【2015年乗車/4927D瀬越→増毛/板切れの秘境駅連続!箸別・朱文別・舎熊・信砂】留萌本線は本当に廃止されるのか?④

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2015年9月訪問。瀬越駅から増毛行きの4927Dに乗る。廃線間際のため混雑。増毛駅で下車。増毛は港町。そのまま帰りたくないので、箸別、朱文別、舎熊、信砂へ。1両に満たない簡易な木造ホーム(板切れ)が多い事。留萌本線の中では小さな駅が続き駅間も短く、記憶に残る駅だらけだった

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【平成の日本一の赤字路線?営業係数4161!】留萌本線は本当に全線廃止されるのか?①

【2015年乗車/満席で座れなかった4925D深川→留萌】留萌本線は本当に全線廃止されるのか?②

【2015年/留萌駅と瀬越駅】留萌本線は本当に廃止されるのか?③

【乗車日】2015年9月27日

【列車番号】4927D(増毛行き)

【時刻】瀬越14:25→増毛14:51

【車両】キハ54-501

【備考】時刻、描写等は全て当時のもの

★留萌本線留萌~増毛が廃止になった原因?箸別~増毛徐行運転のため少し遅れる

↑瀬越からは14:25発の4927D増毛行きに乗った。
留萌で4925Dの回送から切り離され、4928D深川行きとして営業に就いたキハ54-501であった。
しっかりと整理券を受け取る。
「JR北海道 瀬越 12」
と記されていた。
廃止になれば見る事の出来ないものだ。
「北海道全線フリーきっぷ」のため、下車時にこれを運転士に渡さなくても問題なく(厳密に言えば渡した方が良いのだろうが)、整理券を集める事にした。

4927Dは前側のロングシートが若干空いている程度で、なんとか着席出来た。
運転台後ろには、カメラを持った人が前面展望を撮影する人が多い。
1本前の4925Dよりも混雑している感じ。それもそのはずで、増毛での折り返し時間が長いため。
当初は4927D~4932D(増毛15:41)が留萌線の乗車予定であったが、これだけでは物足りず当日になって急きょ変更した。
瀬越の少し先と、増毛の手前は25km/h以下に徐行した。
斜面を見ると崖が崩れた跡。これが留萌線留萌~増毛の先行廃止になった理由。斜面の状態が非常に悪く、崩れないようにはしているが、天候不良等の原因により崩れやすくなる。直すためには、極めて高額なコストが生じる。留萌~増毛が廃止される直前は毎年2~4月にかけて、雪崩が発生しやすいため運休していた。利用が少ない+線路維持に手間がかかる事が、廃止を決定づけたと言って良い。

★廃止決定で訪問者が殺到?!で廃線バブル到来!昔から残る古い街並みに水産業が盛んの増

↑増毛には14:55頃に着いた。定刻では14:51だが、やはり前述の徐行区間があるため、その分遅れがちだ。
着くと、多くの人が今か今かと待っていた。そして向けられる”カメラの放列”。
北海道では、留萌線廃止は新聞・テレビ等で大きく報道されているようで、それを知った人が多く訪れている。ある意味で観光地化している。

↑「増毛駅 留萌本線 終着駅」
と駅舎の看板には大きく書かれていた。
増毛は無人駅のため、運転士がきっぷ等の収受を行う。
駅の中には、売店があり、増毛の水産物等を販売している。増毛名物のタコを使用した弁当(500円)があったので、これを買った。
以前はそば屋があったようだが、今は店を閉めてしまった。

↑車止めに定番の構図から増毛に止まるキハ54。
ホームが切れてから約1両分線路が延びて、ここで尽きていた。
以前は、柵がないと思ったが、この時は柵があった。それも真新しい。廃止決定で訪問者が殺到し、線路内立入も増えたため、急きょ柵を設置したのであろうか?

↑増毛駅の駅舎。増毛は港町で水産物が店頭には並ぶ。これを多く買って列車で運ぶにはややハードルが高いかもしれない。「その場で食べられるものを」と思って弁当を探すのであった。

↑駅前は増毛の中心部。食堂、土産物屋、水産物販売店等があり、日曜日のため観光客も多い。留萌線廃止も重なったため、駅を訪れる人も多い。

↑漁港も駅から歩いて2~3分。

折り返しの4932Dに乗ったが、空席はない。私が車内に入ったら立たされた。そのまま留萌線を終了させるのは、後ろ髪をひかれる思いがしたため、廃止となる区間の駅を時間が許される限り訪れた。

