【新幹線や特急でワープするのはアリ?】青春18きっぷ使い方の極み③

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青春18きっぷの使い方として、新幹線や特急には乗れない!特急や新幹線に乗る場合は原則別途料金が必要。つまり課金する事になる。時間の都合等で青春18きっぷで乗車したが、一部区間を特急や新幹線に乗る「ワープ」は果たしてやり方としてアリなのか?検証する。このブログを読めば青春18きっぷの事がいろいろわかる!

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【基本的な使い方を詳しく解説】青春18きっぷ使い方の極み①

【応用編/利用中にトラブルがあったら?】青春18きっぷ使い方の極み②

★「青春18きっぷ」だけで乗車する事が現実的に不可能な区間がある?

繰り返しになるが、「青春18きっぷ」では新幹線、特急、会社線(私鉄)には一部の例外を除き乗車出来ない。でも「時刻表」をよ~く見ていると、明らかに普通・快速よりも特急が多く、中には並行する新幹線の方が便利の場合もある。それが下記の路線と区間

【普通・快速列車の本数が少なく、特急や新幹線の方が本数が多い路線と区間】

◆日豊本線(佐伯~延岡)

◆山口線(山口~益田)

◆山陰本線(福知山~城崎温泉、鳥取~米子~出雲市)

◆伯備線(新見~米子)

◆予讃線(主に愛媛県内)

◆土讃線(琴平以南の非電化区間)

◆高徳線(全線)

◆紀勢本線(多気~新宮~紀伊田辺)

◆高山本線(美濃太田~富山)

◆身延線(富士宮~甲府)

◆上越線(水上~越後湯沢・上越国境)

◆奥羽本線(福島~米沢・山形新幹線)

◆羽越本線(村上~秋田)

◆田沢湖線(全線・秋田新幹線)

◆函館本線(函館~長万部・岩見沢~旭川)

◆宗谷本線(名寄~稚内)

◆室蘭本線(長万部~東室蘭~苫小牧)

◆根室本線(新得~帯広~釧路)

↑これはあくまでも私見や過去の経験に基づき作成したが、上記路線と区間については、「青春18きっぷ」だけで乗車するのが難しい事で有名。他に移動する手段がないのか?と言うと「ない事はない」が答え。但しそれは青春18きっぷの利用が出来ず、別途費用が必要(以下「課金」と称する)。

特に難しいのが日豊本線の「宗太郎越え」と言われる所で、ここは大分~宮崎県境の山深く、人口も少ないので利用が昔から少ない。2018年春のダイヤ改正では、JR九州の合理化対策とも重なり実質的に1日1往復と言うダイヤになっている。それに乗るためにわざわざ時間を合わせないといけないため、旅行計画が大きく制約される。

↑一方で特急は1時間に1本程度は運行されているため、「宗太郎越え」する列車自体が極端に少ないわけでもない。それならば、佐伯や延岡までは青春18きっぷを使用→「宗太郎越え」の区間のみ別料金を支払って特急を使う・・・と言うのが、上手な乗り方だ。

上記区間を見ると県境付近が多くを占める事がお分かりだろう。特に四国では県境付近の普通列車本数を減少する動きがあるので、・・・

結果として短区間であっても特急利用が有利と言う事も今や増加している。

上記区間であっても普通列車もそれなりの本数(山陰本線や身延線等)あるが、特急と比べると極端に時間がかかる事があるため、「時間短縮効果」は大きい。

【時間短縮効果とは?】

↑例えば、鳥取→米子を普通列車(各駅停車)だけならばバラツキはあるが、約90kmの距離を3時間もかかる。快速「とっとりライナー」(青春18きっぷで乗車可能)ならば1時間40分前後かかる。一方で特急ならば1時間前後である。

すなわち、普通列車と特急の所要時間差は2時間。特急に乗車する際に必要な金額は2,900円(自由席利用)である。2時間の時間短縮効果を2,900円で買うのだ。

しかし、青春18きっぷは1日(1回)あたり2,400円なので、これと比較すれば高い。

値段or時間短縮効果

どちらを選択するか?である。
「1円でも安く乗りたい!」のであれば前者、「時間の都合で急いで行きたい!」のであれば後者となる。例外はいくらでもあるが、ずっと普通・快速に乗り続けた場合×途中で新幹線や特急でワープした場合、距離と短縮時間と別払いする値段の関係は概ね下記の通り。

