【酒田→村上/車内を見る/オリジナルヘッドマークとオリジナル弁当の共演?!】「きらきらうえつ」引退直前に乗る②

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今回は酒田→村上の「きらきらうえつ」に乗った時の様子を書く。まずは車内を見る。2号車はボックス席、ぬり絵コーナー、売店と見所が目白押し!売店で「きらきらうえつ」車内でしか買えない弁当を買う。夏の暑い陽射しが注ぐ中で羽越本線は日本海沿いを進む。村上駅到着前に最後の”儀式”を見終わると衝撃的な事が発覚!

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【発車前に酒田駅で1両ずつじっくり見る】「きらきらうえつ」引退直前に乗る①

★床が1段高くなって車窓が見やすい4号車の車内を見る

【乗車日】2019年8月18日(日)

【列車番号】8872M(きらきらうえつ・新潟行き・全車指定席)

【時刻】酒田16:10→新潟18:31

【停車駅】余目(あまるめ)、鶴岡、あつみ温泉、鼠ヶ関(ねずがせき)、府屋、勝木、桑川、村上、新発田(しばた)、豊栄(とよさか)、新潟

【車両】485系700番台「きらきらうえつ」専用車両

【備考】今回は酒田~村上間のみ掲載。次回は村上~新潟間を掲載

https://twitter.com/TheKH8000Show/status/1162989938649862145?s=20
https://twitter.com/TheKH8000Show/status/1162991872588931078?s=20
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https://twitter.com/TheKH8000Show/status/1163005330042707968?s=20
https://twitter.com/TheKH8000Show/status/1163008580829638657?s=20

新潟行き特急「いなほ12号」が発車した直後に「きらきらうえつ」は入線してきた。16:02頃にドアが開く。「いなほ12号」は15:35頃に入線してきたので、それと比べると発車まで結構バタバタする事が明らかだった。

↑指定された4号車(最後尾車両)に乗る。最前列の4番10A席(進行方向右側、日本海を見る事が出来る)だったので、折り畳み式のテーブルはなくて、壁に設置してある小さなテーブルだけとなる。弁当や飲み物を置くには適さない大きさだ。最前列は足が伸ばせないと言うイメージが強いが、「きらきらうえつ」では”そこそこ足が伸ばせる”大きさ。7月に乗った五能線の「リゾートしらかみ」キハ48形のくまげら編成と同じ構造の座席が指定されるとは。

まずは4号車全体を見る。床はフローリング。座席の高さが1段高くなっている事が特徴で、窓は種車の485系より多少大きくしているように感じるが、座席を1段高くしたおかげで車窓がワイドに見える。

↑運転席の手前は全面展望が可能なフリースペース。「リゾートしらかみ」や「リゾートみのり」(総称する場合「リゾートシリーズ」とする)等のJR東日本の観光列車では、標準的に設置されているが、この先駆者となったのが「きらきらうえつ」だ。他のリゾートシリーズには存在しない「きらきらうえつ」特有のものとして、記念撮影用のボードがある事。ちゃんと日付も入っている。運転席前での記念撮影のため、「フラッシュは使用しないように」との注意書きも。

★3号車は誰でも座る事が出来るボックス席!「きらきらルーム」と言う”ぬり絵”や”乗車記念スタンプ”に売店も!

↑2号車を見る。こちらはボックス席。ここについては前回も述べているので詳細はそちらを参照されたいが、発車直前にも関わらず既に数人が座っていた。

↑2号車にもフリースペース。こちらは新潟行きの場合進行方向左側になるため、日本海を見る事は出来ない。「きらきらぬり絵」ルームと称する場所で、その名の通り「ぬり絵」を楽しむ事が出来る。実際に「ぬり絵」した作品はボックス席の壁に展示されていた。

↑「きらきらルーム」の反対側にも小部屋が。ここは「きらきらうえつ乗車記念スタンプ」が押せる台があった。用紙もあったので押しておく。これが押せるのも「きらきらうえつ」が運行している間限りとなってしまった。

↑「きらきらうえつ」の2号車と言えば、沿線の観光案内を映したスクリーン映像と沿線をイメージした地形の模型。ここは同業者(鉄道ファン)がなぜか殺到。じっくりと見ているわけでもなく、ただ単に撮影に没頭していた。引退が近いので写真等で記録を残す価値はあっても、沿線案内をじっくりとスクリーンから流れてくる映像で、どんなものがあるのか?理解しないと意味がないような気がする。

