【三陸の海岸線がメリハリ良く見える車窓!三陸鉄道リアス線2215D盛→釜石】行ったぜ!東北2019年夏⑨

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三陸鉄道リアス線に盛から乗る。三陸の海岸線は複雑な地形をしたリアス式海岸。海沿いの車窓がオススメなのであるが、山深く海が見えない場所も存在するため、時々海岸線(海)も見えて結構メリハリがある車窓だ。36形の車内はボックス席にテーブルが設置された非常に座り心地の良い車両で、途中駅も魅力的な駅が多い!

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【日付】2019年7月13日(土)

【列車番号】2215D(普通釜石行き)

【時刻】盛16:53→釜石17:40

【車両】三陸鉄道の36-716+36-703

【備考】三陸鉄道線でも「三連休東日本・函館パス」使用出来る

https://twitter.com/TheKH8000Show/status/1149949628051144704?s=20
https://twitter.com/TheKH8000Show/status/1149968002470670336?s=20

★「36」が強調された三陸鉄道に乗る!

三陸鉄道は2019年3月23日(土)に、元々JR山田線だった釜石~宮古をJR東日本から移管した。この結果、盛~釜石~宮古~久慈の163キロの第三セクター私鉄では、日本最長の路線になった。東日本大震災で被災した路線のうち、形としては鉄道で復活したが、他社に移管させると言うケースは初めてだ。同時に盛~釜石の「南リアス線」、宮古~久慈の「北リアス線」と言う路線名は、盛~久慈の「リアス線」に統合される形で改称した。時刻表を見ていると、盛~久慈の全線”通し”で運行する列車も設定された事が話題にもなった。今回は釜石~宮古を中心に乗る事にした。

↑大船渡線BRTホームは道路化されている。写真のBRT車両は盛止まりで、この先にある車庫にそのまま入る。道路化された踏切(これもこれで不思議)を横断して反対側のホームへ。

↑ここは線路が敷かれており、奥には三陸鉄道の車庫や貨物専業の岩手開発鉄道の貨物列車も。すると16:34着2216Dがやってきた。降りたお客はBRTに乗り換えたり、駅の外に出る人が意外に少ない。多くが同業者(鉄道ファン、乗り鉄、撮り鉄)で、折り返しの2215Dに乗る。

「なんでこんなにも同業者が多いの?」

と思ったが、この日は三陸鉄道の定期列車に貸切車両を連結する形で・・・

「女子鉄アナウンサー久野知美さん・ホリプロマネージャー南田裕介さん同行!SL銀河と貸切車両で行く”三陸鉄道全線乗車”と貨物専用鉄道”岩手開発鉄道”に迫る旅」

と言う旅行ツアーが大絶賛開催中。盛15:20発の5213D~5017Dに専用貸切列車を連結していた。当初はこの列車に乗る予定であったが、「普段の姿が見られない」「一般車に乗るとは言っても何か落ち着かない」等の理由で、無理矢理経路を変更した。中にはこのツアーに参加したかったけど、参加できなかったと言う”ファンの追っかけ”、三陸鉄道の定期列車に貸切列車を連結する事自体、撮り鉄にとっては”ネタ列車”になるため、これ目的で同業者が多かったのかも?

↑「祝 三陸鉄道リアス線全線開通」と言うヘッドマークが付いている。三陸鉄道の車両形式は「36形」である。これで「さんりくがた」と読む。間違えても「さぶろくがた」とか「さんじゅうろくがた」ではない。「36」がそのまま「さんりく」と読めるためで、運転士の制服にもデカく「36」!とどこかのラグビーチームのユニフォームのようなデザイン!こういう大胆さが面白い。写真の車両は36-716で、リアス線全線開通と同時に増備された1両だ。

↑車庫から「宮古」のサボを出して、貫通路も開けた36-717が車庫から登場。

「(2215Dは)3両か!」と思ったけど・・・

↑36-716(左)+36-703(右)を見ていると、切り離し。つまり36-716は車庫に。2215Dは前から36-717+36-703の2両であった。不可解な車両運用だ。そのまま車庫に入って整備等を受けた後に、釜石方面へ戻る運用なのだろうか?連結・切り離し作業は専門の係員が居るわけではなく、運転士だけでやってしまう。これも規模の小さな鉄道会社だから、運転士が何役もやらないといけない現実なのだろう。

★ボックス席には「テーブル」が標準装備!