(ワープ距離 短縮時間 値段の順番)

100キロまで、1~2時間程度、3,000円程度

200キロまで、2~4時間程度、6,000円程度

300キロまで、3~6時間程度、9,000円程度

・・・300キロ以上のワープは、時間短縮効果は大きいが、値段と言う面では実質的に「青春18きっぷを持たずに新幹線や特急に乗っているのと同じ」であるため費用削減効果は薄くなる。

下手すれば、青春18きっぷの1日分(1回分)の金額が極端に安くなるため、それならば「全乗車区間定価できっぷを買った方が安い」となってしまう。これだと青春18きっぷのメリットが完全に打ち消されてしまう。

すなわち青春18きっぷを使わずに、何円までだったら課金が許されるか?だ。

これはご自身の経済状況やその日の予定と要相談した上で、決めると良いだろう。

【変わったワープの方法もある】

↑私は「送り込み」と称するが、夜行バス(写真は静岡→横浜・東京で夜行移動する際によく使う「ドリーム静岡・浜松号」)で移動して、翌朝は途中から青春18きっぷを使用すると、この日は効率的に乗車する事も出来る。

夜行バスと一言で言ってもピンからキリで、東京~大阪のJR夜行高速バス「ドリーム号」では、3,500円~18,000円とバラバラだ。この分の値段は「安く旅行(乗車)する」と言う考えから反してしまうが、翌日が効率的に多くの場所へ行けるのであればその分の別料金負担はヨシとしている。

「行先がどこであっても青春18きっぷだけで行く!」と言うのは、乗車距離によっては難しい事もあったりする。これについては次回詳述しようかと思っているが、例えば東京~札幌を1日で行けるかと言ったら、それは無理。最低でも2日間はかかる。それでも良いのであれば良いのであるが、宿代は別途必要。

【普通列車の本数が多く、新幹線も多いのに、青春18きっぷ利用が嫌がられる区間】

◆東海道本線(熱海~静岡~豊橋)

↑これはかなり特殊なパターン。関東地方にお住いのみなさんのブログ等を読んでいると・・・

「静岡は関所だ~!」

「ロングシート地獄だ」

「クロスシートやボックス席を入れろ!」

「快速列車を走らせろ!」

と言う声が多数。

それもそのはず。写真の313系、211系はオールロングシート。長時間乗車する事を前提にしていない。211系についてはトイレもない。

名古屋地区のように転換クロスシートを連結した車両は掛川~浜松~豊橋では一部であるが、熱海~掛川ではほぼ全列車がオールロングシート!

「こんな車両に、3時間も乗っていられるか!」

と言う話である。

しかも、ダイヤは”ぶつ切り”。昼間の場合、熱海~島田、興津~浜松、浜松~豊橋と言う形で運行しているため、少なくても2回は乗り換えが必要だ。そのため下り(大阪方面)だと興津、上り(東京方面)だと島田で始発列車の着席を狙って大量に下車する事がある。

↑朝、夜間には「ホームライナー」(373系・乗車整理券320円必要)が運行されているが、主に朝は浜松→静岡⇔沼津、夜は沼津⇔静岡⇔浜松となる。(⇔は上り、下りとも運行) 全体で見れば決して本数は多くないため、結局基本的には普通列車を使うしかない。 ”関所”である静岡県内を東海道線だけで抜けるには、最速でも3時間は必要。ならば、新幹線でワープとなる。

↑「こだま」は1時間あたり2本程度運行しており、三島~静岡、静岡~浜松では自由席に限り特定特急券(通常よりも安い特急料金を適用)になるので、2,000円前後で新幹線に乗れる。時間短縮効果は概ね1時間程度である。

これが熱海~豊橋の東海道線静岡地区を完全に新幹線でワープする場合も「こだま」が使えるが、値段が一気に跳ね上がり5,950円(自由席利用)かかる。もし私ならば、三島~静岡、静岡~浜松と言った短い距離でワープせずに、熱海~豊橋の200キロ以下の距離でワープした方が時間短縮効果が大きく、効果的と思っている。値段は安くないが。

乗り換えが多数生じる事、オールロングシートの各駅停車ならば、嫌われて当然だ。新幹線ワープの値段も一部区間では安い事もあるので、熱海~豊橋を”通し”で東海道線に乗らない人も多いようだ。