★JR東日本関係者によるオリジナルデザインの「最後のヘッドマーク」を装着

1号車に戻り指定された座席に座る。「きらきらうえつ」には最後まで自動放送やWi-Fiが搭載される事はなかった。同じ国鉄型の改造観光車両でも、その搭載有無は利用状況(単に客数が多い少ないだけに関わらず外国人客がどれだけいるか?もポイント)や運行する各支社の考えもあるように見えた。リゾートシリーズでそれを搭載している国鉄型の改造車は、秋田のキハ48形「リゾートしらかみ・くまげら編成」だけ。これは他の「リゾートしらかみ」(HB-E300系)にも搭載しているので、これとサービスレベルを同じする目的があったのだろう。

酒田を発車すると、車掌が新潟までの停車駅と「きらきらうえつ」の特徴について説明。先頭4号車と最後尾1号車にはヘッドマークが装着されており、先頭と最後尾ではデザインが異なり、”殺し文句”が「これが最後のヘッドマーク」と言う事。

「きらきらうえつ」でヘッドマーク装着して運行するのは珍しい印象がした。特別列車でもない限り、普段の「きらきらうえつ」ではヘッドマークを装着しない事が多い。「きらきらうえつ」は引退する事が決まっている車両だ。ヘッドマークも最後になって当然なのであるが、「最後」と言う言葉に涙が出てきた。またこのヘッドマークは「きらきらうえつ」の運行に携わるJR東日本の関係者がデザインしたもので、それ以外にも乗車記念にきっぷを入れる台紙もオリジナルデザインで、売店で販売していると言う。

★485系に乗るのは今回が最後かもしれない・・・

車内放送が終わると、3号車のモハ484-702からは国鉄型特有のMT54の”うねるモーター音”が聴こえてきた。私もこれで育った1人であるが、JR東日本管内でこのモーター音が聴ける電車はかなり減ってしまった。今や「きらきらうえつ」のような485系改造車や「踊り子」の185系程度しかない。残っている車両も車齢40年程度経過しているので、いつ引退に追い込まれてもおかしくない状況だ。485系の観光列車に乗車出来る機会もそう多くはないため、「ひょっとしたらこの形式(485系)に乗れる事自体、これが最後なのかもしれない」と頭の中をよぎった。

↑「きらきらうえつ」のパンフレットが車内にあった。自宅にも全く同じものがあったが、持ってくるのを忘れたため改めて車内でもらった。沿線の観光案内が中心であるが、冒頭には「きらきらうえつ」の運行に携わった職場(運輸区、車両センター、駅)の紹介と感謝のメッセージが書いてあった。

↑鶴岡に到着。「きらきらうえつ」にはLED式の停車駅案内表示機がある。スーツケース、大きなカバン、土産物を持った帰省客が大量に乗ってきた。今まで4号車は「満席」と言う案内の割には、ウソみたいにガラガラであったけど、鶴岡からの大量乗車でほぼ全ての座席を埋めた。先発の「いなほ12号」にもかなりのお客が乗ったはずである。それに乗り切れないお客が乗ってきたように見えた。少なくても鶴岡から乗車のお客の中には同業者は誰もおらず、同業者は最初から酒田→新潟の全区間乗車と言うのは、言うまでもない。

↑羽前大山~羽前水沢

8月も後半になり、稲穂が少しずつ実ってきている。収穫の時期もすぐ先だ。羽越本線はあつみ温泉以北では水田が多い。特にさえぎる建物や山などがあるわけではないので、風が非常に通り抜けやすい。そのため冬には猛吹雪や強風により列車が正常に運行出来ない事が多い。そんな状況下で発生した2005年12月の「羽越本線列車脱線転覆事故」を忘れてはいけない。「きらきらうえつ」に乗車する前に事故現場(砂越~北余目)にある献花台で手を合わせた。「鉄道の安全を願うしかない」と言う気持ちで。真夏の炎天下と言う天気にもかかわらず、風が強い。事故があった最上川鉄橋付近はこれでもか!と言うくらいに線路に風が入り込まないように、フェンスが張り巡らされている。

★売店で「きらきら弁当」を買う。「きらきらうえつ」が引退する前に食べておきたい味

↑2号車の売店へ。「きらきらうえつ」と言えば食べ物でしょ!前回乗った時は和菓子セット(だと思った)を買った。その際に淹れ立ての新潟県村上のお茶が急須ごと渡されて、自分で注いで飲むと言う今までに体験した事のない”豪華な車内販売”だった。売店を覗いてみると、「きらきらうえつ」限定の弁当があったのでこれを買う。1,080円。交通系ICカードで支払い可能なため、Kitacaをタッチした。売店を見てみると、やはり弁当類(他に2種類ほどあった)は売れ行きが良くて完売直前。

