【御殿場線下曽我駅下車→ちゃんとした受付?→E231系等の車両展示】JR東日本国府津車両センター(横コツ)一般公開を見る①
JR東日本横浜支社は、2019年10月26日(土)東海道線や相模線の車両が所属する国府津車両センター(横コツ)「国府津車両センターファミリーフェア」として一般公開した。毎年1回10月後半の土曜日に開催される事が恒例で、私は意外にも初めての横コツの中を見る事が出来た。下車駅は東海道線の国府津駅(JT14)と思いきや御殿場線の下曽我駅(CB01)だった
もくじ
★国府津車両センター(横コツ)に行くのになぜかJR東日本の東海道線に乗らず、JR東海の御殿場線だけで行く?!
【乗車日】2019年10月26日(土)
【列車番号】2536M(御殿場線国府津行き)
【時刻】沼津(CB18)8:48→下曽我(CB01)10:16
【車両】313系2600番台N7編成(3両)

↑沼津から久しぶりに乗った御殿場線。路線記号「CB」が2018年に付与されてからは意外にも初めて乗る。沼津~御殿場間は2年ほど前に乗った事があるが、御殿場から松田・国府津方面となると2014年11月の371系ラストラン以来ナント!5年ぶりであった。
313系3000番台のボックス席に乗れるものかと思いきや、やってきたのは313系2600番台のオールロングシート車。東海道線静岡地区でもおなじみの車両で、結論から言ってこの日はボックス席がある車両に乗る事は一切出来なかった。
国府津車両センター(横コツ)は東海道線の国府津駅が最寄り・・・だと普通は思う。しかし全線単線のはずの御殿場線が下曽我~国府津(CB00)間に限り複線のように見える。これは単線並列の関係で、東側の線路が御殿場線、西側の線路が国府津車両センター(横コツ)に入出庫するために使う線路なのだ。後者は業務用として使うため、お客を乗せた列車が通る事はない。御殿場線の線路はJR東海、国府津車両センター(横コツ)に入出庫するための線路はJR東日本と管理する会社さえも違う。線路上におけるJR東海とJR東日本の会社境界(この場合は資産境界とも言う)は、国府津駅構内の下曽我方にある第一場内信号機である。国府津車両センター(横コツ)は国府津駅から離れた場所にあり、国府津駅からだと約3キロほど。列車で来る場合は御殿場線の下曽我駅が最寄りとなるが、それでも約1キロほど離れている。

↑下曽我駅で下車。富士山も小さくだが雪をかぶった様子が見える

↑下曽我駅でも交通系ICカードが使える。松田・山北・御殿場方面に対して使えるが、国府津・平塚・横浜・東京方面に対しては使えない。2021年春からは隣の国府津駅まで使える予定だ。


↑静かな雰囲気の駅。有人駅でJR全線きっぷ売り場(みどりの窓口)もある。JR東海の在来線では最東端の駅で、運転上も重要な駅だったりするので、営業形態は直営だ。国府津車両センター(横コツ)は下曽我駅からは見えない。下曽我駅でまとまって下車したお客は、ほとんどが国府津車両センター(横コツ)に行く人だったのでその列に着いて行く。約1,3キロ20分ほどで住宅街の中を歩く。
★ちゃんとした「受付」がある

↑国府津車両センター(横コツ)に着いた。道路は高い所にあって、国府津車両センター(横コツ)に入るには下り坂を下がる。すでに入口付近にはJR東日本の制服を着た社員が数人誘導している。国府津車両センター(横コツ)の敷地の横は御殿場線の線路が通るが、その間は頑丈な柵で仕切られている。

↑受付があった。他社の車両基地では比較的自由に入る事が出来るが、国府津車両センター(横コツ)では敷地内に入ると、キッチリと指定された列に並ぶように誘導されて、下り坂を降り切った所にあるテントが受付。ここでJR東日本横浜支社所属のE259系成田エクスプレスと651系伊豆クレイルが描かれた手提げ袋をもらう。その中には同支社管内で運行している車両(南武線のE233系8000番台、鶴見線205系等)が描かれてたクリアファイル、さらにクリアファイルの中には同支社のマスコットキャラクター「ハマの電チャン」と国府津車両センター(横コツ)所属のE233系3000番台が描かれた白黒の紙。後で「ハマの電チャン」とE233系をクレヨンや色鉛筆等で塗れるようになっていた。つまり受付がある理由は、これらグッズを渡せるようにするためだった。事前に聴いていた話では「グッズをたくさんもらえる」と。この事だったのだ!
★205系500番台、E231系1000番台、E233系1000番台の車両展示

↑最初に向かったのは車両展示。左側からE233系3000番台E15編成、E231系1000番台のK04編成とS31編成。E編成とK編成は基本編成と言われるグリーン車連結の10両で、S編成が付属編成と言われる5両編成だ。

↑E233系3000番台E15編成

↑E231系1000番台K04編成とS31編成。
いずれもサボや列車番号表示もされており、E233系は「特別快速国府津」E231系K編成は「通勤快速宇都宮線」となっていた。列車番号は形式的に表示しているようなもので、E233系は「1234M」、E231系K編成は「8888M」となっていた。

↑E231系S31編成の隣(写真右側)にもE231系が数編成止まっているが、これは展示車両ではなく、洗車が終了し窓や車体を拭く場所である。

↑相模線の205系500番台も展示。この車両も国府津車両センター(横コツ)所属なのだ。

↑205・E233・E231系が勢揃い。色や形が異なる相模線の205系500番台はかなり目立つ存在だ。
★屋根つきの車庫にあった215系は休憩用車両


↑215系が屋根つきの車庫に止まっていた。「ホリデービューやまなし」とも表示。今やこの列車か朝や晩のライナー列車しか定期運用が存在しない。オール2階建ての215系であるが、屋根つきの車庫の高さは2階建て車でも十分入る事が可能になっていた。


↑215系は休憩用の車両として車内に入る事が出来た。

↑8号車の1階車両で休憩する。車内からピットの様子を見るのはなんとも新鮮な気分だ。215系休憩車両に入る事が出来るのは、前側の10~8号車のみ。昼前なのでまだ休憩している人は少ない。215系の珍しい構造の車内を撮影する人の方が多く、これが自由に出来るのも車両基地公開イベントならではだ。
2回目に続く(下記リンクをクリック、12月13日公開)
【表札、軌陸車、連結装置、感電体験、車両のトイレ】JR東日本国府津車両センター(横コツ)一般公開を見る②
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