【2015年乗車記と車窓/満席で座れなかった4925D深川→留萌】留萌本線は本当に全線廃止されるのか?②

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2015年9月乗車記と車窓。深川からは11時過ぎの4925D留萌本線で留萌へ向かう。2両連結していたが後ろ1両は回送。廃止とは無縁なのか満席で座る事が出来なかった。思ったよりも客が多い。必ずしも鉄道ファンだけではなく地元の人も多い。留萌本線はどんな車窓なのであろうか?

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【平成の日本一の赤字路線?営業係数4161!】留萌本線は本当に全線廃止されるのか?①

【乗車日】2015年9月27日

【列車番号】4925D(増毛行き)

【時刻】深川11:08→留萌12:07

【備考】時刻、描写等は全て当時のもの

★留萌~増毛の一部区間が廃止決定の留萌本線!最初は深川~留萌で乗る

留萌線は一部が廃止が決まってしまった路線だ。
2016年度中に特に利用の少ない留萌~増毛(ましけ)を先行的に廃止。同区間、最近の実績では39人/日の輸送密度。なんと、これがJR最少利用区間である。留萌線全体では輸送密度は149人/日しかなく、JR北海道管内ではワースト3位。
残りの深川~留萌についても2018年度中に廃止したい方針。これは地元もすでに同意済みで、「廃止しても仕方ない」状況になっているのだ。

他線と異なるのは、著しく施設の老朽化が進行している事や、留萌~増毛は海岸線沿いの地形の悪い所に線路があるため、自然災害により長期間の運休も一時発生。被災場所では現在も徐行を余儀なくされており、悪天候が予想される時にはあっさりと運休をしてしまうほどの脆弱さだ。
当然元に直すにも億円単位でのコストがかかる。
それを出す分のお客がいない事が、廃止決定を導き出す事にもなっている。

廃止となれば、もう乗れなくなる。
そうなる前に乗っておこうと言う人が今や全国から殺到。
私も留萌線に乗るために北海道に来たようなものである。
2015年9月27日(日)の深川11:08発の4925D増毛行きには、輸送密度149人がウソではないか?と思うほどの盛況。

↑初めて見たキハ54。こう見えても国鉄型。
”国鉄の置き土産”として、北海道・四国・九州のローカル列車として登場。
北海道では、JRの旭川支社と釧路支社に配置されており、前者は留萌線のほか、宗谷線や石北線、後者は花咲線(根室線の釧路~根室)や釧網線で活躍している。
東海道新幹線0系の廃車部品である転換クロス式の座席が搭載されているのが特徴だ。

↑前に連結していたのは、キハ54-529。この後ろにもキハ54-501が連結されていたが全てのドアが閉まっていた。
そこには、「回送」の表記。すなわち乗車不可であった。
実質的には単行の4925D。
乗ったタイミングが遅く、満席。立席しかないが、立っている人は私を含めて4~5人であった。
先頭には保線員も乗り込み、11:08深川を発車。

↑深川~北一已(きたいちやん)

深川を出ると右に大きくカーブを切って、函館線と分岐する。
北一已には留萌線全駅を乗り歩いているのか?カメラを持ったファンが2人。古すぎる良い感じのする駅が北一已だ。
車内を見渡す。ファンよりも地元民の利用が多く、3:7くらいだ。

↑秩父別(ちっぷべつ)~北秩父別
田んぼや畑があるものの、学園都市線の非電化程のものはなく、家並みが多いのも特徴。
立派な高速道路もある。これは「深川留萌自動車道」。留萌市中心部には達していないものの、留萌線の大和田駅近くまで延びており、ほぼ全区間が無料で暫定二車線による高規格道路。
JR発足後留萌線は大幅に客数を減らした。その理由がクルマにシフトした事もある。

↑1974年まで札沼線があった、石狩沼田。
今や線路は1線分しかなく、ホームだけが残る。構内はとんでもなく広かったが、すでに線路のない部分は管理もしていないため、草が生えまくり、自然に戻りつつあった。
留萌線は交換可能駅も極限まで減らされている。深川、峠下、留萌でないと交換出来ない。
石狩沼田からの利用はない。ほとんどが深川~留萌の”通し”利用が多いと見たが、結果的にその通りだった。


次の真布(まっぷ)は有効長が1両もない。後ろドアのデッキに立っていたが、ここにはホームがなく、踏切をど真ん中に止まってしまっている。ホームは木造で、老朽化が激しいようで、今にも壊れそうだ。
北海道のローカルワンマン列車で「前乗り前降り」としているのは、このためだ。

↑恵比島(えびしま)は周りの家を含めて古い木造の建物しかない。
その雰囲気や作りが映画やドラマのロケーションにとっては最高のものとなる。
1999年に放映されたNHKの連続ドラマ「すずらん」の舞台になった駅で知られており、作品では「明日萌(あしもい)駅」と称していた。

打ち付ける強い雨。一気に天候が悪くなってきた。留萌までの唯一の交換駅、峠下に向かっては、かなり険しい道。
恵比島~峠下は約9kmあり、駅間も長い。
峠下で交換待ちをする列車はなく、駅周辺は山深い。こんなに山深いと携帯の電波も圏外だろうと思ったが、起動させた見たらしっかりと通じた。

↑幌糠(ほろぬか)駅。車掌車があり、小さな町の中心駅。以前は交換設備があったらしく、周辺に何棟も家があったので、生活感は感じたが、お客は皆無。
キハ54の車内を見ると、デッキと車内は完全に分離されており、トイレはデッキに出ないと行く事が出来ない。
途中駅での乗り降りがほぼ皆無で、深川~留萌と言った拠点駅同士の利用でないとお客が使わないのは、鉄道にとって致命的だ。

↑日本に「大和田」と称する駅がいくつあるだろうか?
北海道の留萌線にもあった。駅舎は車掌車。ちょっとした秘境駅で、周辺には何もない。山々に囲まれているものの、これを抜けてしまえば留萌市中心部に出る。

↑留萌には12:04着。回送だった後ろ1両を切り離して、12:15発の4928D深川行きとして営業に就く。
4925Dは10分停車した後、増毛へ向かう。
運用としては、途中駅で切り離す形で、4928Dにするための送り込み回送であった。
留萌で撮影する人がかなり多いものの、改札口を出入りする人は少ない。中には、4928Dで戻る人も。何らかのフリーきっぷを所持しているのであろう。
私は、留萌の駅や街をじっくりと見てみる事にした。

3回目に続く(下記リンクをクリック。11月4日公開)

【2015年/留萌駅と瀬越駅】留萌本線は本当に廃止されるのか?③


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KH8000

普段当たり前のように乗っている鉄道、バス、クルマは、意外と深い所まで知らない人が多いのではなかろうか? 例えば「何で大雨が降ると電車が止まってしまうのか?JRは簡単に止まるのに、私鉄が止まらない!その差は何か?」と素朴に感じるみなさんが知りたい”今話題のネタ”を、テレビ・新聞・SNSよりも詳しく、わかりやすく、深くしゃべり倒す!

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