↑座席に戻り「きらきら弁当は村上駅発車後に食べる」と決めたが、実際には食べられる状況にはなくなり、新潟駅から乗り継いだ越後線の車内(E129系のボックス席)で食べることになった。新潟・庄内地方の食材をタップリと使われており、今時珍しく「家庭の味がする駅弁(弁当)」と思った。もちろんおいしい。食べていて家庭の味を思い出して泣きそうにもなった。この「きらきら弁当」も「きらきらうえつ」引退後は消えてしまう商品で、「海里KAIRI」が登場してからは「海里弁当」としてリニューアルするのだろうか?個人的にはこの登場が楽しみになってきた。

★風光明媚な絶景車窓が続く羽越本線

↑五十川(いらがわ)~あつみ温泉

夏の暑い陽射しが入り込む。一応カーテンは上半分閉めていたが、それでもジリジリ突き刺す陽が容赦なく注ぎ込む。車窓を撮影するが逆光。どうしても写真が暗くなってしまう。これは仕方がない。暗めながらも味わいがある車窓写真になっている。

↑トンネルを何本も通っているうちに、あつみ温泉に到着。ここまでが山形県だ。

↑酒田駅で見送った830Dに追いついた。こちらは16:50~17:03までの停車。「きらきらうえつ」が運行しない日は”カラ待避”となる。

鼠ヶ関からは新潟県に入る。酒田行きの829Dキハ47-519等の2両とすれ違う。羽越本線は単線と複線が交互に入り混じる間ため、どこでどうなっているのか知らないと今通っている線路が単線なのか?複線なのか?わからなくなる。

↑勝木~越後寒川(えちごかんがわ)

↑越後寒川~今川

↑今川~桑川

↑越後早川~間島(まじま)

「笹川流れ」に沿った風光明媚な日本海沿いを走る「きらきらうえつ」。「きらきらうえつ」から見られる羽越本線の絶景車窓がこれで最後かと思うと、残念と言うよりは何か未練を感じた。欲張ってさらにもう1回乗りたいような。

★「きらきらうえつ」でしか体験できなくなった村上駅到着前の”儀式”に臨む

↑まもなく村上に到着。羽越本線では”儀式”が待っている駅だったりする。それは?

↑車内が通路の一部を除き、照明が全て消灯。夜間だと真っ暗になってしまう。間島~村上の間には、架線の電気の種類を直流~交流に変換する地点「デッドセクション」が存在し、これを通過する際には架線から車両に対して電気の供給を受ける事が出来ない。列車は惰行で運行しているため速度を維持する事が出来るが、車内照明や空調は予備電源(バッテリー)を持たない国鉄型車両では、このように消灯してしまう。一方で予備電源を持つE653系等のJR世代の交直流電車では駅名表示機の消灯や空調が一時的に停止する事はあるが、車内照明は消灯しないため明るさを保つ。

羽越本線自体は全線電化された路線であるが、デッドセクションを通過する電車は交直流電車、すなわち交流と直流の2種類の電気に対応する必要がある。1両あたりの製造費用も直流(または交流)専用電車と比べれば倍程度高額になる。利用者が少ない路線では気動車に置き換えるケースもあって、羽越本線の村上以北の普通列車が気動車なのもこの理由による。最近だとえちごトキめき鉄道日本海ひすいライン(旧北陸本線)も同様の理由で気動車を選択している。

★隣の同業者が衝撃的な事を言った!

私の隣の席には長らく誰も座っていなかったが、村上到着直前にようやく現れた。「ドラえもん」の「野比のび太」を少したくましくさせた中学生くらいの男子。売店で買い占めたグッズをたくさん持っていた。すると別の席から「ジャイアン」そっくりな友達が登場。この「ジャイアン」の口からと衝撃的な言葉が発せられた!

3回目に続く(下記リンクをクリック)

【村上→新潟/4種類の車内チャイム全て放送!/最後は小さな旗に涙】「きらきらうえつ」引退直前に乗る③

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KH8000

普段当たり前のように乗っている鉄道、バス、クルマは、意外と深い所まで知らない人が多いのではなかろうか? 例えば「何で大雨が降ると電車が止まってしまうのか?JRは簡単に止まるのに、私鉄が止まらない!その差は何か?」と素朴に感じるみなさんが知りたい”今話題のネタ”を、テレビ・新聞・SNSよりも詳しく、わかりやすく、深くしゃべり倒す!

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