【日高本線列車代行バス9227便車窓・東町→様似】北海道の維持困難線区を見る2019年春⑬

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【日付】2019年3月28日(木)

【列車番号】9227便(日高本線列車代行バス様似行き)

【時刻】東町13:31→様似13:52

【車両】JR北海道バスのいすゞエルガ・531-4913(室蘭200か4913)

★東町駅の列車代行バスのりばが紛らわしい?

↑東町駅の前は道が狭いため、列車代行バスが発着する事は出来ない。必ずしも駅前=のりばとは限らない。これは道路事情が関係するためだ。駅舎の中には列車代行バスのりばの場所が書いてあるが、初めて来た者にとっては結構わかりにくく、紛らわしいものだった。

↑国道236号沿いにJR北海道バスのバス停。バス停名は「東町」。時刻表を見ると「様似」と言う行先はあるが、時刻が違う?13:31にバスが来るはずだが、その便の記載はなくて次は1時間以上も先?方向的には合っているので、バス停を間違えているようにも思えないが?

↑慌てて東町駅に戻り、列車代行バスのりばを確認。国道236号沿いではなくて、浦河赤十字病院の真ん前と言う事が判明!時刻は13:27。発車4分前。急いで走って列車代行バスがあると思われる所へ。

↑13:30(発車1分前)に列車代行バスのりばに到着。浦河赤十字病院の本当に真ん前。でもバス停は道路沿いで、病院の敷地内に入る事はない。

↑やっと到着。JR北海道バスとしては日高本線列車代行バス単独のバス停で、道南バスの「日赤前」バス停と同居する形。

↑13:33頃に列車代行バスが到着。東町で入れ替わる形。3人ずつが乗降する。主な客層は高校生で、私のような乗り鉄とか鉄道ファンは皆無。この日が平日だったと言う事もあるけど、やはり列車が走らなくなると、鉄道ファンであっても確実に利用しなくなる事がわかってしまった。

★奇形をした岩!日高本線列車代行バスの車窓から大自然を楽しめる?!

↑車内の様子。静内→浦河で乗った列車代行バスと同じタイプの車両。着席重視のため、前半分も座席数が多く通路が狭くなっているのが特徴。

↑日高幌別駅。ここも国道236号沿い。海岸沿いに目をやると、昆布を干すための海岸や場所、昆布を販売・加工する店も増える。この先は様似町に入る。

↑日高幌別~鵜苫(うとま)。日高本線と並走。この辺は線路被害は受けていないように見える。日高本線の高波被害は限定的で、大部分は無傷。しかし列車の運行系統を考えると、例えば浦河~様似だけと言う中途半端な区間だけだと、コストがかかる事や”通し”利用のお客からすると、かえって不便を被るので鵡川~様似の長い区間でバス代行にしているのだ。

↑鵜苫~西様似。見えてきたのは”尖がった岩”。「塩釜ローソク岩」と言う。国道236号沿いから直接見る事が出来て、この区間の日高本線列車代行バスの車窓からは是非注目したい。こんな車窓が見られるとは!日高本線列車から見る事が出来るのであろうか?そしてなんでこんな”奇形”とも言える岩がたくさんあるのか?疑問に思った。

↑西様似~様似。様似町の中心部が近づいてきた。様似駅も中心部にあるので、もうすぐ日高本線の終着となる。道路看板には「アポイ岳ジオパーク」とあった。細かい事は様似駅周辺を歩いて知ったが、世界的に見ても特異な地形を持つと言う。

「アポイ岳ジオパーク公式サイト」

↑詳しくはこのリンクを参照。アポイ岳は標高810メートルで決して高い山ではないが、それなのに高山植物が咲く。理由は特殊な土壌、気象、地形等が影響すると言う。アポイ岳ジオパーク自体は見所がたくさんあって、行ってみたいと思う所が多数あった。今回は時間の関係で行けなかったので、機会があれば1日たっぷり歩いてみたいと思った。

★日高本線終着駅の様似。この先も”壮大な鉄道”があるはずだった

↑様似駅は町役場のすぐ近くにある。町の中心部に面している。日高本線列車代行バスは駅舎前に横付けする。JR北海道バスの様似営業所は、この近くにあるはずなのでこの後は回送で戻る。様似と言えば、この先は襟裳岬や十勝の広尾に行く路線(日勝線)との接続駅。

↑14:00発の広尾行きが到着。広尾まで乗って(広尾15:50着)、広尾から(16:22発)十勝バスの帯広駅行きに乗れば、18:45には帯広に着ける。そのまま特急「スーパーとかち10号」(帯広19:22発)に乗れば、その日のうちに札幌市内に行く事も可能だ。(ダイヤは2019年7月現在)

