【2018年11月廃止後/長谷駅は西日本豪雨で被災?】三江線廃止からの”参考”になる記録85
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【2018年11月廃止後/三次駅を見る】三江線廃止からの”参考”になる記録84
【日付】2018年11月23日(金)
【場所】レンタカーで長谷駅へ向かう
もくじ
★秘境駅で知られた長谷駅は西日本豪雨で被災?近くまで行けず
三次駅からは国道54号→広島県道112号で進む。しかし「長谷駅には行けない」と言う道路看板。それでも行ける所まで進んでみた。


↑粟屋~長谷の間にある「馬谷行」と言うバス停付近。ちょっとした空き地があったので、ここにクルマを止める。廃止後道路から線路に入れないようにするため、「立入禁止」と書いた柵が張り巡らされている。レールを見ると完全に錆びっていた。列車が10日通らなくても錆びてしまうので、錆具合が”再起不能”とも言えるような状態だ。

↑広島県道112号は長谷駅付近から通行止めの道路看板。迂回を求めている。西日本豪雨の影響により道路が崩壊したため、通る事が出来なくなっていた。もし三江線がこの時営業を続けていたら、同様の被害を受けていたのかもしれない。

↑江の川の様子。一部だが”えぐられた”形跡が見える。これも西日本豪雨の影響だろうか?



↑長谷駅の目の前で通行止め。工事中だったので、見られる範囲から長谷駅の様子を伺う。道路からホームにつながる階段や駅舎については、廃止された2018年4月1日と様子は変わらない。しかし、県道は壊れている。江の川の護岸が崩れている。道幅は決して広くないのに、道路の半分程度が破損して使えない状況になっているため、通行止めにせざるを得ない。

↑バス停。本来は広島県道112号を道なりに式敷まで進む経路なのだが、長谷駅付近通行止めのため、ここで折り返して迂回する事になっていた。

↑すると代替バスがやってきた。式敷行きだ。長谷駅のバス停で転回して迂回した。狭い道はゆっくりと進む運転なので、代替バスに道を譲った。

↑江の川の山々は赤く染まっていた。紅葉の名所は特に三江線沿線ではないが、三江線があった当時は車窓からいろんな場所から紅葉を楽しめた。最後の秋となった2017年秋の三江線列車大混雑が今になってみると懐かしい。
でも、三江線がなくなった今、「三江線から紅葉を見る」と言う人は”三江線ファン”でもない限り、遠くから来なくなった。むしろそんな人はいない。「廃線バブル」が崩壊した2018年秋の現実だった。
86回目に続く
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