【北海道医療大学駅から石狩金沢駅に/キハ40系2両の運用は?】札沼線(北海道医療大学~新十津川)廃止まで残り半年!最後の秋に乗る②

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2020年5月以降札沼線の終着駅となる北海道医療大学駅。現在でも電化区間の終わる駅であるが、札沼線の北海道医療大学駅はどんな駅なのか?廃止区間となる隣の石狩金沢駅まで歩いてみると、キハ40系2両の車両運用がわかったり、1駅違うだけで昭和29年製の車掌車が現役の駅舎になっていたり・・・といろんな発見があった。

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JR北海道が札沼線(北海道医療大学~新十津川)を廃止する理由

【丘珠空港から新琴似駅へ/運賃改定のお願い】札沼線(北海道医療大学~新十津川)廃止まで残り半年!最後の秋に乗る①

【日時】2019年9月15日(日)

【場所】札沼線北海道医療大学駅から石狩金沢駅にかけて

★2020年5月以降札沼線の終着駅になる北海道医療大学駅を見る

↑新琴似から乗った2573Mの733系Uシート非連結の6両。北海道医療大学駅は札沼線における電化区間の終着駅。これが2020年5月7日以降は、非電化区間の新十津川までが廃止されるため、路線自体の終着駅になってしまう。札沼線の名前の由来は「札幌と(石狩)沼田」の頭文字を取った事による。しかし、新十津川~石狩沼田は1972年に廃止されて、北海道医療大学~新十津川も2020年に廃止が決まっている。そうなってしまえば「札幌と沼田」を結ぶ札沼線と言う意味合いが薄くなっている。それは現状でも言えるけど、2020年5月7日以降は札沼線ではなくて「学園都市線」を正式名称にした方が実態に即しているのでは?!

↑新十津川方面の線路も電化されている。キハ40系はこのホームから発車する。ひらがな表記の駅名標(ホーロー板)にはギッシリと「ほっかいどういりょうだいがく」と詰まっている。地元では単に「医療大学駅」であるが、当記述上では正式名称で書く事にしたい。

↑札幌方面を見る。並走するのは国道275号線。片側2車線。本州(内地)ならば「バイパス」と称しても良いのだろうけど、北海道では「バイパス」と称していなくても、線形が良くて幅も広いので60~80km/hは平気で出る。それが”流れ”だったりする。田んぼのど真ん中に「北海道医療大学」と書いたデカい看板。温度計も併設されており、21度を示した。この時期の北海道にしては暑いくらいだ。

↑こう見えても簡易型の改札機。「一日散歩きっぷ」を投入する事は出来ないので、そのまま通過する。これが「最北の交通系ICカード改札機」。緯度的には函館本線の岩見沢駅よりも高いらしい。

↑北海道医療大学駅は大学直結。キャンパスから少し離れた所の売店に行きます的な感覚の駅。もちろん大学とは関係ない人も利用可能で、駅の外にある公道に進む事になる。この日は日曜日だったので、大学がやっているわけもなく人通りも少ない。それでもサークル等で大学に来る学生は少なからずいる。

↑北海道医療大学駅近くの公道は、「まさに北海道」!たまにクルマが通る程度。国道275号は札沼線の踏切を渡った先にある。

↑札沼線の踏切を渡って国道275号に。交通量も意外と少ない。平日だとトラックが切れる事がないほど多い。

↑踏切の部分が札沼線の架線が終わる所。物理的にはここまで電車(721系・731系・733系)が入線出来る。

↑札沼線廃止後に「立入禁止JR北海道」と言う柵を設置するか?踏切の線路側には必ず両方設置するだろうから、2020年5月7日以降、札沼線の線路は北海道医療大学駅から新十津川駅方面に向かった最初の踏切(つまり上記写真の架線の終わる所)までが、電化区間の札沼線として残る部分の終端になるのだろうか?

★徒歩約30分で石狩金沢駅へまさかの”さわやかウォーキング”?

時計を見る。14時になる所。石狩金沢14:44発の5429D浦臼行きに乗らないといけない。それが発車する遅くても15分前には着きたい。GoogleMapsを起動させると、約2,4キロ30分かかる。耳からは「爆笑問題の日曜サンデー」が聴こえる。これを聴きながらだと時計を見なくても、だいたいの時刻がわかるので14時になった事を認めると、足早に国道275号の歩道を歩く。

↑架線が切れて非電化になった。線路際には雑草に紛れて花も咲く。国道275号に完全並走した形で線路が続く。

↑GoogleMapsは国道275号を左折するように案内。「変な所通すなよな!」といつものように思う。国道275号沿いに石狩金沢駅があるかと思っていたけど、駅周辺を細かく見ていると、どうやら国道からは石狩金沢駅に入る事が出来ないらしい。これはGoogleMapsに従う。連れて行かれたのは踏切+警報機なしのいわゆる「第四種踏切」。クルマの通行は物理的に出来ない。札沼線廃止区間(北海道医療大学~新十津川)では、第四種踏切が本当に多い。北海道と言う土地柄、例年12月1日~3月31日までは通行禁止になる踏切も少なくない。

★札沼線廃止区間のキハ40系2両による車両運用は?

