【基本的な使い方を詳しく解説】青春18きっぷ使い方の極み①

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青春18きっぷの基本的な使い方とは?意外と知らない人が多いかもしれない。利用可能期間、金額、販売場所からどんな列車に乗れて逆にどんな列車に乗れないのか?まで青春18きっぷの基本的な使い方について詳しく説明!このブログを読めば青春18きっぷの事がいろいろわかる!

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安く旅行するための割引きっぷとして巷では知られているが、基本的な使い方は知っていても、応用的な使い方となると意外と知らない人が多い。

鉄道ファンの中には乗車を専門分野とする「乗り鉄」と言う人たちに言わせると、「18きっぷで1日に何キロ乗るか?」を至上命題にして他人よりも1キロでも1駅でも多く乗る事を競うような事も行われている。

利用実態としてはこのようなやり方か、帰省や所用で単に自宅と目的地を往復するだけの利用も少なくないと思うが、本当の利用実態は不明だ。そこで、「青春18きっぷ使い方の極み」と言うタイトルで数回にわたって、いろんな視点から書いて行きたいと思う。みなさんが「俺ならばこうする!」等の意見や感想を披露されたい。

★「青春18きっぷ」の基本的な使い方

まずは青春18きっぷの基本的な使い方から説明する。実は毎年微妙にルールが変更されており、2019年度も変更になった点がある。ここでは買い方から乗車時の使い方まで、「基本」となる点を書く。「応用」となる点は次回以降に書く。

【利用可能期間は?】

例年2月上旬に翌年度(つまり3月以降)の「青春18きっぷ」の利用可能期間、値段、使い方などについてJR(旅客鉄道会社)各社のホームページ、駅頭や車内のポスターで案内される。2019年度の「青春18きっぷ」の利用可能期間は下記の通りである。

(春)3月1日~4月10日

(夏)7月20日~9月10日

(冬)2019年12月10日~2020年1月10日

期間中であれば、いつでも(毎日)利用可能。

JRの企画きっぷではお盆期間中(8月10日~8月19日または8月11日~8月20日)、年末年始期間(12月27日~1月6日)は「除外日」と言う扱いで利用そのものが出来ない事もあるが、青春18きっぷでは利用期間中であれば除外日は設定されていない。

また利用する日は「連続する必要がない」のも大きな特徴。例えば1回目は12月10日、2回目は12月17日、3回目と4回目は12月31日~1月1日にかけて、5回目は1月7日・・・と言う使い方をしても良いのだ!

【値段】

12,050円

2019年10月の消費税増税に伴い、青春18きっぷの値段が11,850円→12,050円に値上げされた。値上げされた12,050円は2019年冬の青春18きっぷから適用となる。

5日分(5人分、5回分)使う事が出来る。

1日(1人、1回)あたり2,410円である。

単純計算すると12,050÷5=2,410円となる。

つまり1日(1人、1回)あたり2,410円払うだけで、旅客鉄道会社(JR)全線の普通・快速列車に無制限で、乗れるところまで、行ける所まで、何回も乗り放題なのだ!

但し実際の販売単位は、「5回1セット12,050円」で、1回分だけの販売はしていないので注意が必要。

【購入可能な場所は?】

「青春18きっぷ」はJR(旅客鉄道会社)のきっぷなので、JR各駅にある有人きっぷ売り場「みどりの窓口」(JR東海では「JR全線きっぷうりば」と称する有人窓口)となる。JR東日本やJR西日本等の一部旅客鉄道会社では、「指定席自動券売機」でも購入可能だ。

「みどりの窓口」では、窓口担当者に「青春18きっぷを○枚ください」と言うだけで、すぐに出してもらえる。「指定席自動券売機」では、機種や社によって多少異なる点もあるが、概ねトップ画面にある「おトクなきっぷ」をタッチ→その中にいろんなおトクなきっぷが出現→「青春18きっぷ」を選択→お金を入れる・・・と言う流れだ。

市中にある「金券ショップ」等でも青春18きっぷは販売されているが、私としては公式な窓口(みどりの窓口等)で購入する事をオススメする。また、JR東海では指定席自動券売機での販売はない事が多く(一部販売している駅もある)、「JR全線きっぷうりば」(=みどりの窓口)での購入が基本となる。

購入可能日は各期間の利用可能期間開始10日前(夏季に限り20日前)から利用可能期間終了10日前まである。すなわち、夏季では7月1日~8月31日、冬季は12月1日~12月31日である。

