【日高本線列車代行バス2225便車窓・鵡川→静内】北海道の維持困難線区を見る2019年春⑩

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【日付】2019年3月28日(木)

【列車番号】2225便(列車代行バス静内行き)

【時刻】鵡川8:38→静内10:25

【車両】酒井観光バスの日野セレガ

【経路】国道235号線。但し駅近くは別の道に入る

★水垢で車窓が見られない?

↑日高本線の列車運転は鵡川まで。鵡川から先も日高本線としては存続しているが、列車代行バスによる運行。ホームを出て駅舎へ。駅舎の中にはトイレは休憩所があるので、トイレも済ませておく。列車代行バスではトイレがないため事前に済ませておくと良いだろう。

↑鵡川駅には列車代行バスの利用方法が掲示されていた。乗車券は下車時に車内にある箱に入れるようにと書いてある。

↑駅前に止まっていたのは1台の観光バス。酒井観光バスと言う会社の日野セレガ(室蘭200か974)だ。一応窓には「JR列車代行」「静内行」とあるだけだ。JR北海道の担当者が誘導や案内をしているわけでもない。単なる観光バス。「本当にこれが日高本線の代わりになるバスなのだろうか?」と不安にも思う次第。車内では乗車券の販売は行っていない。乗車時に運転士に有効な乗車券を提示する必要がある。高速バスとは違い全席自由席である。

↑車内はこんな感じ。明らかに古いバスだ。途中駅で下車する場合は、本来は押しボタンで知らせたい所だが、押しボタン自体がない。口頭で運転士に申し出るしかないのだろうか?

鵡川を発車。基本的には国道235号を通って、駅近くだけは別の道を通る。この手の列車代行バスは運転士がマイク放送する事もなければ、テープに吹き込まれた放送をする事も少ないのであるが、このバスでは運転士が肉声で行先等を放送。その中で「走行中に座席を立ちあがって右に左に移動しないでください」と。どうやら同業者(鉄道ファン)が、日高本線の被災した線路を見たい(撮影したい)理由で、座席移動があるらしい。列車ではないので、普通に考えて危険な行為だ。

↑汐見~富川

廃墟となったコンビニ跡地。撮影の仕方がおかしい?左右は黒くなっており、中央だけに被写体が写っている。これは撮影のために一時的に小さく窓を開けたためだ。外の気温は+1~2℃なので出来れば窓を閉めた状態で撮影したかったが、バスの窓ガラスは水垢だらけ!窓を閉めた状態で撮影すると、水垢にカメラのピントが合ってしまうため、肝心の車窓がピンボケしてブレたような写真になってしまう。そのため、実際に使う事が出来る写真は限られてしまった。これだけは仕方がない。

↑富川~日高門別

北海道らしい車窓が列車代行バスからも楽しめる。列車が運行を停止している日高本線の線路はそのまま残っており、今にも列車が走ってきそうな雰囲気だ。それでもレールは錆びているためしっかりと補修しないと列車運行する事が出来ない状態だ。

↑日高門別には定刻よりも5分早く9:18に到着。

↑外に出せてもらって簡単に駅の様子を見る事に。

↑日高門別駅のホーム。列車交換する事は可能。廃止になっていないため、列車は来ないがホームに入る事は自由に出来る。やはり今にも列車が来そうな感じ。鵡川~日高門別は被害が比較的少ないため、地元側はここまでの運転再開を要望しているが、JR北海道は難色を示している。列車代行バスに乗ってきても比較的お客が多かったので、利便性を考えれば日高門別まであった方がいいのかも・・・と思った。

★日高門別から先は線路被害が列車代行バスの車窓からも見える

↑日高門別~豊郷

この辺から国道235号と日高本線は並走するようになる。線路も至近距離から見る事が出来るけど、この辺もそんなに被害を受けていないような?