↑そろそろ石狩当別行きの5428D(石狩金沢14:14発、北海道医療大学14:19発)が来る時間帯だ。これを撮りたくたまたま差し掛かった場所から待っていると来た!キハ40系2両もあった!JR北海道は1日1本しかない新十津川行き列車(石狩当別7:45発5425D)と折り返しの新十津川10:00発5426D石狩当別行きの運用に入る車両は、土日祝日は混雑する傾向のため2両に増結。別の回で述べるが平日は単行(1両)となっている。土日祝日に2両なる車両運用は下記の通り(私が現場で把握した分。誤りを含む可能性もある)

石狩当別7:45発・5425D新十津川行き

新十津川10:00発・5426D石狩当別行き

石狩当別11:45発・5427D浦臼行き

浦臼13:21発・5428D石狩当別行き

石狩当別14:35発・5429D浦臼行き

浦臼15:56発・5430D石狩当別行き

★石狩金沢駅近くに温泉?

↑時間が遅くなっていたので走って石狩金沢駅へ。これでは「さわやかウォーキング」ではなくて、「さわやかハイキング」になっていた。汗だくになると左側の神社。どうやら秋祭りが行われているようだった。

↑GoogleMapsを見ると石狩金沢駅が近い事が判明。やっとゆっくり歩く。唐突に「温泉」の看板。でもどこにも温泉らしきものは見当たらない?石狩金沢駅が温泉で有名とは聞いた事がないけど?当然ネットで探してみてもそのような情報は少ない。どのような温泉なのか?実態はわからぬままだった。

★昭和29年製の車掌車が現役の駅舎!「金沢」が北海道にもある「石狩金沢駅」

↑石狩金沢駅に到着。14:30。でもクルマの出入りが多い?ナンバープレートを見ると札幌ナンバーのレンタカー。北海道ではレンタカーの台数自体が多いので「わ」だけでは足りず、「れ」も登場している。実はこの後もこのようなクルマを多数見かけることになる。隣には大きな農業倉庫。札沼線廃止区間では、これが近くにある駅が多い。思いつくだけでも晩生内(おそきない)、下徳富(しもとっぷ)等が出てくる。

↑駅舎は北海道ではよくある車掌車を転用したもの。かなり年季が入っており、錆も目立つ。横にはJR北海道の駅名標に準じたデザインの看板。札沼線では他に隣の本中小屋(もとなかごや)、中小屋にもあるらしい。でもそれ以外の札沼線廃止区間の駅では見かけない。どういう経緯で駅名標もセットで用意されたのであろうか?

↑車掌車には製造プレートが残っていた。「昭和29年東京日本車輌」とあった。(上記ツイートでは昭和28年製とあるが、これは誤り)

↑車掌車の中は蒸し暑い。季節感をしっかりと感じられる駅舎で、夏は暑く、冬は寒い。時刻表や運賃表以外には、地元の有志が設置したと思われるカレンダーや写真があった。

↑石狩金沢駅のホーム。作りはしっかりとしているがオフロード(未舗装)。札沼線廃止区間ではオフロードになっている事が多い事に後で気づかされる。車窓からもしっかりと見える農業倉庫が石狩金沢駅のシンボル。国道275号も並走するが、やはり直接的には駅に入る事が出来ない。道がないのだ。

ホームには同業者(鉄道ファン、乗り鉄、撮り鉄)が他に2人ほど。前述のようにクルマで訪問する人も多いので、普段は誰も居ないはずの駅が賑やかだったりする。これが廃線の日、すなわち2020年5月6日(営業最終日)まで大雪でもならない限りは連日続くだろう。

「金沢」駅であるが、頭に「石狩」の冠が付く。本家本元は石川県金沢市にあるJR西日本北陸新幹線・北陸本線の「金沢」駅。石川県を放送エリアとするMRO北陸放送の「有限会社タニカワ旅行社」(月曜日21:00~21:30)を聴いていたら、「全国にある”金沢駅”を探せ」で大盛り上がりしていた。行ったばっかりだったのでTwitterにもその旨(上記)も書いた。国鉄・JRでは駅名が重複するケースはあるが、それを避けるために意図的に「石狩」等の旧国名や「岩手」のような県名を付ける事が見受けられる。北海道にある「金沢駅」と石川県の「金沢駅」の共通点は・・・と考えるとキハ40系列(札沼線のキハ40形、七尾線のキハ48形「花嫁のれん」)が入る事だろうか。北海道にある「金沢駅」は2020年5月6日までの営業で、歴史を終わらせようとしている。一方で石川県の「金沢駅」は北陸新幹線福井・敦賀延伸を見据えて今後ますます発展して行く・・・この差を考えると、同じ「金沢駅」であってもかなり置かれた立場とか、運命が違うと思うと、なんとも複雑な心境になってしまった。

3回目に続く(下記リンクからどうぞ。10月6日から公開)

【キハ40系2両石狩金沢→札比内5429D黄金色に輝く車窓】札沼線(北海道医療大学~新十津川)廃止まで残り半年!最後の秋に乗る③

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KH8000

普段当たり前のように乗っている鉄道、バス、クルマは、意外と深い所まで知らない人が多いのではなかろうか? 例えば「何で大雨が降ると電車が止まってしまうのか?JRは簡単に止まるのに、私鉄が止まらない!その差は何か?」と素朴に感じるみなさんが知りたい”今話題のネタ”を、テレビ・新聞・SNSよりも詳しく、わかりやすく、深くしゃべり倒す!

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1件の返信

  1. 忍者てつ丸 より:

    おはようございます。
    「石狩金沢 温泉」で検索すると、開拓ふくろふ乃湯と出てきます。
    日帰り温泉のようでして、大人が650円で入れるみたいです。
    看板から少し歩くようですので建物は見えなかったようですが、駅から徒歩5分とありました。
    これからは乗り納めと併せて入浴する人も出てきそうです。

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