【青春18きっぷ利用なのに自動改札機を通る?!】駅集中管理システム(改札口コールシステム)とは何か?使い方は?
【リライト記事】南海和歌山市駅のJR和歌山駅ホームの手前に2台の自動改札機?青春18きっぷを利用すると有人通路がない!だが近くのインターホンを鳴らすと自動改札機を通る事が出来る?!最近各地で拡大する駅集中管理システム・改札口コールシステムとは一体何なのか?使い方はどうなっているのか?

もくじ
★南海和歌山市駅改札内で自動改札機が2台もある?!😲

↑南海和歌山市駅(NK45)は2020年度完成に向けて大絶賛改良工事中😆完成後は「キーノ和歌山」と称するオフィス、公共施設、商業施設、ホテル等が入居する複合施設が出来る😆2020年7月3日までに全面オープンした😆
南海ではよくありがちな「昭和の駅」は小駅ならばまだまだ残るが、和歌山市駅等の利用者の多い駅は少しずつ「令和の駅」に変わろうとしている😲発車案内装置もパタパタ式(ソラリー式とも言う)が消えて、近鉄の駅で見られるような液晶式に変わっている😞和歌山市駅はJR西日本との共同使用駅。JRの路線名としては紀勢本線であるが、和歌山県下で広く使われている愛称名「きのくに線」が和歌山市~和歌山間では使われていない🙄
10年以上前和歌山→和歌山市→南海本線と言う経路で乗った時、JR線内は青春18きっぷを利用。南海のきっぷは持っていなかったので、青春18きっぷを南海の改札口で提示して出場😅南海のきっぷを買って再入場して南海線に乗った・・・と言う事があったが、この時と大きくシステムが違っていた!😳今のシステムは正直言って戸惑う!😱
今回(2019年12月乗車記乗り鉄ブログ記事)は、徳島から南海フェリーで和歌山港まで来て、南海和歌山港線で1駅和歌山市まで乗車し、同駅でJR和歌山行きに乗り換える経路😆
徳島からはフェリー運賃+南海線全線(高野線系統も含む)片道2,200円で乗れる「好きっぷ」と称するきっぷを使った😆乗船券と電車の乗車券がバラバラで発行され、乗車券の方は和歌山港駅(NK45-1)から乗る事が条件だが、下車駅は南海線全駅どこでも良い😆
JR側は今回も青春18きっぷを利用で、既にこの日の日付が入鋏(にゅうきょう)済み。南海の正規の改札口を出ると面倒だし、南海線のホーム(3番のりば)から見ると、簡単にJR和歌山行きホーム(2番のりば)に入れそうだったので進んでみたが、これが面倒の始まりだった!😫
【南海和歌山市駅の南海線ホーム(改札内)から見ると、JR和歌山行きのりばの手前に2台の自動改札機?🤔】

↑南海和歌山市駅のJR和歌山行きが発車する2番のりばの手前に自動改札機!😲しかも奥にはもう1台自動改札機がある!😲
手前の自動改札機はピンクの下地に通過可能を示す「青字の○印」なので、これは「南海の自動改札機」と言う事がすぐにわかった😏南海の紙のきっぷを投入。これはあっさり通れた😌交通系ICカードの場合はタッチするだけだ😌
この場所はホームの中にある😳つまり駅の出入口ではない😱ホーム上にある改札の事を「中間改札」と言い、かつて東京の上野駅や新宿駅の特急ホームに入る手前にあった😲上野や新宿の場合、特急に乗るためのきっぷをちゃんと所持しているのか?確認する目的がある😰
しかし、近年はSuica等の交通系ICカードの普及、特急券のチケットレス化等によりわざわざ改札する必要性がなくなった😌極端な話、特急ホームに入って車両の目の前まで来たところで特急券がなくても、その場でスマホから特急券を購入すれば目の前に止まっている特急に乗る事だってできるご時世🤑
全国的に見ても「中間改札」そのものが減少しているが、同じ鉄道会社でも別途課金(特急料金等の追加料金)が必要な場合、またはホームから発車でも鉄道会社が違う場合は「中間改札」を設ける事がある😰和歌山市駅の場合は後者のパターンで、一旦南海の運賃を精算🤑改めてJR西日本の運賃を出さないと先に進めないのだ😱

↑今度はオレンジの下地に「←」の表示😲JRでは全国的によくあるパターン(矢印の向きは会社や地域によっていろんなパターンがある)で、明らかに南海の自動改札機ではない😱南海の自動改札機とJR西日本の自動改札機の間は約20メートル程度の間隔が設けられている🙄そこには、南海とJR西日本の自動きっぷ売り場(近距離乗車券のみ対応)があって、この20メートルの間隔は「改札内であってもきっぷを持たなくても良い」”グレーゾーン”なのだ🙄
ところで青春18きっぷは自動改札機を利用する事が出来ない!😱
どう見てもJR和歌山市駅の改札口には、青春18きっぷが利用可能な「有人通路」が存在しない!😱つまりそのまま自動改札機を通ると、ゲートが閉まって先に進む事は出来ない!😱
まさか18きっぷが使えない駅??🤔
と思った。渋々初乗り分の紙のきっぷだけ買って自動改札機を突破しようとも考えたが😫そんな事はやりたくないのが本音😫どうすればJR和歌山市駅の自動改札機を青春18きっぷで通過(突破)出来るのか?🙄
【自動改札機横にあるインターホンを鳴らすと、青春18きっぷでも改札を通過できる!😌】

