だから2分間のサービス停車が宇都井で実現出来るのだ。
だが、それでも運転士の運転技術は重要で、出来る限り2分の遅れを取り戻す事が出来ないといけないだろう。
宇都井発車後に回復運転になったのは当然の事で、運転技術的にそれが出来ない若手運転士にとっては宇都井駅で2分間のサービス停車は、難しいと思う。
このサービス停車は、運転士の運転技術や技量も左右される事なのだ。
なお、サービス停車は毎回あるわけではないので(「ない」と考えるべき)、宇都井駅を知りたいならば、やはり途中下車をオススメする。

22回目に続く。下記リンクをクリック、1月12日公開

【2017年7月乗車記/江の川が手前にある潮駅/423Dで三次方面へ】三江線廃止までの”参考”になる記録㉒


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