【函館本線721系2236M滝川→岩見沢の車窓/”通勤特急”ライラック36号岩見沢→札幌】北海道の維持困難線区を見る2019年春⑦

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【日付】2019年3月27日(水)

【列車番号】2236M(岩見沢行き)

【時刻】滝川(A21)17:15→岩見沢(A13)17:54

【車両】721系0番台のF14編成

★根室本線始発の滝川駅

↑根室本線は滝川駅(T21)が起点となる。ここからはるばる根室まで443kmも延びているのだ。「どんな路線なんだろう?」「どんなドラマがあるんだろう?」「どんな車窓が展開されるんだろう?」と思うとワクワクしてくるのも始発駅ならでは。

滝川で下車すると雪が降り続いていた。ホームの一部が微妙に雪が積もっていたので「雪遊び」でもしてみる。少なくても北海道の人がホームで雪遊びをする事はなかろう。どうみても道産子ではない事が丸わかりだ。

↑北海道のキハ40には幕式の表示機とかLED表示機は車両側面に設置されていない。昔ながらの「サイドボード」略して「サボ」で1運行終えるたびに新しいものに取り換えている。9632D(滝川16:57着)の折り返しは17:57発の3433D快速狩勝の東鹿越行き。途中通過駅は東滝川と平岸だけ。優等列車みたいな雰囲気もしたけど、実態はたった2駅しか通過しない区間快速のような列車だ。

3433Dは元々列車自体が帯広まで行っていたんだろうが、今は災害で東鹿越~新得で運転出来ないため、列車自体が狩勝区間(落合~新得)を超える事はない。現在(2019年3月のダイヤ)では、東鹿越で列車代行バスに接続し、新得でこれまた快速狩勝の3463D池田行きに接続。帯広で特急「スーパーおおぞら11号」に乗り換えれば、この日のうちに釧路まで行く事が出来る。

★旅情・風情たっぷりの函館本線普通列車

↑滝川駅の跨線橋を渡る。右側が根室本線のホームだが線路自体は函館本線とつながっているため、両線との直通運転も可能だ。3月も終わりなのにまだまだ春が遠い北海道。一面うっすらとした雪が積もる。降ってくる雪は”フワフワした綿菓子みたいな雪”だ。この日の17時の気象状況は、気温が氷点下1度、風速が5メートル、30センチの積雪であった。

↑17:02発の札幌行き特急「ライラック34号」が到着。この特急に乗っても良かったけど、いつもこの区間の函館本線は特急しか乗らない。少し時間があったので岩見沢までは普通列車に乗ってみることにした。きっと違い世界になっているはず。

↑既に止まっていた2236M岩見沢行き。旭川発だけど行先は中途半端に岩見沢どまり。そのまま札幌・ほしみ・小樽まで運転してしまえば・・・と思った。岩見沢で函館本線の普通列車は大きく変化するので、運転系統が実質的に異なる岩見沢から札幌方面との列車は直通させたくないのだろう。滝川~岩見沢は1時間に1本程度普通列車があっても、滝川以北(深川・旭川方面)は3時間に1本程度に開く。特急が頻発しているのに、普通列車がこんなにも少ないとは。

車内に入ると座席は転換クロスシート。それでも好きな座席を自由に選択できるほど空いている。やはり主要顧客は高校生で、地元の大人はほとんどが特急に乗る。JRは特急以外乗る選択肢が存在しないと言うのが、札幌以外の北海道全域で言える事なのかもしれない。

砂川(A20)は特急停車駅。やはり下車するお客が多い。滝川からの1駅のみの利用も目立つ。豊沼(A19)は住宅地。やはり大きな煙突が気になる。札沼線の浦臼付近からも見える大きな存在であるが、これは王子コンスターチと言う会社の工場だ。

↑奈井江駅(A18)。特急は止まらないが街の規模としては大きい。それでも2236Mの人の動きは細く、3人程度が入れ替わる程度だった。雪が強くなる。それでもホームで待っている人は傘をさしていない。雪に濡れながらしぶとく待っている。雨ならば傘の出番なのだろうけど、北海道にように”フワフワな綿菓子のような雪”だと、雪が強くてもそんなに濡れない?その辺は雪の知識がほとんどないので、全くわからない。

2233M旭川行きの721系とすれ違う。お客は3両で10人ほどしか乗っていない。一部を除き函館本線の旭川~岩見沢は電車運転で721系のみ。JR北海道は長期経営計画で、2両の電車を新造する事にしているので、需要と供給が合致しないこの地区に配置するのかもしれない。その代わり一部で3時間程度列車がないため、本数も増やす事を期待したいけど、どうなんだろうか?

↑奈井江~茶志内

↑茶志内駅(A17)。ホームは薄暗くなっているのに照明が点いていない。旅情はあるがお客は決して多くない。この駅でも3人程度が乗り替わる。

↑特急停車駅の美唄駅(A16)はさすがにホームは明るい。高校生が多く乗ってきた。ホームでは後続の特急を待っている人が多い。

↑光珠内駅(A15)広い畑の中にある駅。ホームのほとんどが除雪されていない。逆に言えばここに止まる列車はない事を示す。次の峰延(A14)もホームは暗い。すると929D滝川行きすれ違う。なぜか日高本線用のキハ40だった。なんでだろう?と疑問に思ったけど、よくよく考えてみると岩見沢からの室蘭本線運用の途中で函館本線でも一仕事する「間合い運用」では?それで正解かはわからないが。

車窓としては特急と大きく変わらない。同じ所を走るのだから。でも特急が止まらない駅の表情は普通列車からの車窓でないとわからない。旅情や風情は最高のものがあったが、利用者は決して多くない。札幌からもそんなに遠くないのにこんなに少ないとは。

★”通勤特急”ライラック36号

【列車番号】3036M(特急ライラック36号)

【時刻】岩見沢(A13)18:00→札幌(01)18:25

【車両】6号車自由席のクハ789-202

↑岩見沢(A13)に到着。ここから普通列車はローカル線から都会の電車に変化する。札幌には特急が先着するため、「ライラック36号」に乗り換える。既に自由席の乗車位置には10人以上が並んでいる。むしろ普通列車よりもライラックに乗る人が多い。

↑キハ183系の網走行き特急「オホーツク3号」が到着。網走着は23:00なのでまだまだ始まったばかりだ。自由席は旭川までは利用が多いのだろう。

↑少し遅れて「ライラック36号」が到着。先客が何人も居る。順番通りに車内へ。窓側は見事に全て満席。通路側も空席が少ない。それでも空いていた通路側座席に座れた。岩見沢を発車。まさに”通勤特急”。私のように乗り鉄を楽しむような同業者(鉄道ファン)は皆無。ほぼ全員が仕事終わりの人。日常の通勤で「ライラック」を使っているようで、発車してしばらくして車掌が現れて検札。特急専用定期券を見せてすぐに改札が終了する人が多数で、普通の紙のきっぷに検札印を押されるお客の方が少ない。ある意味では「走る会議室」的な感じ。こんな列車がJR北海道に存在するとは思いもしなかった。

8回目に続く

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KH8000

普段当たり前のように乗っている鉄道、バス、クルマは、意外と深い所まで知らない人が多いのではなかろうか? 例えば「何で大雨が降ると電車が止まってしまうのか?JRは簡単に止まるのに、私鉄が止まらない!その差は何か?」と素朴に感じるみなさんが知りたい”今話題のネタ”を、テレビ・新聞・SNSよりも詳しく、わかりやすく、深くしゃべり倒す!

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