【新しい苗穂駅と古い苗穂駅。何が違うの?】北海道の維持困難線区を見る2019年春⑱

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【キハ281系特急スーパー北斗5号の車窓・新函館北斗→長万部】北海道の維持困難線区を見る2019年春 ①

【キハ281系特急スーパー北斗5号車窓・長万部→南千歳】北海道の維持困難線区を見る2019年春 ②

【キハ283系速達型スーパーおおぞら5号車窓・南千歳→新得】北海道の維持困難線区を見る2019年春 ③

【鉄道が復活する日は来るのか?根室本線列車代行バス108便車窓・新得→東鹿越】北海道の維持困難線区を見る2019年春 ④

【根室本線9632D車窓・東鹿越→富良野】北海道の維持困難線区を見る2019年春 ⑤

【根室本線9632D車窓・富良野→滝川】北海道の維持困難線区を見る2019年春⑥

【函館本線721系2236M滝川→岩見沢の車窓/”通勤特急”ライラック36号岩見沢→札幌】北海道の維持困難線区を見る2019年春⑦

【785系すずらん10号札幌→苫小牧】北海道の維持困難線区を見る2019年春⑧

【地図から消えた日高本線?2225D車窓・苫小牧→鵡川】北海道の維持困難線区を見る2019年春⑨

【日高本線列車代行バス2225便車窓・鵡川→静内】北海道の維持困難線区を見る2019年春⑩

【日高本線列車代行バス9225便車窓・静内→浦河】北海道の維持困難線区を見る2019年春⑪

【日高本線浦河駅から東町駅へ歩く】北海道の維持困難線区を見る2019年春⑫

【日高本線列車代行バス9227便車窓・東町→様似】北海道の維持困難線区を見る2019年春⑬

【日高本線列車代行バス9236便夕焼けの車窓・様似→静内】北海道の維持困難線区を見る2019年春⑭

【2便とも静まり返った!日高本線列車代行バス2238便静内→鵡川/2238D鵡川→苫小牧】北海道の維持困難線区を見る2019年春⑮

16回目

【日付】2019年3月29日(金)

【場所】新しい苗穂駅(A02)

★新しい苗穂駅はどうなっているの?

暗い話題ばかりが多いJR北海道。そんな中でも新しい駅が札幌で開業した。それが函館本線の苗穂駅。苗穂駅は歴史が非常に長く、正確に言えば「移転した駅」。JR北海道の全ての電車とほとんどの気動車がメンテナンスを受ける苗穂工場や苗穂車両所(札ナホ)もこの近くにある。

↑苗穂駅に入ってきた733系のB120編成。3両が短く見えてしまった。線路が何本も敷かれているが、ホーム上は千歳線と函館本線の列車が通り、ホームに面していない線路は苗穂工場や車庫からの入出庫で使う。ホームは島式が2つあって、外側に当たる1番のりばが函館本線札幌方面、4番のりばが函館本線旭川方面、内側にあたる2番のりばが千歳線の札幌方面、3番のりばが千歳線の苫小牧方面だ。写真の733系は千歳線の千歳方面行き列車だ。

↑駅名票はLED化された新しいタイプ。JR北海道では少数派であるが、今後主要駅を中心に拡大するのであろうか?

↑縦書きの駅名票は、国鉄時代からのデザインを継承。下には小さくサッポロビールの表記も。

↑北海道新幹線の駅にも見られる、紫色の非常停止ボタン。これも少しずつ増えて行くだろう。JR北海道標準になりつつあって、北海道=紫色のラベンダーをイメージしている。他社ではほぼ全て赤で、それ以外の色になっているケースは極めて珍しい。

↑苗穂駅は圧倒的に通過列車が多い。札幌の隣なので特急や快速が止まる理由はない。「乗りたいならば札幌まで出てくれ」と言わんばかり。昔の苗穂駅はホームがかなり狭かったが、新しい苗穂駅はホームの幅が広がったので通過列車があっても、黄色い点字ブロックの内側にいれば、安全に待つ事は出来る。

↑ホームの発車案内装置はフルカラー式。JR北海道では初めて採用したのではないか?

