【2019年7月乗車記と乗り歩き/頻繁にダイヤ改正?陸前高田駅は移転し復興が進む/大船渡線BRT気仙沼→陸前高田→盛】行ったぜ、東北。⑧

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2019年7月乗車記と乗り歩き。大船渡線は気仙沼~盛はBRTと言う路線バスによる運転。JR線なのでJRのお得なきっぷを使う事が出来る。気仙沼駅から乗車し陸前高田駅で下車。場所は移転していた。復興が進んでいる事がわかったが?小友~盛はBRT専用道区間がほとんどで鉄道時代と変わらぬ車窓が楽しめる!

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【日付】2019年7月13日(土)

【列車番号】なし(大船渡線BRT盛行き)

【時刻】気仙沼14:20→陸前高田14:50

【車両】大船渡線BRT車両いすゞエルガ(路線バス)、岩手200か1823

もくじ

★2019年7月乗車記と乗り歩き。大船渡線の気仙沼~陸前高田~盛はBRTと言う路線バス🙄

2019年7月乗車記と乗り歩き。大船渡線はまだまだ続く。一ノ関~盛の間の路線だったが、JR東日本は2020年4月1日付で鉄道路線としては廃止した😞

BRTと称する路線バスと言うのが実態であるが、岩泉線や三江線のように不採算で鉄道を廃止したのではなく、鉄道の代替交通として「高速道路を通らない高速路線バス」として再整備した経緯がある。東日本大震災の津波で線路が流出し、復旧までには時間とコストがかかるので、それを解決するために元線路をバス専用道路として整備し、仮復旧したに過ぎない。2012年の話だ。しかし、JR東日本や地元は後になって鉄道による正式な復旧を諦めた。BRTと称する路線バスで本格的な復旧になったのだ。

従って、そのような「歴史的な経緯」により2020年4月1日以降も、実質的にはJR東日本の鉄道路線と同じ扱いである。運賃計算の方法については、気仙沼までの鉄道の大船渡線の額+気仙沼からのBRTの大船渡線(または気仙沼線)の額を合算した形となる。ルール的には、鉄道の大船渡線~BRTの大船渡線を”通し”で利用する場合は、JRの旅客営業規則がそのまま適用されるが、BRTのみの利用の場合は路線バスの運送約款(一般旅客自動車運送事業取扱規則)が適用される。また「青春18きっぷ」や「三連休東日本・函館パス」等のJRの乗り放題きっぷでも大船渡線と気仙沼線のBRTは”非課金”で乗る事が出来る😆

BRTの運行主体はJR東日本で、車両の所有者は「東日本旅客鉄道株式会社」(主に盛岡支社の担当)と車内にしっかりと書いてある。BRTを運転する人はJR東日本の社員ではなく地元のバス会社(宮城交通グループ等が業務契約を受託)の社員である。運転士の制服も専用のものとなっている。

BRTでは「盛」だけの表記は意外と少ない。大概が「盛(さかり)」とひらがなが振られている。これは「盛岡」との誤認防止や「盛(もり)」と誤読防止の観点なのだろう😅

↑気仙沼駅のホームには「七夕の短冊」が出ていた。意外とホームにそれを設置するケースは初めて見た。あってもよさそうだが?

↑BRT盛行きが入線。331Dから接続するためスーツケース等大きな荷物を持った人が多く乗車。私は着席出来たが立つ人も。BRTとカッコいい?名前になっているが、実質的には路線バス。車両もいすゞ・エルガと言う全国的に広く普及した車種。車両の所有者はJR東日本で、JR東日本盛岡支社の内部にはBRTの運行を管理する組織も当然ながら存在する。実際の運行は地元バス会社(岩手県交通やミヤコーバス等)に委託しているらしい。JRバス東北はBRTの運行は一切関与していないらしい。

「JR東日本の鉄道路線扱い」なので、車両はBRTと称する路線バスでも、「青春18きっぷ」「北海道&東日本パス」「三連休東日本・函館パス」等の各種お得なきっぷでも、追加料金なしで乗車出来る。意外な所では、交通系ICカードSuicaも使えたりする。この周辺の鉄道では一切使えないので、意外とBRTは先進的だ。

★頻繁にダイヤ改正を実施するので、全国版の時刻表と時刻が異なる事もある?

気仙沼駅から鹿折唐桑(ししおりからくわ)駅まではBRT専用道。つまり元々鉄道があった所を通る。一般車は進入できない仕組みになっている。ちゃんと踏切も設置されて、BRTが近づくと交差する道路側の遮断機が閉まる。BRTが来ない時は専用道側にも遮断機があって、一般車や人が入れないようになっている。

鹿折唐桑からは一般道(主に国道45号)を走行。大船渡線の駅があった近くにBRTのりばが設置されている。元々駅がなかった所にも利便向上目的で、頻繁にのりば(つまりBRTの駅。もちろんJR東日本の鉄道駅扱い)の新設や変更等も行われている。これは復興状況等により変わるもので、ここが重要な点なのだが