↑後ろの36-703に乗る。右側の座席を確保。見た限り多くの同業者がホームにいたが、それでもボックス各区画に1人程度。思ったよりも少ない。車内にはいろいろと広告があるわけでもないので、スッキリとしている。

↑三陸鉄道のボックス席は「テーブル」が標準装備。ここに飲み物、食べ物を広げるほどのスペースがある。座席もフカフカした座り心地で反対側に人が居なければ、足を伸ばす事も出来る。

★南リアス線時代と変わらぬリアス線・盛~釜石の車窓

↑盛~陸前赤崎

大船渡線BRTから左分岐して、同線とは明らかに方角が変わる。ここから釜石までは「南リアス線」だった区間のため、微妙な街の変化は見られても、基本的な車窓に大きな変化はない。盛駅を出てしばらくは大船渡市の港湾部が見えていたが・・・

↑陸前赤崎~綾里(りょうり)

たったの1駅で山深い所に入り込んでしまった。それでもカーブが少ない線形。それもそのはずで、南リアス線だった区間は1970年に開業した”まだ新しい路線”なのだ。海岸線からも離れているため、東日本大震災では津波の被害に遭わずに済んだ。車窓的に言うと、「おー!」と言うような絶景場所が少ないのも、南リアス線だった区間の特徴。

↑綾里~恋し浜

それでも所々に三陸の海岸線が見えてくる。ずっとではなく、「時々見える海岸線」なので、このメリハリの良さが車窓的には楽しい。釜石・宮古・久慈行きの場合、進行方向右側でないと三陸の海岸線は見えない。逆に左側だと後術するE45三陸自動車道の真新しい高架橋と険しい山だけなので、車窓的にはつまらないのかもしれない。

↑恋し浜駅

昼間の列車は3分程度停車して、ホームから景色を楽しめるようになっているが、2215D以降の列車は長く止まる事もない。ホームにある駅舎には、「ホタテ貝の絵馬」が大量に展示してある。正式な地名は「小石浜」で、読み方が同じホタテブランド「恋し浜」を宣伝するために、そのまま駅名になった。「恋し浜」=恋愛成就との発想から「絵馬」を設置して、「恋人たちの聖地」と駅の活性化、さらには三陸鉄道の利用促進のために、ダイヤ上でも長く止まるようになっているのだ。ホーム自体は高い所にあるため、地上までは階段を昇り降りする事になる。1日平均の利用者数はたったの4人(2017年)と極めて少ないが、景色が良い所でもあるので、ぜひ降りてみたい駅だ。

↑甫嶺(ほれい)駅

津波対策のための新しい堤防があった。ホームは写真の反対側(進行方向左側)であるが、高台に設置している駅が多く、複雑な形をした海岸線をしている車窓がダイナミックだ。

吉浜では1人降りただけだった。吉浜駅は東日本大震災の運休から復興した際に、チョコレート菓子で有名な「キットカット」の協賛で、駅舎の壁面いっぱいにサクラの花が描かれている。これも見たかったが、停車時間が長いわけでもなく、今回は見る事が出来なかった。南リアス線だった区間では、途中駅からの利用が極端に少ない事に今回初めて気づいた。三陸駅や吉浜駅では15人前後(1日平均)あるが、ほとんどの駅は10人以下である。お客の多くは盛~釜石の”通し”利用で、乗車距離が長ければその分三陸鉄道にとっては増収になるだろうが、それにしてもこんなにもお客が乗らないと、先行きが心配になる。そのため車内も盛発車後とほとんど顔ぶれは変わっていない。

↑吉浜~唐丹

三陸の海岸線が三陸鉄道リアス線の車窓からハッキリ見えるのがここ。列車も「サービス徐行」して、車窓が楽しめるのようにしてもらえるところが嬉しい。

↑「結構大きい駅だな」と思ったのが唐丹。「さけのふるさと」で列車交換も可能。小さな商店もある街ではあるが、クルマ通りはほとんどない。列車も淡々と発車して行く。

平田(へいた)駅の前のトンネル走行中に窓が曇る。トンネルの方が涼しいので、気温差で水滴が付く。そうなると車窓写真や動画の撮影は困難になる。これは諦めるしかない。平田駅を発車して「イオンモール」の巨大なショッピングセンター群。釜石駅到着前の橋の上で一旦停車。釜石駅構内の信号の関係?で止まらざるを得ないようだ。

釜石駅は元々南リアス線専用の5番のりばと言う行き止まり式のホームがあったが、旧JR山田線と直通する運行系統となったため、5番のりばに入るわけにはゆかない。そのためJRホームに三陸鉄道リアス線が入る形になって、JR4番のりばに到着。釜石駅は有人駅のはずであるが、無人駅と同じ扱いで運転席前で運賃精算やきっぷ提示を行う、通常のワンマンスタイルであった。釜石では列車番号が変更し、17:40~18:05までの”バカ停車”となった。そのまま残って、JRから移管された区間に入る!

10回目に続く(下記リンクをクリック)

【震災で大きな被害を受けた奇跡の復活区間!三陸鉄道リアス線2019D釜石→宮古】行ったぜ!東北2019年夏⑩

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普段当たり前のように乗っている鉄道、バス、クルマは、意外と深い所まで知らない人が多いのではなかろうか? 例えば「何で大雨が降ると電車が止まってしまうのか?JRは簡単に止まるのに、私鉄が止まらない!その差は何か?」と素朴に感じるみなさんが知りたい”今話題のネタ”を、テレビ・新聞・SNSよりも詳しく、わかりやすく、深くしゃべり倒す!

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