【2018年廃止後/三江線がなくなっても続くInakaイルミ2018前編】三江線廃止からの”参考”になる記録89
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【2018年11月廃止後/三次駅を見る】三江線廃止からの”参考”になる記録84
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【2018年11月廃止後/江の川対岸から信木駅を見る/三江線があった証拠が式敷駅に残る】三江線廃止からの”参考”になる記録86
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【2018年11月廃止後/現役当時を思わせてくれる口羽駅】三江線廃止からの”参考”になる記録88
【日付】2018年11月23日(金)
【場所】レンタカーで宇都井駅へ向かう
もくじ
★三江線廃止後も継続!Inakaイルミ
三江線沿線には、これと言った観光施設は存在しない。遠方からの利用どころか、地元の人の利用も期待出来ないのが現状だった。沿線では過疎化が進み街が寂れる一方。ならば集客できるイベントをやろうではないか!と言って始まったのが、毎年11月末に実施しているイルミネーションイベント「Inakaイルミ」である。
三江線廃止後もInakaイルミ自体は継続されており、2019年も11月22日(金)と23日(土)の2日間開催予定である。だが、三江線廃止後どうやって宇都井にアクセスするのだろうか?
★宇都井駅近くまでは路線バス等の公共交通機関で行く事が出来ない!クルマで行くが駐車場は?

↑口羽駅近くにあった誘導看板。三次からだと国道375号→島根県道7号を道なりに進む。島根県邑南町の羽須美中学校をめざしてクルマを走らせる。三江線に代わる路線バスもあるが、本数が極端に少ないためInakaイルミの会場に行くのは、不可能と言って良い。遠方から来た場合はレンタカー等のクルマを使わざるを得ない。

↑街灯も何もない真っ暗な山道を口羽駅から約5キロほど走る。急に明るくなってくると、ここが羽須美中学校。ここのグラウンドが駐車場として開放されており、誘導してくれる人の指示に従い駐車する。必要な荷物を持って外に出る。この時の気温は5度。万全な防寒対策をしておくと良いだろう。

↑無料のシャトルバスに乗る。「邑南町」と出ていたので、役場が運行しているようだ。特に運行ダイヤが決まっているわけではなく、ピストン輸送である。お客が集まれば発車。2台のバスで往復していたので、お客が殺到すると長時間待たされる可能性もあったが、私が乗った時には待つ事はなかった。

↑シャトルバスに乗ってからGooegleMapsを開く。羽須美中学校からは谷沿いを通る島根県道292号を道なりに進む。かなりの山奥だ。宇都井駅周辺は警察の協力の下で通行止めにしているため、すれ違うクルマもほとんどない。三江線廃止後、地図からは三江線の存在は消えている。だが宇都井駅だけはちゃんと「駅のマーク」が残っている。でも線路は残っていない。廃線後どこに駅があったのか?わからなくなる。私は地理を知っていたので、なんとか行く事が出来たが、初めて行く人にとってはかなり大変だと思う。


↑近くの神社。竹筒の中にも電灯が灯る。意外にこのようなものは初めて見た。ここで参拝をする。
Inakaイルミは「お祭り」。出店が多数出ており、食事する場所は困る事がない。石見地方ではイノシシ肉が有名なようで、これを使った汁物等が販売していた。体が震えるほど寒かったので、汁物で暖を取る。
★三江線廃止後のInakaイルミをご覧あれ!












↑Inakaイルミは本当に感動するイルミネーションだ。日本一のイルミネーションではないかと思う。言葉が出ないほどの感動。まるで天国に居るような感じだ。
線路には何か走ってくる。キハ120系ではない。人力で漕いでレールを進むトロッコ列車。漕いでいる人は「イルミマン」と称した人で、遠くから見ていても存在がよくわかる。Inakaイルミの名物キャラクターだ。寒くて張りつめた空気。でもこんなに幻想的で、天国のような世界になっていると何分でも立ち止まって、ずっと居たくなる。力強さ、表現力の高さもある。基本的には2017年と大きく変わってはいない。でも微妙に変わっている所が面白い。むしろ2018年のInakaイルミの方が私は良かった。
すると、こんな情報が入ってきた。宇都井駅のホームに入る事が出来る!廃線後初めて入る宇都井駅ホーム。これは入りたくなってしまった!
90回目に続く
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