★箸別駅は1両もないホーム!”木造板切れ”非常にわかりにくい場所

↑箸別(はしべつ)駅ホームを見た瞬間

「マジか!!」

と思った。
有効長が1両なく、ホームは”木造板切れ”。
これは興奮ものだ。利用客は私だけ。

↑ホームから外に出る通路は、足元が悪い。”木造板切れ”が終わっても舗装されていない。厳密に言うと、線路のバラスト(砂利)を踏まないといけないため、線路内を多少歩く事になる。ある意味合法的に「線路横断を認めている」!北海道の「板切れ駅」は他にも何駅か行った事があるが、バラストの上を歩いて駅の外に出たと言うのは、箸別以外記憶がない。悪く言えば極めて脆弱な駅なのだ。

↑駅の入口は大変わかりにくい。看板がない。道路までは20~30m程度あり、この間は土建会社の資材置き場?と見間違えるほどで、

「ここはまさか私有地?歩いて良いのか?」

と思ったほど。

↑留萌までの間は国道231号が並走する。これを道なりに進む。

↑北海道の主要道路には必ずある、下向きの矢印。何なのであろうか?気になって仕方ない。

★朱文別駅も”板切れホーム”でありながらも、簡易な駅舎があった

↑国道231号線を道なりに歩き、特に看板等なく、iPhoneの地図を参考に進み、見つけたのが朱文別(しゅもんべつ)。
ここも箸別と同様の作り、”木造板切れ”であった。
箸別との違いは、駅前の道が広くわかりやすい所にある事だ。しかし存在感はない。住宅も数軒しかなく日常的な利用者が居るようには見えなかった。2019年現在廃止後の朱文別駅は完全に解体されて、今や写真のようなホームを見る事は出来なくなった。

★舎熊駅は車掌車の駅舎!規模が大きい駅に見えるが?

さらに国道231号線を道なりに進む。特に駅を示す看板がどこにもないため、やはりiPhoneの地図を参考にしないとならない。
これだけ、駅と言う公共施設を示す看板がないのは、珍しい。北海道では、地元のと地理に詳しい警察官であっても小さな駅となれば、具体駅にどこにあるのか?知らない人もいる・・・とある本に書いてあった。

↑舎熊(しゃぐま)は車掌車が健在。”木造板切れ”と言う脆弱なホームではなく、舗装はされていないがしっかりと路盤が確保されていた。これだけでも頼もしい。住宅地にもなっており、利用が期待出来そうな感じもする。
車掌車の駅舎は入った事がなかったので、入った。
「ヘビに注意」の貼り紙。駅舎内に出て来る事があるようだ。
思ったよりも中は広くて快適。丈夫そうな作りであった。

★留萌本線以外にもう1つ、長い歴史が終わろうとしている信砂

↑陽がかなり傾いてきた。時刻は17:00少し前。
オレンジの看板が見えてきた。北海道特有のコンビニ「セイコーマート」。北海道では最大手のコンビニである。
入ってみると、ミニスーパー・個人商店の延長のような店づくりで、独自の惣菜が多い。コンビニ他社が最近力を入れるファーストフード(チキンや肉まん、100円コーヒー等)商品はこの店では皆無だった。
ここで、この日の夕飯を買い物して、信砂(のぶしゃ)駅をめざす。

↑「地域と歩んだ132年 ありがとう舎熊小学校 平成28年2月27日閉校式」

小学校があって、広いグランドも有していた。
地域の小中学校は閉校が相次ぐのは全国的に見られる。
今までどれだけの人が通っただろうか?
さまざまな歴史、人間模様が残されたはずだ。小学校が閉校になるのは、鉄道が廃線になるのと同じほど、重い事だ。
信砂付近は、どんどん錆びれた街になるのではないか?と思うと、非常に寂しい。人が減っている証拠でもある。

↑信砂も”木造板切れ”。でも、箸別や朱文別と異なるのは、しっかりとした頑丈な作りになっている事だ。
留萌線の廃止となる駅を歩き進めるのは、信砂が限界だった。
次の阿分(あふん)、礼受(れうけ)は徒歩で進むには距離的に遠い。時間的にもこれ以上許さなかったため、ここから留萌線列車に乗る。
別れを告げるように、美しい夕日が照らすのもわずかな時間。
水平線に沈んでしまうと、一気に暗くなってしまった。


5回目に続く(下記リンクをクリック。11月10日公開)

【夜の4934D増毛→留萌はとにかく乗らない!】留萌本線は本当に廃止されるのか?⑤

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KH8000

普段当たり前のように乗っている鉄道、バス、クルマは、意外と深い所まで知らない人が多いのではなかろうか? 例えば「何で大雨が降ると電車が止まってしまうのか?JRは簡単に止まるのに、私鉄が止まらない!その差は何か?」と素朴に感じるみなさんが知りたい”今話題のネタ”を、テレビ・新聞・SNSよりも詳しく、わかりやすく、深くしゃべり倒す!

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