【2016年9月乗車記/廃止駅全駅訪問!留萌、瀬越、(臨)浜中海水浴場前】留萌本線は本当に廃止されるのか?⑦

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2016年9月乗車記。廃止された留萌本線の留萌駅、瀬越駅、幻の浜中海水浴場駅(臨時駅)へ行く。特に「廃止反対」等の看板もなく「本当に廃止するのか」と思ってしまう。1989年~1995年の夏に臨時的にあった浜中海水浴場駅の跡地に訪問!とても駅があったとは思えない光景が!?

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【平成の日本一の赤字路線?営業係数4161!】留萌本線は本当に全線廃止されるのか?①

【2015年乗車/満席で座れなかった4925D深川→留萌】留萌本線は本当に全線廃止されるのか?②

【2015年/留萌駅と瀬越駅】留萌本線は本当に廃止されるのか?③

【2015年乗車/4927D瀬越→増毛/板切れの秘境駅連続!箸別・朱文別・舎熊・信砂】留萌本線は本当に廃止されるのか?④

【2015年乗車記/夜の4934D増毛→留萌はとにかく乗らない!】留萌本線は本当に廃止されるのか?⑤

【2016年9月乗車記と車窓/朝の4923D深川→留萌も客は少ない】留萌本線は本当に廃止されるのか?⑥

【訪問日】2016年9月21日

【場所】留萌本線の留萌駅、瀬越駅、(臨)浜中海水浴場

★留萌本線廃止区間を全駅訪問

2016年12月4日(日)で留萌線の留萌~増毛は廃止された。
同年12月5日(月)以降も留萌線と言う路線自体は存続するが、列車運行は深川~留萌に短縮される。
留萌~増毛は16kmで8駅(1駅平均2kmごと)もあり、北海道では珍しく駅間が短い。
並行する国道231号線には「沿岸バス」の路線バスが1~2時間に1本程度運行されており、留萌線よりも本数が多い。
留萌~増毛の全区間を徒歩で移動するのはさすがに体力的にしんどいので、途中バスを使いながら廃止予定駅を留萌から順番に訪問する事にした。
しかし、諸々の都合上今回は信砂(のぶしゃ)と舎熊(しゃぐま)には訪問できなかった。この両駅は昨年訪問済みなので、「再掲載」と言う形とさせていただく。

★廃止になる実感が全くない留萌駅

↑留萌止まりの4923Dは、折り返し深川行きの4926Dとなる。
増毛に行ける接続列車はなく、12:17発の4925Dまで3時間待ちとなる。本数が少なくなるのは仕方がない。
廃止が近づくとやはりお客が増える。「空いたスジ」を活用して1往復だけ臨時列車を走らせる事にしており、留萌10:43→増毛11:00、
増毛11:22→留萌11:40となっている。途中駅は無停車である。
これ以外にも、留萌13:28→増毛13:44、増毛13:53→留萌14:09もある。
11月20日(日)までは土日祝日のみの運転で、2両連結。11月23日から最終運転日の12月4日までは毎日運転で、3両連結。
また、留萌線全区間が乗り放題になるフリーきっぷ(「留萌本線フリーパス」と称する。大人2,600円で1日有効)も発売していた。

↑ホームでしばらく撮影していたら、改札口の扉は閉まっていた。駅員を呼び開けてもらった。
留萌駅は直営で、日中は改札業務があるが、早朝や夜間は営業上は無人駅となる。この時間帯でも駅員は勤務しており、運転扱いに専念している。この辺は新夕張や根室と同じだ。

↑廃止区間になる瀬越~増毛の各駅を説明。

↑留萌のご当地キャラクター(?)、以前走った「SLすずらん」のヘッドマークは昨年来た時と全く同じ位置に残っていた。

留萌に関しては昨年来た時と大きく変わった事はなかった。
気になったのが、廃止を知らせる案内が何も出ていない事だ。廃止後の12月5日以降、増毛方面に対してどのような輸送方法になるのか?(恐らくバスだと思うが)、ダイヤや運賃はどうなるのか?詳しい説明が出ていなかった。
留萌の駅を見ている限り「廃止」が実感できなかった。