でも残念な事に苗穂駅は普通列車が主に止まるので、カラフルに表示されるような列車(特急や快速)が登場しない限り、文字色が白いままと言うのが”もったいないな”と思ってしまう。

↑中線(ホームに面していない線路)には、札幌11:53発の釧路行き特急スーパーおおぞら5号が苗穂車両所から札幌駅に移動する。時間調整のため、中線にしばらく止まった。意外とのんびりキハ283系を撮影する事が出来る。穴場スポットだったりする。

↑ホームベンチは設置されていない。ベンチなんか設置したら、吹きさらしの寒い中で雪をかぶる事になるので、そんな苦行をお客にさせる事は申し訳ない。北海道の主要駅では改札と連絡する通路や階段とホームを仕切るドアを設置。この中で待っていれば、寒い中待つ必要はない。本州から来た人が最初にカルチャーギャップを受けるものだ。

↑改札口の近くまで来た。改札内はシンプルで左に別れる(千歳・旭川方面)か右に別れる(札幌・小樽方面)事で、異なるホームに行く事が出来る。この日は大掃除中?で通れる場所が限られていた。

↑改札口ときっぷ売り場。自動改札機設置。右側には待合室。北海道の駅は列車別改札のため、「ただいまから○時○分発××行きの改札を始めます」と言う放送が入るまで、ほとんどのお客は待合室で待っている。それが北海道にとっては非常に合ったやり方で、寒い中ホームで待つ必要がなく、列車が近づく時間帯に「ホームに入るように」と案内出来るのはお客にとってありがたい。写真には残していないが、セブンーイレブンやトイレも設置。駅の営業形態は有人で、みどりの窓口が設置されている。

↑駅舎の入口にも風除け用のドア。結果的には地上側の駅舎の入口、自由通路内の駅舎の入口、改札口を通ったところ、ホームの手前の合計4か所のドアを開けないと、ホームにたどり着く事が出来ない。”駅の防寒対策”は万全だ。

↑改札口や待合室のある部分を出ると、広い通路。これは札幌市が管理する自由通路で、鉄道を使わなくても線路を渡るための通路としても活用されている。但し歩行者限定だ。

↑長い自由通路を出て、駅舎の外に。クルマやタクシーが入る事が出来るスペースがあるだけ。

↑駅舎の横は広いスペース。この時は雪で隠れていたが、今後何らかの商業施設が建てられるのであろうか?

新しい苗穂駅は始動したばかり。駅舎部分については今後大きく変わるとは思えないが、駅舎の外に出ると空いている土地が目立つ。ここをテナントとして貸し出してしまえば、JR北海道の収入アップになるし、このテナントに入るお店目当てでJRの利用者を増やす事も出来る。「鉄道以外で飯を食って行く」と言う事を2031年までの長期経営計画でも書いてあるわけだから、苗穂駅がその見本となるような事をやってもらえれば・・・と思う。ある意味で「JR北海道の本気度」が試されると言って良いだろう。

★古い苗穂駅舎は?

そして気になるのが、古い苗穂駅舎だ。白石方面に線路沿いの道路を道なりに進むと現れた。

↑入る事は出来なかった。当然と言えば当然。2019年3月に行った時は解体工事に入る前の準備段階。同年8月時点では完全に解体されたと言う。この写真も貴重な記録の1つなのかもしれない。駅前は工事重機の置き場と言うよりは、周辺で除雪した不要な雪を置く場所と化していた。これが古い苗穂駅の最期の姿とは

19回目に続く

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KH8000

普段当たり前のように乗っている鉄道、バス、クルマは、意外と深い所まで知らない人が多いのではなかろうか? 例えば「何で大雨が降ると電車が止まってしまうのか?JRは簡単に止まるのに、私鉄が止まらない!その差は何か?」と素朴に感じるみなさんが知りたい”今話題のネタ”を、テレビ・新聞・SNSよりも詳しく、わかりやすく、深くしゃべり倒す!

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