【松江→名古屋/熟睡出来る快適座席】中国JRバス「米子松江出雲ドリーム名古屋号」乗車記

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★「フルリクライニング前提で使うように」と案内。珍しく夜行高速バスの中で熟睡出来て快適。中国JRバス「米子松江出雲ドリーム名古屋号」

2017年7月乗車記。松江→名古屋で中国JRバスが運行する夜行高速バス「米子松江出雲ドリーム名古屋号」に乗った。3列座席。古めの車両のため電源コンセントは未搭載。他のJR夜行高速バスよりも非常に座りやすく・快適に過ごせる座席で、普段夜行高速バスで眠る事が出来ない私もほぼ全区間熟睡出来た。どんなバスなのか?

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【乗車日】2017年7月17日(月・海の日)
【便名】米子松江出雲ドリーム名古屋2号(名古屋行き)
【時刻】松江駅21:20→名古屋駅6:09
【運行会社】中国JRバス(JR西日本の子会社)
【車両】いすゞガーラ、島根200か441、社内番号641-0952、3列座席の夜行路線仕様
【経路】出雲市駅から一般道~E9山陰道(松江や米子で出入りを繰り返す)~E73米子道~E2A中国道~E1名神~E1A新名神~伊勢湾岸道~名古屋都市高速~名古屋駅
【備考】描写、時刻、車両、経路、運賃等は全て当時のもの。現在と異なる可能性もある。


山陰の高速バスは、ヨコよりもタテの路線が充実している。
なぜならば、ヨコに移動する場合高速道路が一部区間しか完成していないためだ。
鳥取、米子、松江、出雲、浜田からは、大阪、岡山、広島等の山陽側、すなわちタテの路線については昼行を中心に多数運行。
今や山陽と山陰の都市間連絡は鉄道よりも高速バスが便数や所要時間と言う面では鉄道よりも大きく有利だ。

夜行となれば、山陰から福岡、名古屋、東京便があるが、2017年7月に三江線に乗車した後、どうやって帰ろうか?と考えた時に思いついたのが夜行高速バス。
最終日は三次から高速バスで出雲へ出て、一畑電車沿線を乗り歩き、松江から名古屋へ行く事にした。

↑やってきたのは、いすゞガーラの3列座席夜行仕様車。JR西日本傘下のJRバスは、近畿・北陸地区の西日本JRバスと中国地区の中国JRバスに分かれる。「米子松江出雲ドリーム名古屋号」は実質的に中国JRバスの単独運行で、名古屋側では車庫の提供やきっぷ販売をJR東海バスに委託する形だ。
西日本JRバスとは異なるカラーリングで、JR東海バスやJRバス関東に似ている。違いと言えば、前面に「JRを青く丸く囲った」ロゴマーク、NTTドコモのwi-fiが使えるとデカデカと出ており、後ろ側は「CHUGOKU JR BUS」と記されている所が目立つ。

「米子松江出雲ドリーム名古屋号」と長い名称の便名。当ブログでは略さずに記すが、「山陰ドリーム名古屋号」と称する短縮した名称でも良いのでは?と思った次第。
JR高速バスの仲間なので、きっぷは「高速バスネット」で購入。印刷したきっぷを運転士に提示し、車内へ。

↑混雑しているかと思ったが、車内はガラガラ。この日は7月17日海の日の祝日で、翌火曜日が平日なので山陰で過ごした人が多く乗るかと思ったが、結果から言えばお客は12~13人で確定。乗車率にすれば4割に過ぎなかった。

中国JRバス いすゞガーラ641-0952(島根441)

↑座席の形状は今まで乗った夜行バスで初めて見たタイプ。
マクラは可動式で、頭が来る部分の左右は白く大きな仕切りがある。背中の部分も広く作られており、見た限り快適な座席だ。
実際に着席してみると、かなり柔らかい座席で、ホールド感十分。床もカーペット(?)張りに近い形状で、JRバスの一般的な夜行仕様車にもかかわらず、豪華すぎる。

着席すると、シートピッチが広い。深くリクライニングしなくても快適で、足を延ばしても前座席に届くか届かないかくらいと言うのが広さを物語る。前後の座席の様子を見ると、微妙に場所がズレており、私は進行方向左側のA席が指定されたが、B席(中央)、C席(右側)はA席と完全に同じ位置ではなく、B席がやや前、C席もやや前になっていた。
トイレは右側の中央部分にあるタイプで、夜行仕様車ではよくあるパターン。
しかし、2009年式とやや古い車両のため、スマホ等を充電出来る電源コンセントは搭載されていない。
座席や乗り心地そのものは、今まで乗った3列夜行仕様の高速バスでは最も良い。私は夜行高速バスではなかなか眠れず、寝る事に苦労するが、今回はビックリするぐらい熟睡出来た。現時点での評価であるが、文句なくゆっくりと休む事が出来るバスだ。