それは留萌市中心部を歩いてみても同じ事。

「留萌本線廃止決定!」
「留萌本線廃止反対!」
「留萌本線残してくれ!」
「留萌本線廃止を惜しむ!」


垂れ幕等があるわけではなかった。
JR西日本の三江線も全線廃止が決定してしまったが

↑2016年3月に訪問してみると、どの駅でも「三江線残してくれ!」と言う垂れ幕やチラシ等を多く見かけた。地元のみの展開ではなく、インターネット上でも同じような運動が展開されている。

しかし、留萌線ではそんな事は全くない。
一応地元の意見としては、「鉄道が廃止になれば”過疎化に負けた街”と世間からは見られ、さらに人口流出になるのではないか」と強い危機感を持っている。
それが行動や「数字」に出ていないのが現状で、「鉄道が廃止される」と言う最悪の結果を作りだしたのも地元なのではないか?
留萌の市内を歩いている以上、「鉄道」と言う乗り物自体が「ない」も同然の雰囲気で、相手にされていないように感じた。これは次回書くが、留萌線と並行する路線バスに乗ってみると、偶然だったかもしれないが、満席だった。

★超絶景!瀬越駅

やはり景色だけはいつ行っても変わらない。
鉄道が廃止されても道路は残るので見る事は十分可能だ。立派な片側2車線の国道から1本それた道を少し進むだけで見る事が出来る景色だが、線路と駅は消えてしまう。

↑瀬越駅は舗装されていない。砂利だ。

↑待合室は小さな小屋。時刻・運賃表・利用方法・注意点に加えて、訪問者が想いを綴る「駅ノート」もあった。これは小屋のある駅にはほとんどで見かけた。廃止区間では箸別のようにホームしかない駅も珍しくない。
瀬越駅周辺の景色は素晴らしすぎるため、何も考えずにずっと見ていた。

★幻の臨時駅浜中海水浴場駅

瀬越の次は礼受(れうけ)。駅間は4km。留萌~増毛では最も長い駅間である。
しかし、この区間には昔短い期間だけ駅が設置されていた。毎日営業の駅ではなく、「臨時駅」だ。
1989年~1995年の7~8月に限り設置されていた臨時駅、「浜中海水浴場」である。
その名の通り、浜中海水浴場の近くにある駅で、国道231号線沿いだ。

日本の鉄道全駅下車した事で知られるトラベルライターあの!レジェンド横見浩彦さんも1993年7月26日に乗車と下車している。しかもその事がWikipediaに「その他」として書いてある。書くネタがなかったのかもしれない。

浜中海水浴場駅(Wikipedia)


横見さんの本にもその旨が書いてあり、私はその事をはっきりと覚えていた。(本を読んだのはかなり昔だが)
それによると、浜中海水浴場駅は列車先頭から見ると目印となるものがない場所に止まる。止まった場所にはJR北海道社員が3~4人待っており、ドアの部分に梯子を取り付けて、直接乗下車する。
すなわち、とても駅とは言えない非常に簡素すぎる事が印象的だ。
浜中海水浴場駅は深川起点54,0kmの場所にある。頼りにするのはキロポストしかない。

↑浜中海水浴場。国道231号線に面している。

↑「礼受牧場」と書いた看板が目印になる。
踏切自体はこれより手前(深川起点53,7km)にもあるが、こちらではない。

↑この先は踏切。留萌~増毛の踏切のほとんど遮断機+警報機が設置されている。

↑深川起点54kmポスト。ここが浜中海水浴場駅があった場所だ。
それにしても本当に目印がない場所。今でこそ風力発電所が遠くに見えるので、これが一応は目印であるが、具体的な停車位置となれば、踏切か54kmポストとなる。
梯子を置くとしても足場が非常に悪く、道路まで数メートルあるが、舗装されているわけではないし、道として整備もされていない。
今の時代であれば、安全上の理由で駅として実現出来ないはずだ。足を踏み外して転倒等の事故に発展する可能性が高いと見た。
見た感じ、ここに昔駅があったとは思えない。そんな雰囲気はまったくない。
むしろ、こんな場所に駅を設置出来た事自体がすごい。

17回目に続く。下記リンクをクリック。11月27日公開

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KH8000

普段当たり前のように乗っている鉄道、バス、クルマは、意外と深い所まで知らない人が多いのではなかろうか? 例えば「何で大雨が降ると電車が止まってしまうのか?JRは簡単に止まるのに、私鉄が止まらない!その差は何か?」と素朴に感じるみなさんが知りたい”今話題のネタ”を、テレビ・新聞・SNSよりも詳しく、わかりやすく、深くしゃべり倒す!

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