【2017年乗車記/へいちく・ちくまる/平成筑豊鉄道直方→金田→MrMax田川後藤寺】九州浪漫鉄道物語 ⑤

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2017年3月乗車記。直方駅からは第三セクター私鉄の平成筑豊鉄道に乗る。「平成○○」と称する先駆者的な存在で「へいちく」と略される。車体には「ちくまる」と言うゆるキャラに、駅名はMrMaxと言う冠が付く駅が多い。路線網も何気に複雑。直方~金田~田川後藤寺間を面白くて不思議な私鉄で!

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【2017年3月乗車記/JR九州の基礎知識/山陽線下関→門司→小倉】九州浪漫鉄道物語 ①

【2017年3月乗車記/小倉→折尾813系の快速4243M/高架化された折尾駅を見る】九州浪漫鉄道物語 ②

【2017年3月乗車記/若松線(筑豊本線)折尾→藤ノ木でBEC819系DENCHAに乗る/スマートサポートステーション】九州浪漫鉄道物語 ③

【BEC819系車内を見る/操車場があった若松駅/DENCHAで非電化区間から電化区間へ通しで乗る】九州浪漫鉄道物語 ④

★「平成○○」の先駆者である平成筑豊鉄道

2019年4月30日までの元号は「平成」であった。
「平成○○年」と言う「平成」と言う元号を使い、これが元年(1989年)から何年目かで今年の年が出てくる。この乗車記をアメブロで書いた2017年は平成29年であるが、瞬時に元号で「今年は平成何年だ?」と聞かれても意外とパッと出て来なくなったのは私だけではないはずで、それはそれで困ったものである。

広島RCCラジオの横山雄二アナウンサーのラジオ番組は「平成ラヂオバラエティーごぜん様さま」、1990年代の初頭テレビ東京で当時女子高生の生徒が18歳未満なのに性的表現が混じったり、今の不満をテレビと言う公共の電波で毎日深夜に10分放送されていた”伝説の深夜番組”は「平成女学園」・・・と「平成○○」と称する番組名、商品名、法人名は世の中に多数存在する。
元号+名詞と言うのは今や当たり前だが、その先駆者となったのは、福岡県筑豊(ちくほう)地方のローカル私鉄「平成筑豊鉄道」(略して「へいちく」)である。

元々は筑豊本線から枝分かれする国鉄の路線であったが、鉱物輸送が衰退した頃にいわゆる赤字83路線に選ばれた。地元は鉄道として残す道を選択し、新会社による営業開始日は1989年10月1日。元々新社名の候補としては「新筑豊」等がすでに決定していたが、1989年1月7日に昭和天皇が崩御し、翌日から新元号「平成」が使用される事が決まった途端、社名を「平成筑豊鉄道」にする事を決めた。
ただ、遠くから来た人を中心に「筑豊」と言う文字を読めない人が多いためか?車両等には「平成ちくほう鉄道」とひらがな表記にしているのも特徴だ。

↑直方駅のJRのホームから、平成筑豊鉄道の列車が見えた。単行の気動車であった。

↑すると隣の線路にJR九州の813系(RG019編成)が入線し、平成筑豊鉄道の車両を隠してしまった。
直方駅はJRと平成筑豊鉄道が一体的な構造になっている。
高架部分にあるJRの改札口を出て地上に。目の前に平成筑豊鉄道の駅があるが、直接ホームに入る事が出来る構造で、同社単独の待合スペースはない。
田川後藤寺までの乗車券(450円)を券売機で買うと、「田川後藤寺」と言う駅名を書いた口座を見つける事が出来なかった。場所的には右隅のわかりにくい所で、直方~田川後藤寺へ行くお客が少ないためか?

★謎の行先、「MrMax田川伊田」?

