【本数が少ないのに立派な複線の理由は?室蘭本線1467D苫小牧→追分】北海道の維持困難線区を見る⑯

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【日付】2019年3月29日(金)

【列車番号】1467D(室蘭本線岩見沢行き)

【時刻】苫小牧8:37→岩見沢10:01

【車両】キハ40-356

★初めて乗った時の原因不明な混雑再び?

苫小牧から札幌を通らずに、岩見沢へ行く事が出来る路線がある。室蘭本線である。沼ノ端~長万部は特急「スーパー北斗」が1~2時間に1本程度通るし、貨物列車も本数が多い。「北海道の大動脈」だ。室蘭本線は沼ノ端までではなくて、その先も続いていて、内陸部に入って追分、栗山経由で岩見沢に至る。ほとんどが複線化されているが、これはかつての石炭輸送の名残。今や貨物列車は全廃されて、キハ40の単行気動車が1~5時間に1本程度通るだけだ。

本数が少ない=客数が少ないと言う意味だが、「ホンマかいな?!」と思うのが室蘭本線の実際の輸送状況。私が乗ってみると、なぜか大混雑!お客のほとんどは地元の人。「もっと本数多くても良いのではないか?」と思うけど、これが適正な本数なのか?よくわからない。私が乗った時は偶然大混雑していて、普段はそんなに混雑していない・・・・のかもしれない。

私が室蘭本線に岩見沢から乗った時、すでに大混雑!危うく乗れない所だったが、それでもなんとか乗れた。道中は車窓を見られるわけがなく、大混雑の中で通路のど真ん中に立たされた。この時は秋祭りが途中駅であって、これに向かう人が殺到したためだった。結論から言うと、今回も似たような大混雑が発生!しかも普段から定期的に起こってそうな?感じであった。

★苫小牧~追分は石勝線夕張支線乗車組で混雑

↑車両は日高本線のキハ40-356。必ずしも同線だけとは限らず、室蘭本線(岩見沢~苫小牧~東室蘭~長万部)や石勝線夕張支線でも見られる。2019年4月以降、石勝線夕張支線廃止により使用する車両数の減少や老朽化等により数両の廃車が発生している。

↑発車15分前に乗るとまだ空席が多い。この後は接続列車が着くと混雑するのがオチだった。列車の本数が少ないので発車時刻より早く入線出来ると言うのもあるが、北海道や東北は寒いので出来る限りホームで待つ時間を最小限にさせたいJR側の配慮もあるんだろう。天気は雪、氷点下1度、風速は2メートル。北海道にとっては当たり前の天気なのかもしれない。

接続列車が到着。大量に乗り換え客が1467Dに入ってきて座席を埋める。ほとんどが石勝線夕張支線に乗りに行くための同業者(鉄道ファン)。青春18きっぷの利用も多いらしく、「追分~新夕張は(青春18きっぷが)使えないんだよな~」と嘆く声があちらこちらから漏れる。北海道は普通列車よりも特急の方が圧倒的に便利で多いので、18きっぷは使いにくい。状況にもよるが、出来る限り特急にも無課金で乗車出来るお得なきっぷを私は使う傾向だ。

運転士や車内のテープ放送では繰り返し「この列車は千歳、北広島、札幌方面にはまいりません」と誤乗防止の案内がくどいくらい入る。実際にはそれら方面に行くと誤解して乗ってしまうお客も少なくないらしい。室蘭本線の沼ノ端~岩見沢ではKitaca等の交通系ICカードも使えない。これで入場して追分や栗山等の途中駅で下車したら、現金精算となってしまう。

★地震の影響で徐行。立派な複線で追分へ

北海道に来たので普段は聴かないSTVラジオの「オハヨーほっかいどう」を聴く。交通情報では「遠浅~三川の間は昨年の地震の影響により徐行運転。10~15分の遅れが発生」と伝えている。もちろん同じような事は駅でも伝えている。北海道胆振東部地震の影響で、路盤が安定していないため徐行が必要なのだ。それが安定するためには、地震発生から1年程度かかると言われいるが、つい最近2019年8月6日をもって路盤が安定した事が認められたため、同区間と日高本線の浜厚真周辺で実施していた徐行は解除されて、通常運行に戻っている。

↑沼ノ端駅。ここまでは特急「スーパー北斗」と同じ線路を走る。ここまではよく見る車窓だ。特急的にはここまでが室蘭本線で、この先が千歳線と全く違う路線。同じ路線なのに分岐する形になっているのが、追分・岩見沢方面の室蘭本線で、千歳線の方が直進できる配線。これも本数や輸送状況を反映した作りにしているのだろうか?

↑遠浅駅。立派な交換設備を有した駅だ。沼ノ端で千歳線と分岐してから、車窓は大きく変化。一気に雪化粧。線路周辺は鉄道林と思われる木に覆われる。複線区間であるため駅で列車同士がすれ違うのではなくて、本線上で苫小牧行きの1464Dが横を通り過ぎた。

この先は徐行。45km/h制限だ。国道234号が並走。片側2車線の立派過ぎる道路。「北海道らしい車窓」が苫小牧~岩見沢の全区間に渡り見る事が出来る、”感動的な車窓”と言って良いのかもしれない。

↑遠浅~早来

↑早来駅。ここが安平町の中心駅だ。高校生が7~8人程度乗る。まだ前側のロングシート付近に固まる事がほどの車内状況。

雪の車窓が広がる。複線なのは前述のように石炭輸送が盛んだったと言う歴史的な経緯。九州の筑豊本線(福北ゆたか線、若松線)と似たような状況だが、こちらは新型車両への置き換えや電化、運行系統を実態に合わせたものに変更等進化が見られるが、室蘭本線のこの区間は、むしろ衰退する一方。結構意外なのが室蘭本線の苫小牧~岩見沢についても、JR北海道は維持困難線区に指定している。お客は単行の割には結構乗る。人の動きもどの駅でも目立つ。次の岩見沢行きは13時台の1469Dまでないのが不思議だ。1~2時間に1本はあって良いと思う。本数が増えれば客数も増えるし、収支も改善するはずだが、「大人の事情」で出来ない所もあるのだろう。

↑徐行の影響で10分遅れて追分には9:22着。石勝線夕張支線乗車組が大量に下車して、全体では7割のお客が消えた。多少のお客が乗ってきた。車内は一気に空いてきた。座席も移動出来てしまうほどだ。

「これは余裕で乗れるな!」と思ったけど、これが間違っていた。

17回目に続く(次回は8月22日)

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