↑自動改札機の横には「JRインターホン」と言う”南海仕様”の看板とJR西日本の問い合わせ先の電話番号の看板🙄
改札機をご利用出来ないきっぷをお持ちのお客様
車いすご利用のお客様
とあった。インターホンの近くまで行くと、小さな「台」があって、ここにある説明書きには🙄
きっぷの表面を上に向けてください
とあったので、青春18きっぷをその通りに置く。恐る恐るインターホンを押すと🙄・・・
JR西日本お客様コールセンター○○です。「青春18きっぷ」ですね。改札機を明けますのでお通りください

↑これでやっと和歌山市駅のJRホームに入る事が出来た!😆

↑和歌山市~和歌山間は227系1000番台のワンマン。この路線は昔からワンマン運転が行われているが、2019年からはほとんど列車がこの車両になっている😅




↑車内はオールロングシートでトイレ付😌2021年9月現在は、きのくに線(和歌山~新宮)、和歌山線、桜井線(万葉まほろば線)でも運用されている。
★JR和歌山駅でも中間改札!😲ここもインターホンを鳴らさないと青春18きっぷでは通過する事が出来ない😰

↑JR和歌山駅でも同様に中間改札(自動改札機)がある😲
但し和歌山線と和歌山市駅行き列車が発着する7・8番のりば限定😅和歌山駅でも青春18きっぷ利用の場合、やはり「台」の上に青春18きっぷを置いて、インターホンを押して改札機を明けてもらう操作をしないと、やはり先に進む事は出来ない😰
★無人駅にも自動改札機を設置する事をJR西日本では「改札口コールシステム」と称する😲
↑上記の説明と同じような事が、JR西日本(JRおでかけネット)でもなされている。
大きな特徴なのが、現場の自動改札機には駅員が誰もいない事(無人)。インターホンを押す事で、別の場所にいる担当者が改札駅員の代わりをする。この担当者がきっぷを確認、正しいきっぷであれば自動改札機にきっぷを投入しなくても通過出来るように遠隔操作を行い、各種問い合わせにも対応する。
JR西日本ではこの事を「改札口コールシステム」と称する。会社によって名称が違う事が多くて・・・
JR東日本は「駅遠隔操作システム」
JR東海は「集中旅客サービスシステム」
JR九州は「スマートサポートステーション」
と称している。一番有名なのが名鉄の「駅集中管理システム」で、Wikipediaの名称で表示される。各社名称は異なるが、基本的なシステムや利用方法は上記JR西日本のものと同じだ。
★なぜ「駅集中管理システム」(改札口コールシステム)を積極的に導入するのか?🙄
- キセル等の不正乗車防止
- 駅員を各駅に配置する必要がなく、1ヶ所に集中配置する事で人手不足問題の解消と業務の効率化を図る
↑この2点を満たしたのが駅集中管理システム(改札口コールシステム)なのだ😆鉄道会社にとってはメリットだらけであるが、お客にとってはデメリットになる事も多い😫
- 障害者等介助が必要な場合、事前に鉄道会社に連絡して他駅から駅員を派遣。直前に連絡したとしても他駅から派遣できず、乗車そのものを諦めないといけない事もある
- 青春18きっぷの場合、利用者が殺到すると改札通過だけで時間がかかる。また入鋏印(乗車日の日付)が入っていない場合、他駅や乗務員に改めて青春18きっぷを提示して、入鋏を受けないといけない面倒
- 利用者の殺到は自分がいる駅とは限らず、他駅で利用者が殺到するとインターホンの呼び出し音が鳴ったまま何分も待たされることもある
- 自動改札機で故障等のトラブルに遭遇すると、対応出来る駅員がその場に居ないので、他駅から到着するまで長時間待たされたり、後日改めて対応する事があり得る
↑特に何もなければ、自動改札機で基本的に対応するので便利な存在であるが、このような事があると有人改札口以上に面倒くさい存在になる😫これは駅集中管理システム(改札口コールシステム)と言う機械に依存したものだから、永遠に付きまとうものなのかもしれない😫
今後駅集中管理システム(改札口コールシステム)は各社増やす方針で、例えばJR東海では愛知県内の東海道線のうち快速列車が止まらない駅を中心に2020年以降さらに増やす😫同社の在来線の駅は有人駅の割合が多かったが、直営駅は一部に過ぎずほとんどが子会社の東海交通事業に委託した業務委託駅。業務委託先で人手不足のため、収支の面でも採算が合わないので親会社と協議の上で「集中旅客システムサービス」を導入する事を決めたと言う。
これもキセル対策と人手不足に対応したもので、使い方を覚えておくと良いだろう😅
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