↑15:35発の235D田川伊田行きは、平成筑豊鉄道の400形の402であった。
平成筑豊鉄道の路線は、直方~田川伊田の伊田線、金田(かなだ)~田川後藤寺の糸田線、田川伊田~行橋(ゆくはし)の田川線の3つ。
伊田線と田川線は直通が可能な構造で、直方~行橋の直通列車も多数設定されている。糸田線は金田から分岐する構造で、直方~田川後藤寺の直通列車もあるが本数は少なく、基本的には線内折り返しである。

平成筑豊鉄道 直方駅(マクラギに個人名等が書いてある)

↑マクラギには、個人や法人の名前が書かれていた。これはマクラギオーナー制度で、その個人や法人がそのマクラギを購入し所有者になる事で、平成筑豊鉄道は新たな収入源となって固定費の削減や「マイレール意識」の向上を狙いとしている。

まだこれは小さなものであるが、大きくなったものとしては駅名だ。
235Dの車内に入ると

「この列車はMrMax田川伊田行きです」


単なる「田川伊田」ではない。「MrMax田川伊田」である。
「え?」と思ってしまったが、これは駅名対しても特定の法人(個人は存在しない)の名前を付けており、理由は前述の通りだ。
平成筑豊鉄道には全部で35駅あるが、そのうちの33駅が何らかの法人名が付いている。この事を「ネイミングライツ」と言い、プロ野球の球場ではすでにおなじみだ。
このうち、MrMaxと称する駅名は多くを占めており、何なのか?と思って調査してみると、福岡県内でディスカウントストア―を営む会社であった。

座席の配置が独特であった。
進行方向左側は、車端部はロングシートが長く、中央に少しだけボックス席がある。
進行方向右側は先頭から3/4程度がロングシートで、残りの1/4がボックス席である。荷棚はボックス席の頭上のみである。
あえて全てをボックスにしなかったのは、長距離輸送(主に伊田線~田川線への直通利用)を考慮したためか?

路線バスには今やドライブレコーダー装着が当たり前になり、その旨が車内にも掲示されているが、平成筑豊鉄道の列車でもその旨が。鉄道車両でもそれに類似する装備は搭載しているが、防犯カメラでも設置していない限りはその掲示はない。平成筑豊鉄道の列車でも防犯カメラは搭載済みで、これも大きく書いてある。
お客は15人ほどで、ロングシートの一部が空席。初乗りでも220円もするのが高いように感じたが、お客の動きは激しく乗り降りが目立つ。
駅間が短い事も特徴で、1km弱でもう次の駅だ。

★平成筑豊鉄道のゆるキャラ「ちくまる」

↑金田で糸田線に乗り換える。別列車扱いのため、乗車券を運転士に見せて検札印をもらってからの乗り換えだ。
金田は車庫を兼ねているようで、ホームの横には広大な留置線があった。止まっているのは単行の気動車だらけであった。

↑地下道を通って乗り換える。意外と距離があって、撮影しながらだと5分はあっという間だ。

↑15:59発の325D田川後藤寺行きは、400形の411。235Dと全く同じ車両であるが、車体にはキャラクターが描かれていた。これは「ちくまる」と言う平成筑豊鉄道のゆるキャラであった。売出し中のようで、どうやらLINEスタンプもあるらしい。
糸田線は支線的な感じで、曲線が多く、キツく曲がる。要は急カーブが連続するわけだ。住宅街や幹線道路が近くにはあって、人口が多い地域。やはりどの駅でも人の動きがあるが、一方的な下車で、乗車するお客はほとんどいない。
田川後藤寺に向かってはお客が減るばかりであった。
伊田線では、MrMaxの冠を付ける駅が多く、豊前大熊、大藪、田川後藤寺。

↑JR九州との中間改札がなく、直接ホーム内で連絡する事が出来る構造の田川後藤寺。立場的には自社の宣伝は大きく出来ないが、駅名表にはしっかりと「MrMax田川後藤寺」と記されていた。

6回目に続く。(12月25日公開、下記リンクをクリック)

【2017年3月乗車記/鉱山のど真ん中を通る後藤寺線】九州浪漫鉄道物語 ⑥

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KH8000

普段当たり前のように乗っている鉄道、バス、クルマは、意外と深い所まで知らない人が多いのではなかろうか? 例えば「何で大雨が降ると電車が止まってしまうのか?JRは簡単に止まるのに、私鉄が止まらない!その差は何か?」と素朴に感じるみなさんが知りたい”今話題のネタ”を、テレビ・新聞・SNSよりも詳しく、わかりやすく、深くしゃべり倒す!

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