↑豊郷~清畠。日高本線の線路がかなり海に近くなってきた。この辺から列車代行バスの車窓にもハッキリと海が見えるようになってきた。

↑すると鉄橋が真っ二つに割れていた!右側はすでに撤去済みのため、橋脚しか残っていないが何らかのダメージがあったのだろう。

↑清畠駅は日高本線の駅前に設置されていない。一部の駅はバスが駅に入る事が出来ないなどの理由で、国道235号沿い等に設置されている事も少なくない。

↑清畠~厚賀。住宅地が増えてきた。

↑厚賀駅は国道235号線を曲がった所にある。鵡川行きの2228便の列車代行バスとすれ違った。

↑厚賀駅近くの踏切。ここもそのまま線路が残されている。果たしてここを再び列車が通る事があるのだろうか?

↑厚賀駅。駅前のバス停に止まる。ここも早着のため9:45~9:48まで止まる。車窓から駅舎を見ると、木造駅舎で小さな街の玄関と言った雰囲気がした。

↑大狩部駅。ここから先は最も被害が大きい区間に入る。被害を受けたのは海に面した線路なので、街が何らかの被害を受けているわけではない。街を見る限り至って何もない感じを保つ。

↑大狩部~節婦。”決定的瞬間”は撮影出来なかったが、線路が宙づりになっている所があった。レールが折れ曲がった所やマクラギ部分が完全に砂利で覆われている所もある。海から漂流したと思われるゴミも多数線路には残されている。復旧させようと思えば復旧させる事は出来る。

しかし、日高本線の客数が少ないので必要な費用を用意する事が出来ない。2017年度苫小牧~鵡川の輸送密度が449人で営業係数1,687円、同年度の鵡川~様似の輸送密度が119人で営業係数が1,432円と非常に悪い。それでも苫小牧~鵡川は輸送密度が400人台なので他線区と比べても極端に悪いわけではない。それでもこの数字では鉄道輸送を維持するのは難しい。バス転換して妥当な人数しかお客がいない。私としては鉄道として様似まである時代に乗っておきたかった。海岸線ギリギリを走る車窓を見たかったが、残念ながらそれは二度と見られない可能性が高い。JR北海道は2020年度をメドに廃止する方針を固めている。地元が容認すれば廃止が正式に決定する。鵡川~様似が廃止になったとしても「さよなら運転」をする事はないので、廃止日以降は別系統の路線バスに継承される寂しいものになると思うと、悔やんでも悔やまれない。

立派な駅舎をした新冠には10:11~10:14。町の中心部でさすがに乗り降りがあるが、それでも2人に留まる。それが日高本線の現状だろうか。新冠は意外にも列車交換出来ないホーム。日高本線でそれが可能なのは距離の割には少なくて、鵡川、日高門別、静内、本桐のみだ。段々と建物も増えて久しぶりに大きい町に来たと思うと、静内に到着だ。

静内で列車代行バスの運転系統は別れるため、必ず乗り換えとなる。ここまでの列車代行バスでは窓が水垢だらけで満足に撮影出来ず、これから乗り換える様似行きのバスもそうなっていないか心配になってきた。

11回目に続く

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KH8000

普段当たり前のように乗っている鉄道、バス、クルマは、意外と深い所まで知らない人が多いのではなかろうか? 例えば「何で大雨が降ると電車が止まってしまうのか?JRは簡単に止まるのに、私鉄が止まらない!その差は何か?」と素朴に感じるみなさんが知りたい”今話題のネタ”を、テレビ・新聞・SNSよりも詳しく、わかりやすく、深くしゃべり倒す!

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1件の返信

  1. 忍者てつ丸 より:

    おはようございます。
    この路線は様似まで2回乗ったことがあり、1回目(平成初期)は静内から先満員でカーテンを閉められたので景色が見えず、
    リベンジ目的でそれから15年後くらいに2回目として乗りました。
    結果から言えば海が見えるのは静内までであり、そこから様似はやや内陸に入るので、
    言い方は悪いですがリベンジする価値は無かったです。
    1回目は夏場で満員、みんなバス乗り継ぎで襟岬まで行きましたが、
    2回目は5月なのもありましたが、襟岬行きのバスはガラガラでした。
    当時は駅舎にバス営業所があり、スタッフさんは「DMV入れて乗り換え無しならお客様はもっと増える」と期待してましたが、
    DMV自体が断念し叶わない夢になってしまったのが残念でした。

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