大船渡線BRTは頻繁にダイヤ改正を実施している

私が持ってきた「JTB小さな時刻表2019年夏号」には、最新のはずなのに一部BRTの運行便の時刻が異なっていた😫これは原稿の締め切りとBRTのダイヤ改正の時期の関係で、異なった時刻表示になってしまうのだろうけど、私が乗った日時点での最新のダイヤ改正日は2019年6月1日となっていた。主な変更点は奇跡の一本松駅の場所が変更になった😲

一般道を進むのでどうしても渋滞に巻き込まれる😫気仙沼市内で多少の渋滞があったため数分遅れての運行。これだけは仕方がないが、専用道区間を増やしてもらいたいとも思った。

★陸前高田駅は場所が大きく変わった!着実に復興が進み陸前高田の力強さを感じた!😇

↑ここからは乗り歩きである。陸前高田駅で下車する。「三連休東日本・函館パス」は運転士に見せるだけで下車できる。見た感じ「バスターミナル」。「駅」にはとても見えない。でもBRTと言う路線バスならば、こうなっても仕方がないか🙄

ちゃんとした駅舎も設置。待合室とみどりの窓口も設置された駅。必ずしもBRTに乗る際には車内で精算と言うわけではなくて、駅で紙のきっぷを購入して乗る事も可能だ😆

陸前高田駅は2018年4月に場所を移転した。元々は山の高い所にあったが、陸前高田市中心部は海からやや離れたかさ上げ地に市街地を作った。国道45号からの距離がやや近くなったが、かさ上げ地であるため短い距離で一気に登らないといけないのが弱点。徒歩で行くには大変だろう😅

↑まだまだ工事中の陸前高田市中心部。1年半ぶりに来てみたが、復興はかなり加速している感じがした。国道45号の道の駅高田松原(廃駅)はそのまま残っていた。奇跡の一本松付近には国立の追悼施設を建設中との事😲

↑陸前高田駅前はキレイに整備されている。本当に気持ち良い街だ。駅前には商業施設が何店舗かあった。新しい住宅もある。だが、これでも「まだまだ」で陸前高田の震災からの復興は終わりではない。

↑道の駅高田松原の中にあった「追悼施設」が陸前高田駅の裏に移設されていた。ここからは陸前高田市中心部が見られる。津波で何もかもが変わって完全に元の街が消えてしまった。しかし、必死に失われた街を取り戻そうとしている。それにゴールはない。ゴールなんて作ってはダメなんだと思う。そのゴール=復興も終わったとなって、街の成長が止まってしまうと私は思う。それにしても、鉄道時代の陸前高田駅はどの辺にあったのであろうか?駅施設は津波で流失しているので、更地と化しているのであろうが時間があれば行ってみたかった。

★専用同区間が増える😆大船渡線BRT陸前高田~盛

【列車番号】なし(大船渡線BRT盛行き)

【時刻】陸前高田15:50→盛16:29

【車両】大船渡線BRT車両いすゞエルガ(路線バス)、岩手200か1822

↑ナンバープレートが1番違いのBRTで盛へ。2本前の便とは異なり車内は数えるほどしか乗っていない。小友の手前から盛まではBRT専用道になる。線形もそのまま鉄道時代のものを使っているため、線形は決して良くない。トンネル断面も大きくないため、天井や側面が下手すればぶつかるのでは?と不安に思う所も。反対側のBRTが来る事も多いため、駅以外の場所でも退避できるようになっている。

↑西下~小友

↑細浦~下船渡

この区間のBRTは海を見る事が出来る車窓だ。バスとは言え車窓の見え方は列車と大きく変わらない。だがバスの弱点として列車以上に揺れる事。カメラを構えても車両の揺れにより、撮影したものがブレたりする事も多い😫撮影には苦労する所だったりする。大船渡市内に入ってからも乗り降りがある。これは列車時代にはあったような需要なのだろうか?BRTと言うバスだからこそ、手軽に乗れる交通機関になったのかもしれない・・・と大船渡線BRTに乗るたびに思った。これは非常に良い事である。

9回目に続く(下記リンクをクリック)

【2019年7月乗車記と乗り歩き/三陸の海岸線がメリハリ良く見える車窓!三陸鉄道リアス線2215D盛→釜石】行ったぜ、東北。⑨

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ご覧くださいまして、ありがとうございます。 当ブログは鉄道・バス・ヒコーキ・船について、読者の皆様が”乗りたくなる”公共交通機関の魅力をお伝えします。 実際に私が乗った時・撮った時の感想などについて「乗車記」「撮影記」として、各地の秘境駅や注目の鉄道駅に直接訪問し現地で知り得た事を「現地調査」として、”他所よりも詳しく”、鉄道系YouTuberに負けぬほどの勢い・情報量・知識・感動体験を当ブログでお伝えします。 私はJR全路線全区間乗車(JR完乗)済みで、鉄道友の会の正会員(一応某支部の幹部・撮影会などの行事についても詳しくお伝えします)です。当ブログのフォロー(ブックマーク)は誰からも大歓迎です。

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