米子駅でも数人のお客を乗せて、再び山陰道へ。山陰道は無料区間と有料区間が複雑に入り混じる高速道路であるが、米子から先は全て有料区間。
車内では運転士が車内設備や注意点等を放送。それによれば、解放休憩が出来るのは米子道の蒜山高原サービスエリアのみである事、深夜に180分(3時間)程度運転士が仮眠休憩するがお客は外出不可である事、そして座席はフルリクライニングする事であった。

特徴的だったのが、フルリクライニングをお願いした事だ。車両の構造上お客全員がフルリクライニングして眠ってもらう事を前提にしており、前後座席のお客に迷惑とならないようになっているらしい。むしろ、ちょっとしかリクライニングさせないで寝ると他のお客に迷惑になると言う。
そこで、私は遠慮なくフルリクライニング。他のお客はそうでない人とそうである人とバラバラ。

さらに、運行距離が400kmを超過するにも関わらず、途中交代なしで全区間ワンマン運行だ。夜行高速バスで乗務員1人の乗務距離が長いため、仮眠休憩が長く設定されているとみた。
一方で、広島~名古屋の「広島ドリーム名古屋号」の場合は岡山県内の休憩施設で乗務交代している。(名古屋~岡山はJR東海バス、岡山~広島は中国JRバスの運転士)
バスは山陰道から米子道へ。山陰地区の高速道路はほとんどが片側通行であるが、交通量は極めて少ない。道路照明もなく暗い。しかも米子道はカーブやトンネルが多く、見通しも良くない。

↑広大な蒜山(ひるぜん)高原サービスエリアで22:35~22:50までの解放休憩。米子駅からたったの40分。ここは岡山県である。交通量を反映してか?ガラガラであった。
発車後に消灯。前述のような快適すぎる座席であったため、すぐに寝てしまった。珍しい事に。
日付変わって1:15頃に気づくと、中国道勝央パーキングエリアに止まっていたようだ。運転士は1時間程度休憩したらしい。
次に気付いたら、4:40頃に新名神の甲南パーキングエリアに止まっていたようだ。ここでは2時間休憩したらしい。
1ヶ所でまとまって3時間休憩ではなく、2~3ヶ所程度に運転停車して、それぞれで長く休憩しているようだ。

さすがに深夜なので新名神名物の亀山付近の渋滞はなく、定刻通り進む。岩塚駅には6:00頃着くが下車はゼロ。名古屋から中国四国方面行きの夜行高速バス(JRバスに限るが)は岩塚駅に停車していたが、利用低迷により2017年12月以降停車しなくなる。

↑名古屋駅には定刻より早く6:10頃に着いた。バス停の付近は多くの人。名鉄名古屋駅の近くで、通勤通学の人ですでに活動が始まっていた。現実に一気に戻されたような感じだ。
JR夜行高速バスで、こんなにも快適な座席、こんなにもゆっくりと眠れるのは初めてだ。「他のJRバスにも同じ座席があれば良いのに」と思った次第だ。山陰に行くには時間的にもちょうど良くて、再び山陰に行く際もリピートしたのであった。

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KH8000

普段当たり前のように乗っている鉄道、バス、クルマは、意外と深い所まで知らない人が多いのではなかろうか? 例えば「何で大雨が降ると電車が止まってしまうのか?JRは簡単に止まるのに、私鉄が止まらない!その差は何か?」と素朴に感じるみなさんが知りたい”今話題のネタ”を、テレビ・新聞・SNSよりも詳しく、わかりやすく、深くしゃべり倒す!

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2件のフィードバック

  1. 忍者てつ丸 より:

    こんばんわ。
    夜行高速バスの運転手の業務方法ですが、2人が交代しながら運転する、1人で運転し中継地点で交代する(エリアが広いJRバスのみ)のどちらかですが、
    中にはこのバスみたく1人が夜通し運転するも、途中1~3時間大休憩を取る場合もありますね。
    昔防長交通と京都交通の広島京都の夜行バスで見たことありました。
    珍しいパターンとしてJR中国バスの広島岡山~横浜東京ですと、広島からはまずワンマンで運転し、
    途中岡山からもう1人が乗務し交代で運転していました。
    同じJR中国バスですが、営業所が違う運転手でチームを作っていたのは初めて見ました。
    但し2年前ですので、今やっているかはわかりません。

    • KH8000 より:

      中国JRバスの場合、名古屋行きや東京行きは自社の管轄ではないので、他社運転士に変わることがある。広島発名古屋行きは、岡山県内のサービスエリアでJR東海バスの運転士に交代するため、実質的に同社が担う距離が長い。JRバスならではといって良く、同じ社でも営業所が違い運転士が2人乗務もよくある話だったりする

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