【作業車と213系・311系・313系・キヤ95系・キヤ97系の車両展示】JR東海大垣車両区(海カキ)初めての一般公開を見る②
2019年10月乗車記。JR東海大垣車両区(海カキ)の一般公開を見る。軌陸車や架線点検車の作業車の展示に続き、213系、311系、313系、キヤ95系、キヤ97系と言った車両の展示!そこには特製のヘッドマークが装着!毎度恒例のサボ回しや鉄道の仕事体験まで質が濃い内容!
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【元セントラルライナーの313系8000番台も登場?!/さわやかウォーキングのコースに従い歩く】JR東海大垣車両区(海カキ)初めての一般公開を見る①
【訪問日】2019年10月14日(月・体育の日・鉄道の日)
【場所】JR東海の大垣車両区(海カキ)
もくじ
★JR東海がTwitterのフォロワー集めに必死?!

↑車両工場や車庫へ入る時のお約束として、表札を撮影する。表札では車庫である大垣車両区と、乗務員の職場である大垣運輸区が同居する形となっているが、2019年6月から大垣運輸区は大垣駅の駅ビル内に事務所を移転したようだ。

↑大垣車両区の構内図。正面に総合受付があって、右側に架線点検車等の作業用車両の展示、左側に大垣車両区(海カキ)所属の車両等が展示。まずは右側に進む。

↑SNSキャンペーンのブース。名刺サイズのカードが配布されてQRコードに加えて、「#さわやかウォーキング」「#鉄道の日」「#大垣車両区」「#JR東海運行情報」等のハッシュタグが書いてある。制服姿の社員からは「是非JR東海のTwitterをフォローしてください」と言われた。同社は2019年3月から運行情報や宣伝などの情報提供をTwitterでも開始。私が見る限りでは他のJR各社よりもTwitterを使った情報提供や宣伝に積極的で、こういう車両基地公開イベントと同時にJR東海もTwitterをやっている事を多くの人に知らせて、フォロワーを多く増やそうとしている。この日は大垣車両区(海カキ)が初めての一般公開と言う事もあってか、Twitterのトレンドランキングでは上位。それだけ注目度の高いイベントだったと言う事もあるが、JR東海がこんなにも積極的にフォロワー獲得のために現場で活動しているとは驚きだった。
★アルミカート、軌陸車、架線点検車の展示


↑線路を点検する時に使うアルミカート。乗車体験や記念撮影も出来るのだが、この時になって雨が強く降ってきたので乗ったり、撮ったりする人はいなかった。


↑軌陸車。線路と道路の両方を走行する事が可能で、主に線路で作業する際に使用する。

↑架線点検車。これも線路と道路の両方を走行する事が可能で、その名の通り架線で作業する時に使用する車両だ。
車両基地の一般公開ではおなじみの「働くクルマ」の展示と公開であるが、大垣車両区(海カキ)の中に入った同業者(鉄道ファン、乗り鉄、撮り鉄)が作業用車両展示場所に来る人は意外に少ない。ほとんどはメインとなる鉄道車両の展示だった。
★懐かしいヘッドマーク



↑大垣車両区(海カキ)の構内の様子。普段見る事が出来ない場所からしっかりと記録に残しておく。



↑213系5000番台のH9編成の隣では、ミニSLがあった。大垣駅から新垂井線経由で米原駅に至るルートを模したもので、駅名標は昔懐かしいデザインだ。

↑213系の前ではモーターが入ってあるフタを開けて、どのように電車を動かすのか?説明が行われていた。


↑大垣車両区(海カキ)の事務所前には、以前使用していた列車のヘッドマークが展示。どれも懐かしいもので、まさか「トレイン117」のそれが残っているとは。
★313系、311系、キヤ95系、キヤ97系の車両展示

↑お待ちかねの車両展示。左側から313系5000番台Y109編成、311系G11編成、313系8000番台B201編成が並ぶ。


↑大垣車両区(海カキ)に合わせて特製のヘッドマークが付いている。昔ならばこの日のためにヘッドマークを作るなんて言う事はやらない会社だったが、最近は「普段何をしているかわからない車両基地の中や鉄道の仕事を見せる」と言う姿勢になっており、地域住民はもちろん、普段JR東海の列車を使っている人にも、1年に1回程度定期的に公開する事で、信用や信頼、距離感を縮める狙いがあるようだ。

↑311系G11編成には別デザインのヘッドマークを装着。左隣の313系5000番台Y109編成も別デザインのヘッドマークになっていた。それにしても気になるのがサボ。311系では「特別快速 伊那松島」と「ありえない表示」に!サボ回しは15分に1回行われる。全ての写真を掲載しないが、種別と行先の組み合わせによっては、「ありえない表示」になってしまう事も多い。これも車両基地の一般公開ならでは。定期列車として運行する事がない飯田線の主要駅も行先として多数収録。例えば、辰野、伊那松島、駒ヶ根、伊那福岡、飯田、天竜峡、平岡、水窪、中部天竜、本長篠、豊川など。関西本線でも四日市などの駅名も収録されている。一方で東海道線の静岡方面は少なめで、静岡、菊川、掛川、浜松、新居町程度。大垣車両区(海カキ)の車両では、富士、沼津、三島、熱海と言った静岡以東の駅名は収録されていないはずだ。

↑313系5000番台はフルカラーLED式のサボのため、どの駅が収録されているか?わからない。即座に駅名が表示されてしまうからだ。


↑上の写真がレール運搬車のキヤ97系、下の写真が在来線版のドクターイエローキヤ95系ドクター東海だ。いずれも気動車でJR東海在来線全線に入線可能だ。天竜浜名湖鉄道等の一部私鉄にも貸し出して、線路状態の確認作業を行う事もある。最初は何もエンジンを回していなかったが、13:00前からエンジンを回して、エンジン音を響かせた。



↑改めて車両展示場所を全体的に撮影。撮影者が絶えることはなかった。
車両展示以外には、車掌の仕事体験、他の車両区でも恒例のサボを回す装置の実演体験、作業用ハンマーによる打音検査の体験などなど行われていた。決して広い場所をあちらこちら歩く事はなくて、結構コンパクトにまとめられている。質・内容が相当濃くレベルが高い大垣車両区(海カキ)の初めての一般公開であった。
★大垣駅のさわやかウォーキングのゴールへ

↑さわやかウォーキングは大垣駅がゴールなので、大垣車両区(海カキ)を出てからは矢印に従い進む。約2キロ25分ほどで着いた。

↑大垣駅のゴール場所で、スタンプカードに印をもらう。この日は参加者に大垣市のお茶もプレゼントされた。スタンプカードを見ると印の数が少ない。前回が5月に参加したので5カ月もさわやかウォーキングに参加していないとは。
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