【乗車する際に行う事は?】

前述のとおり、乗車する日に最初に行う事は改札である。これは普通の紙のきっぷ、Suica等の交通系ICカードでも同じ事だ。紙にきっぷは自動改札機に投入(それがない駅は駅員にきっぷを渡す)、ICカードならば改札機の所定の場所にタッチする流れになる。

意外と知らない人が多いが、青春18きっぷは自動改札機が一切利用出来ない。必ず、有人改札を通る。

↑これが「青春18きっぷ」の実物。大きさ的に自動改札機に入らない。大きいきっぷなので、財布に入らない場合は駅で配布している紙の「きっぷ入れ」を活用すると良いが、紛失のリスクも高いので注意されたい。写真のように実際の乗車時には、「日付+駅名(または乗務員の所属区、写真の1・2回目は車内で車掌に申告したため「米子車掌区」となっている)」の入ったハンコ、すなわち「日付証明」が必ず必要になる。ではどうやって?

有人改札では駅員に、「○回目を使う」「○人で使う」と言う事を伝える。青春18きっぷは、1枚で最大5人まで同時利用可能なため、複数人数で利用する場合には事前の人数申告が必要になるのが、普通のきっぷとの大きな違いだ。駅員は、人数に応じて空いているマス(1回目、2回目等)に「検札印」を押す。「検札印」の内容は、「駅名と日付」が必ず書かれている。押してもらうと入場(ホームに入る事)が可能になる。

下車する駅では、駅員に青春18きっぷを見せるだけである。最近は不正利用が多いのか?JR各社とも下車時の確認が厳正となっており、「利用しているお客の人数」、「利用回数」、「今日の日付が押されているか」について、しっかり見てくる。昔は、青春18きっぷを見せただけで、これらをしっかり見ずに、「は~い」とロクに挨拶もしない駅員(特にJR東日本やJR東海)も多かったが、最近ではお客からの苦情も多いためか?少なくなっている。

しかし、必ずしも最初に乗車する駅が有人駅とは限らない。むしろJR全体で見ても有人駅よりも無人駅が多く、駅で検札印をもらえない事が増えている。その場合はどうすれば良いか?

とりあえず、列車に乗車。車掌が乗務しているのであれば、車掌に日付証明を依頼する。車掌が行う日付証明は2種類ある。1つ目は駅と同じ検札印を所持しており、それを青春18きっぷの所定の場所に押す。(上記写真参照)

2つ目は車掌が直接青春18きっぷの所定の場所に”手書き”で日付等を記入する。書式としては「○月○日、○○○M(D)、レチ、印」となる。「印」は車掌の名字が入った一般的なシャチハタで、これで効力が生じることを示す。
但し”手書き”となるため、どうしても時間がかかる。青春18きっぷの日付証明をする人が殺到した場合、山手線のように発車したらすぐに次の駅と言うような路線では、日付証明する事自体を拒否する事もある。
ワンマン列車(車掌が乗務していない列車)では運転士から行う事になっているが、やはり前述の理由で日付証明を拒否される事もある。

青春18きっぷの日付証明は必ずしも、乗車駅や乗車列車でないとダメと言う事ではない。下車駅で日付証明(検札印を押してもらう)しても良いのだ。例えば、乗車駅は無人駅であったが下車駅が有人駅ならば、下車駅で「日付証明を受けていなかった(今日の日付を押してもらっていなかった)ので、○回目(○人分)押して欲しい」と申し出れば、それで問題ないのだ。

【乗車可能な列車は?】

「JR(旅客鉄道会社)在来線全線の普通列車(各駅停車)、快速列車に限り乗車可能」

いわゆる「鈍行」(どんこう)であれば、JR全線終日乗り放題!青春18きっぷが使えるのだ!

↑例えば、仙石東北ラインのような「特別快速」

↑京阪神地区で運行している「新快速」

↑単なる「快速」(写真左側のみ)も

↑もちろん一般的な「普通列車」(各駅停車)

↑ワンマン列車も

↑大船渡線・気仙沼線のBRTも可能。これは路線バスの一種、両線の実質的な鉄道の代用であるが、JR東日本は「2020年11月13日をもって大船渡線・気仙沼線のBRTは当社の鉄道事業として廃止する」と表明した。これにより2020年冬以降の青春18きっぷは、乗れなくなる可能性がある。正式発表が出ていないので不明確な点も多く、近くになれば詳しい事は発表されるだろう。

・・・上記写真の列車は青春18きっぷで乗車する事が可能だ。「新快速だから乗れない」と言う事はない。それ以外にもJR西日本宮島フェリー(広島県の山陽本線宮島口から安芸の宮島までの航路)も乗車可能。

