【2019年9月乗車記/広い構内だった留萌駅/車窓は”黄金色の世界”】留萌本線は本当に全線廃止されるのか?⑪

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2019年9月乗車記。留萌駅はかつて広いホームだったが今は公園になっていた。留萌本線と羽幌線が行き交った駅とは?留萌からは夕方の深川行き4930Dに乗る。”黄金色の世界”!田舎のノンビリした都会では味わえない世界や車窓が留萌本線では待っている。5年後・10年後も再び見たくなる全線廃止ありきを否定したい姿を見せつけた!

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★留萌駅の隣にある広い公園

【日付】2019年9月17日(火)

【場所】留萌駅周辺

↑留萌駅の周辺を歩く事にした。留萌本線は2016年まで約16キロ先の増毛まであった路線で、廃止後は廃線駅めぐりをやる事もあったが、今回は留萌駅周辺に留まる事にした。予定としては単純な折り返し乗車で、14:21着の4927Dの後に深川に戻れる列車は、16:17発の4930Dまで2時間待ちとなる。

↑留萌駅近くの踏切があった場所。留萌本線の線路は留萌駅構内の増毛方までやや長くのびており、踏切があった場所の手前で途切れている。北海道特有のものがあるのだと思うが、鉄道廃止後速やかに踏切は道路化される。2019年3月31日に廃止された石勝線夕張支線では、翌日の4月1日の時点で踏切の撤去作業が始まっていた。留萌~増毛間については、線路はほとんどそのまま残っているが、駅については一部解体済みの所もあると言う。留萌駅にはキハ54がポツリと止まるだけで、周辺道路は人やクルマが頻繁に行き交うが、駅については誰もいないゴーストステーションと化している。

↑留萌駅の今の構造は2面2線。基本的に駅舎前のホームから発車するので、跨線橋を渡って反対側のホームに行く機会すらない。北海道に来るたびに留萌駅は来るが、駅舎に面していないホームに入った事がない。留萌駅の隣にあるのが「船場公園」と言う大きな公園。中央部分は芝生となっている。芝生を回り込む形で舗装された道路も。ここはマラソンコース・ウォーキングコースとしても最適であろう。とにかく広い船場公園。実は元々は留萌駅の構内であった。細々とした歴史や詳細はわからないが、国鉄が消えたと同時に廃止になった羽幌線(1987年3月30日廃止)のホーム(今の留萌駅のホームから約100メートル離れていた)、貨物用の線路や施設があったと言う。昔の衛星写真を見ると、今の船場公園がそのまま留萌駅の構内だった事がわかる。羽幌線は国道232号に並走する形で、羽幌・初山別経由で宗谷本線の幌延まであった。今は沿岸バスの路線バスが代わりになっているが、決して本数は多くない。留萌本線と羽幌線との関係は深く、1986年までは札幌~深川~留萌~羽幌~幌延で「急行はぼろ」が1日1往復直通運転していて、留萌は両線の接続駅であった。羽幌線が廃止されてから30年以上が経過し、今度は本線格の留萌本線でさえも利用不振で全線廃止される状況になっているのだ。(誤りがあれば指摘されたい)

★留萌本線の車窓は”黄金色の世界”

【列車番号】4930D(深川行き)

【時刻】留萌16:17→深川17:15

【車両】キハ54-502

↑留萌駅の駅舎は、やはり「昭和の雰囲気」が令和になった2019年でもそのまま残る。個人的にはこういう駅舎は好きだ。この駅舎は1967年(昭和42年)に落成したもので、一部取り壊されたようだが、大きく改造される事なく50年以上使われている。広い待合室で列車を待っていると、数台の飲料水の自販機に、留萌本線の写真が展示されていた。既に駅そば屋はこの日の営業を終えていた。留萌駅では列車別改札を実施。4930Dまでがその対象で、それ以降の列車については駅員は居るものの改札業務は実施せず、到着列車の運賃精算は車内で行う仕組みだ。発車5分前にならないと改札口は開かない。段々とお客が10人ほど集まり、16:12に改札開始。

↑行きの4927D(深川13:24→留萌14:21)と全く同じ車両で、深川に戻る。今回は留萌本線の車窓写真は撮影せずに、ぼんやりと車窓を眺めるだけにするつもりだったが、途中で気が変わりやはり撮影する事にした。撮影したくなるような車窓と言うか風景が待っていた。

↑まずは窓を開けて留萌駅の駅舎と反対側にあるホームを撮影。

↑留萌~大和田(E60深川留萌自動車道)

↑藤山駅

↑藤山~幌糠

↑幌糠駅

↑客がいない車両後ろ側のロングシート。10人ほど乗っているが、大和田、幌糠、峠下の各駅では乗降ゼロ。恵比島でやっと1人乗ってきた。

↑恵比島~真布

北海道の9月は収穫期。札沼線の非電化区間でもそうだったが、田んぼは”黄金色”になる。そんな車窓が見られるのも短い秋ならではなのかもしれない。留萌本線は地元が同意していないため全線廃止出来ない状況であるが、5年後、10年後も留萌本線の秋の黄金色の車窓に再び出あえるのであろうか?じっくり目に焼き付けて、秋の1日の思い出になった。石狩沼田で1人乗る。4930Dではこれ以上人の動きはなかった。

↑北秩父別~秩父別。”黄金色の車窓”に影となったキハ54が写る。切り絵や映画の描写にありそうな、感慨深げな感傷的になるシーンであった。こんなに感動した車窓を見たのも意外と久しぶりなような気がした。この姿が5年後も10年後も見られるのか?現状は「廃止ありき」となっている留萌本線であるが、「廃止になるから乗らない」「乗る価値がないから乗らない」ではなく、田舎のノンビリした都会では味わえない世界や車窓が留萌本線では待っている。

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KH8000

普段当たり前のように乗っている鉄道、バス、クルマは、意外と深い所まで知らない人が多いのではなかろうか? 例えば「何で大雨が降ると電車が止まってしまうのか?JRは簡単に止まるのに、私鉄が止まらない!その差は何か?」と素朴に感じるみなさんが知りたい”今話題のネタ”を、テレビ・新聞・SNSよりも詳しく、わかりやすく、深くしゃべり倒す!

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