東海道線静岡地区での長距離移動はしんどいと感じる。

これが各駅停車しかないダイヤでも、313系5000番台(オール転換クロスシート)があれば、多少は話が変わってくるだろう。

【在来線が遠回りするため、直線的な新幹線の方が良い場合も】

◆山陽本線(広島~徳山)

↑これは、山陽本線と岩徳線の関係を考えるとわかる。山陽本線は岩国から先は海沿いの柳井経由、それに対して岩徳線と新幹線は内陸部を直線的に進むため、結果的に岩国~徳山は前者の方が21キロほど長い。本数は前者の方が多いが、距離が長い分時間がかかる。特に徐行する区間もないが、広島~徳山は山陽本線では約2時間かかるが、新幹線では30分程度。1時間30分の時間短縮効果は大きい。

【第三セクター区間では、新幹線ワープしても第三セクター線と運賃が変わらない?!】

◆青い森鉄道線~IGRいわて銀河鉄道線(青森~盛岡)

↑実は第三セクター線と新幹線を比較すると、そんなに値段が変わらない事もある。

運賃を八戸で切って計算すると・・・

青森~八戸=2,320円

八戸~盛岡=3,110円

合計=5,430円

この間3時間半~4時間程度かかる。
では、東北新幹線を使った場合はどうか?

新青森~盛岡の運賃=3,080円

同区間の立席特急券=2,640円

合計=5,720円

この間50~60分程度で行ける。

値段差がほとんどない上に、相当大きな時間短縮効果を得られるため、あえて第三セクター線を選ぶ必要もなくなる。
なお、北陸新幹線との並行在来線はほとんどが第三セクター線になっているが、横川~軽井沢では鉄道が通っていない(JRバス関東の路線バスになるが本数は少ない)ので、事実上新幹線しか移動手段がない区間も存在する。金沢~直江津に関しては、第三セクター線の方が運賃が安く、新幹線の方が高い。

★まとめ

青春18きっぷを使用+時間短縮したい!場合には、ある程度の追加料金を支払う事(課金が必要)は覚えておきたい。

では、費用対効果とか時間短縮効果はどのくらいが相場か?と言われると、ワープ距離(新幹線や特急に乗車)200キロ未満、時間短縮効果1~3時間程度、追加料金6,000円以下と言った所であろう。

ワープ距離、追加料金がこれよりも長く(高く)なると、格安の青春18きっぷを使用している意味が薄くなるので、注意されたい。

漠然と新幹線や特急でワープするのではなく、費用対効果×時間短縮効果の”天秤にかける”ことが大切。そこで「どこまで青春18きっぷを未使用が許せるか」を考えるべきだ。

私としては、「ワープは邪道だ!」と考える傾向。1円でも安く、青春18きっぷを使用の乗車距離を増やす事を至上命題としている。

そのため、普通に乗車券を購入しても片道3,000円程度ならば、「青春18きっぷを使用がもったいない!」と思う。

とは言っても、時間の都合、乗り換え列車の都合等でどうしてもワープしないと行けなくなる事はある。その場合は仕方なく追加料金を払って、「200キロ以下、6,000円以内」を前提にワープする。この枠を大幅に超過(例えば、岡山~静岡、東京~仙台・新潟を新幹線ワープ)と言う事もある。

「ワープは邪道だ」と考える私は、”耐久レース”と称する1日に最長何キロ乗車出来るか?よくやった。漠然と考えるだけでは満足に出来ない事が多く、事前に何回も何回も時刻表でいろんな経路を考えては却下、考えては却下の繰り返し。

そしてようやく「これだ!」と言うものが見つかると実行に移していた。ここまで来れば、「どこまで時刻表を使いこなすか」と言う事になってなるし、それこそが本当の「乗り鉄」だと私は思う。

今回のタイトルにしている「青春18きっぷの極み」(極めている)になっている。次回はこれについて書こう。

4回目に続く(下記リンクをクリック、12月14日公開)

【1日に最長何キロ乗れるか?】青春18きっぷ使い方の極み④



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KH8000

普段当たり前のように乗っている鉄道、バス、クルマは、意外と深い所まで知らない人が多いのではなかろうか? 例えば「何で大雨が降ると電車が止まってしまうのか?JRは簡単に止まるのに、私鉄が止まらない!その差は何か?」と素朴に感じるみなさんが知りたい”今話題のネタ”を、テレビ・新聞・SNSよりも詳しく、わかりやすく、深くしゃべり倒す!

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