↑但し「ムーンラインながら」や「SLばんえつ物語」や「リゾートしらかみ」(写真)等の指定席を連結している列車については、別途指定席券(概ね520円程度)が必要だ。逆に言えば指定席券さえ購入出来れば乗車券は青春18きっぷで大丈夫だ。

上野東京ライン、湘南新宿ライン等のグリーン車については、全席自由席のため別途Suica等でグリーン券を購入すれば乗車可能だ。

↑静岡地区では朝と夜に「ホームライナー」(写真)、東京地区では「湘南ライナー」等の列車も、別途乗車整理券、ライナー券を購入すれば乗車可能だ。

すなわち、列車種別が「普通」「快速」であれば、一部の例外を除きほぼ全ての列車に乗車可能(青春18きっぷが使える)と思って良い。

【普通・快速列車でも乗車出来ない列車は?】

↑岡山~高松の「マリンライナー」は注意が必要だ。

平屋の自由席はもちろん、青春18きっぷでも乗車可能。

注意が必要なのは写真の2階建て車両。

1階は「普通車指定席」のため別途指定席券を購入すれば乗車可能。

しかし、運転席前の座席と2階は「グリーン車指定席」のため、青春18きっぷでは乗車出来ない。この場合は別途乗車券が必要になる。

↑他に有名なものだと、土日祝日に中央本線の新宿~小淵沢で「ホリデー快速ビューやまなし」(215系)のグリーン車も指定席のため、青春18きっぷでは乗車出来ない。

ややこしいが、「グリーン車自由席」ならば乗車出来る。

【乗車出来ない列車は?】

↑新幹線(但し北海道新幹線の一部を除く。詳細は後術)

↑特急列車(但し一部の例外を除く。詳細後術)

↑急行列車(写真は「急行はまなす」廃止済み。例外なく乗車出来ない)

↑JR以外の私鉄各社(以下、「会社線」とする。但し一部の例外を除く。詳細後術)

↑JR高速バス、JRバス(日高本線の一部区間で見られる「列車代行バス」を除き、JRバス各社による定期運行の路線は例外なく乗車出来ない)

・・・これらの鉄道、バスに乗車するためには、別途運賃・料金が必要である。

【例外的に乗車出来る新幹線・特急・会社線は?】

・・・最初に断わると、これについてはルールが複雑で、最近は毎年ルールが変更になっている。

①例外的に乗車出来る新幹線

↑北海道新幹線の奥津軽いまべつ~木古内の1駅間に限り、「普通車の空席」を利用出来る。グランクラスやグリーン車には乗車出来ない。但し北海道新幹線特有の注意点がある。それは青春18きっぷ単体では乗車出来ないと言う事だ。別途料金が必要なのだ。それが、「青春18きっぷ北海道新幹線オプション券」と称するきっぷが必要だ。

【青春18きっぷ北海道新幹線オプション券の特徴は?】

◆利用期間・発売期間・・・青春18きっぷと同じ

◆有効期間・・・利用当日限り

◆値段・・・2,490円(1人あたり、大人・子供同額、2019年冬の青春18きっぷからの値段)

◆購入場所・・・青春18きっぷと同じ

◆効力・・・北海道新幹線は奥津軽いまべつ~木古内、道南いさりび鉄道線(旧JR北海道の江差線。北海道新幹線開業で並行在来線として扱われJRの路線でなくなった)の片道のみ利用可能。同じ日に同区間を往復する場合は、オプション券をもう1枚購入しないといけない。

◆乗り換え駅と経路・・・JR東日本の津軽線津軽二股駅⇔JR北海道の北海道新幹線奥津軽いまべつ駅⇔北海道新幹線乗車⇔北海道新幹線の木古内駅⇔道南いさりび鉄道の木古内駅⇔道南いさりび鉄道の五稜郭駅

◆途中下車・・・不可(但し津軽二股、奥津軽いまべつ、木古内を除く)。した場合は乗車全区間の正規運賃等が必要

◆注意点・・・北海道新幹線は奥津軽いまべつ駅or木古内駅の両駅から乗車・降車しないといけない。それ以外の駅が乗車・降車になった場合も正規運賃等が必要。例えば、乗車は新青森駅、降車は木古内駅、乗車は盛岡駅、降車は新函館北斗駅・・・等の乗り方の場合は無効となる。