日勝線は国鉄時代からある伝統的なバス路線だが、区間便が平日4往復と広尾までが3往復あるだけだ。土日祝日はもっと本数が少ない。日高本線は様似から先は襟裳岬を経由して広尾まで延伸したのちに、広尾線に接続して帯広へ向かうと言う、”壮大な鉄道”になる計画だったが、この話も消えてしまった。広尾線自体は国鉄末期の1987年2月に廃止されて、十勝バスに転換。今でも幸福駅は存在し十勝を代表する観光地だったりする。

↑様似駅の中に入る。広い待合室。簡易委託駅で8:00~16:30(一部休憩のため閉鎖時間あり)の営業で、JR線の乗車券類の販売を行っている。また日勝線の乗車券についても販売を行っている。様似町の「わが町ご当地入場券」はここで販売している。駅舎自体は広く、別の場所には観光案内所も併設。

↑ホームは1つしかないが、線路は2つある。回送車両等を止めて置く場所であろうか?駐車場になっている所は、元々はもう1つホームがあったようにも見えた。1982年までは貨物取り扱いがあって、貨物線もあったのでその名残なのであろうか?

↑北海道の遠い所まで来ると、GoogleMapsで今どこに居るのか明確にしたくなる癖がある。今回は様似なので北海道の太平洋側の本州寄りであったが、これを稚内や根室、網走でやると「おー!遠くまで来たな!」と感じる事がひそかな楽しみだったりする。

★様似町の図書館で

↑様似町役場は様似駅から歩いて5分程度の所。iPhoneのカメラで撮影したら、「様似町役場」とハッキリとした名称で出てきたのは恐れ入った。

↑役場の前には、ツルハドラックやコンビニ(セイコーマートとセブンイレブン)等の店舗が立ち並ぶ中心部。「アポイ岳ジオパーク」になっている奇形の岩や自然遺産を見に行きたかったが、気温1度、風速11メートル、体感温度では氷点下5~6度と言った気象状況では、さすがにそれを見に行こうとは思えなかった。暖を取る場所を・・・と言っても鉄道が廃止されるかもしれない田舎なので、簡単には見つからないと思ったが

↑様似町図書館が役場のすぐ隣にあった。ここに入って日高本線関連の本でも読もうと思って入る。どこの図書館でも言えるが、地元鉄道路線の資料性の高い本(アマゾン等の通販でもほとんど流通していない貴重な本)は意外と置いていない。出版されていない事はなくはないが、元々の発行部数が少ない事や読者も限られるので、図書館でも見つける事が出来ない事が多い。書棚を探してみたが、日高本線に関する直接的な本は見つける事が出来なかった。

代わりに見つけたのは北海道関連の鉄道本2冊。安田就視著『昭和の終着駅北海道編』(2017年出版)。これは写真集に近い内容で、1975年~1985年にかけて北海道の国鉄線の終着駅を撮影したもの。駅名紹介とその駅の概要が書かれており、廃線となった所は廃線後の状況も付け加えられている。国鉄が消えてから30年以上が経過し、今の若い子は国鉄が何なのか知らない人も増える中で、国鉄時代の記録を収めた貴重な本と言える。廃線跡自体は撤去が進んでいる所が多く、終着駅だったところは跡形もなくなっている駅が目立つと言う。かなり役に立った良書だ。

もう1冊は「別に北海道の図書館でなくても読めるでしょう」と言う本。川島令三著『全国鉄道事情北海道編』(2017年出版)。結論から言うと、アマゾンのレビューで評価点数を見ると「★1,5」と極めて低い。時間がなかったので、日高本線の部分だけ簡単に読ませてもらうと、「DMVを開発して苫小牧~襟裳岬へ直通する列車を!」とか「列車代行バスは良くない。鵡川乗り換えをなくせ!」とか「日高本線廃止後はBRTにせよ!」等の相変わらずの無理難題、支離滅裂な記述ばかりでガッカリ。「読むんじゃなかった」と思った。

14回目に続く

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KH8000

普段当たり前のように乗っている鉄道、バス、クルマは、意外と深い所まで知らない人が多いのではなかろうか? 例えば「何で大雨が降ると電車が止まってしまうのか?JRは簡単に止まるのに、私鉄が止まらない!その差は何か?」と素朴に感じるみなさんが知りたい”今話題のネタ”を、テレビ・新聞・SNSよりも詳しく、わかりやすく、深くしゃべり倒す!

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