◆使い方・・・1人1枚必ず必要。もちろん青春18きっぷ本体も必要。

◆時刻・・・津軽線、奥津軽いまべつ駅と木古内駅の両駅に停車する新幹線列車、道南いさりび鉄道の三者とも運行本数が少ない。実質的に乗車出来るパターンは1日に3往復程度しかない。

②例外的に乗車出来る特急列車

↑石勝線の新夕張~新得は、普通列車が1本も運行されていない。同区間に限り例外的に青春18きっぷで乗車可能。普通車自由席(1両か2両しか連結されていないが)に限り乗車可能。

↑宮崎空港線に入る787系。写真は南宮崎~宮崎空港で間合い運用で運行する普通列車であるが、同線と日豊本線を合わせた宮崎~宮崎空港についても、普通車自由席の特急列車(にちりん、ひゅうが等)にも乗車可能。同区間は普通列車も運行されているが、本数は60分/本程度。特急も同程度の本数であるが、両者を合体すれば30分/本程度になるため、比較的本数が増加。お客が便利に使ってもらえるように、例外的に特急に乗車出来る区間が設定されている。同区間以外には・・・

◆奥羽本線の青森~新青森

◆佐世保線の早岐~佐世保

・・・も同様のルールが適用される。また、奥羽本線の上記区間は「リゾートしらかみ」等の全車指定席の快速列車についても指定席券なしで乗車可能であるが、着席出来るのは空席に限る。北海道新幹線と同様に、1駅でも乗り過ごすと全区間の正規運賃等が必要になる。上記以外の区間では特急列車に乗車する事が出来ない。

③例外的に会社線に乗車出来る場合

↑青い森鉄道(旧東北本線)は、実質的にほぼ全線青春18きっぷだけで乗車可能。
青森~野辺地~八戸に限り、青森と野辺地と八戸を除き、途中下車せずに乗車する場合に限り乗車可能。途中下車する場合(例えば浅虫温泉や三沢等)は全区間の正規運賃等が必要である。

↑複雑なのが北陸地区。旧北陸本線である金沢~直江津については下記の通り。
◆金沢~津幡(IRいしかわ鉄道線)は、青春18きっぷで乗車可能。但し途中下車できない。
◆津幡~高岡(IRいしかわ鉄道線、あいの風とやま鉄道線)は、青春18きっぷで乗車出来ない。
◆高岡~富山(あいの風とやま鉄道線)は、青春18きっぷで乗車可能。但し途中下車できない。
◆富山~糸魚川~直江津(あいの風とやま鉄道線、えちごトキめき鉄道日本海ひすいライン)は、青春18きっぷで乗車出来ない。

すなわち、乗車出来る区間と乗車出来ない区間が細かく分かれているのだ。

「部分的な乗車」は前述で繰り返している通り、青春18きっぷで乗車出来ず、乗車全区間の正規運賃等が必要。よくありがちなのが、金沢~富山の利用。この場合は事前に金沢~富山の正規運賃(1,240円、2019年10月1日以降の運賃)必要だ。特に車掌が必ず乗務する金沢~石動においては、検札を強化している。さらにその先のえちごトキめき鉄道日本海ひすいライン(越中宮崎以東)でもワンマン列車と称していても、実際には検札要員の車掌が抜き打ち的に乗務している事が多い。そのため、”徴収漏れ”は発生し難いと考えるべきだ。
例えば、金沢発富山行きの列車に途中下車せず乗車し、金沢~津幡と高岡~富山の分は青春18きっぷで乗車、津幡~高岡の分だけ正規運賃等を支払うと言う事は出来ない。もしそれをやりたい場合、津幡駅で下車して改札口の外に出て高岡駅までの乗車券を購入し、別の列車に乗車して高岡駅で下車して改札口の外に出て青春18きっぷで入場して、別の列車に乗車して富山駅へ向かう・・・と言う乗り方になる。

★基本的な使い方のまとめ

すなわち、JR在来在来線全線の普通・快速列車に青春18きっぷで乗車する事が出来る

例外的にグリーン車指定席に乗車出来ない事もあるが、一部では新幹線や特急や会社線にも乗車出来る。どのような乗車をしても問題なく、最初から「○○駅から乗車、××駅で降車」と正規の乗車券のように明確な乗車区間の指定も不要だ。途中下車(改札口の外に出る事)、折り返し乗車も自由自在。次回は、人身事故や大雨等による輸送障害時の取り扱い、払い戻し、等の「応用」について申し上げる。なお、記述に対する誤りや意見や感想等あれば、コメントされたい。

2回目(応用編)は下記をリンクをクリック

【応用編/利用中にトラブルがあったら?】青春18きっぷ使い方の極み②

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