【絶景車窓は小淵沢駅を発車してすぐ!/227D小淵沢→野辺山】小海線夏の高原列車で行く野辺山・清里②

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【小淵沢へ送り込み/誤乗しやすい?無人化された長坂駅】小海線夏の高原列車で行く野辺山・清里①

【日付】2019年7月7日(日)

【列車番号】227D(小諸行き)

【時刻】小淵沢11:57→野辺山12:31

【車両】キハ110-113+キハ110-119

★小海線の絶景車窓は小淵沢駅を発車してすぐ!

小淵沢からは小海線に乗り換える。原則として松本方面行き列車は駅舎近くの1番のりば、甲府・東京方面は2番のりばから発車する。小海線ホームは連絡橋(跨線橋)を渡って4・5番のりばへ。特急「あずさ」とジャストインタイムで接続するため、これを使えば待ち時間は少ない事が多いが、普通列車だと待ち時間が長い傾向だ。それでも小淵沢駅自体が2017年にリニューアルされて、駅自体が観光の拠点となっていたりもする。

↑すでに小海線の4番のりばには227Dとなるキハ110系が止まっている。

↑ホームには特急用の券売機があった。昨年も小淵沢駅には来たが、この時はなかったような気がする。今年3月のダイヤ改正で中央東線の特急からは自由席がなくなった。原則乗車前に指定席を確保する必要があるため、例えば特急が止まらない駅から乗車して小淵沢から乗車する場合、特急券を買うチャンスがなくなる。車内で特急券を買うと座席指定が出来ないどころか、値段も高くなるのでホームで買えるようにするのは当然。特急に乗るための”最後の砦”とも言えるような存在で、JR東日本としては新型車両のE353系特急あずさに誘導したい意図も伝わる。

↑跨線橋から「空にいちばん近い小海線」を演出!ここから高原に行くと思うとワクワクしてくる。小海線では2018年11月頃からシカとの衝突事故防止のため電子音を鳴らす旨が。いわゆる「シカ除け」である。後でも書くが電子音を鳴らしているのは、朝や夜だけではなく昼間も鳴らしているのでは?と思った。シカがたくさん出て来てもおかしくない環境なのが小海線だったりする。そういうイメージはないけど。

↑小海線の本数は小淵沢周辺だとかなり少ない。長野県に入って中込~小諸は1時間に1~2本はあるが、最大で2時間も開くとは!

「夏の高原列車」を楽しむためには、本数的には少なくてつらい。だが2019年の場合、9月29日までの全ての土日祝日と8月の毎日「八ヶ岳高原列車」と言う臨時の各駅停車が小淵沢発3本、野辺山発2本運行している。小淵沢発は9:16発(8251D)、11:25発(8253D)、13:10発(8255D)で全て野辺山行きの各駅停車。本数が少ない時間帯に運行するため非常に便利な列車だ。

小海線と言えばキハE200系のハイブリット気動車「こうみ」。2019年3月までは13時台の小諸行きだったが、同年3月からは変更が発生し15時台の小諸行き(15:00発231D)になった。小淵沢まで来るキハE200系はこれと送り込みになる小諸発の230D(小諸12:02→小淵沢14:20)の1往復しかない。小諸~中込~小海ではもう少し本数が増える。小淵沢駅では230Dと231D以外の列車は全てキハ110系だ。

この写真を撮影している時の時刻は11:44だ。ドアは開いていない。乗車を待つお客が数人待つ。時刻表の左側には小さく「ドアが開く時間」が書いてあった。それによると227Dは発車10分前の11:47となっていた。他の列車も概ね発車10分前にならないとドアが開かない。小淵沢周辺の小海線はほとんどがワンマン運行で、駅の管轄は八王子支社、小海線の管轄(乗務員も)は長野支社とJR東日本と言う同じ会社でも組織が違うため、小海線からすると長野県側からやってくる立場だ。乗務員は小淵沢に着いたらすぐに戻る列車もあるが、ほとんどは一旦休憩後に戻るため、1分単位で休憩時間が決まっている。そうなると列車に戻ってきて準備開始の時刻も決まっており、それに基づいてドアが開く時間(乗車可能になる時間)も決まっているのだ。11:46頃に227Dの乗務員が現れ、約束通り11:47にドアが開いた。

↑小海線はオリジナルデザインの駅名表。長野支社オリジナルの駅名表(国鉄時代のそれに似ている)も小淵沢以外の駅でも存在するが、いかにも「高原列車」「空に近い」事を連想させてくれる。これを見ただけで乗る前からワクワクドキドキだ。

↑先頭のキハ110-113に乗る。オススメは進行方向右側である。但し清里までは。清里~野辺山の1駅だけは同左側がオススメだ。この日はせっかくの「七夕」にも関わらず雨が降っていた。青空は全く見えない。天気が悪いので客足も悪い。昨年乗った時はかなり混雑したが、この日はガラガラ。空きボックス席こそ出なかったが、それでも各ボックス席にいたとしても2人程度。松本行きの特急「あずさ9号」と新宿行きの「あずさ14号」にジャストインタイムで接続するが、乗り換え客は多いものの立客が出る事はなく11:57に小淵沢を発車。

↑小淵沢を発車してすぐに進行方向右側を見てほしい。いきなりの絶景車窓が待っている。鉄道写真でもおなじみの丘の高い所を小海線が走り、背景に八ヶ岳連峰が写っている場所。小淵沢駅を発車して右にカーブを切って、少しすると覆われた木々がなくなって開けた所がここだ。小海線は大きく緩くカーブするので、乗っていてもすぐにわかる。八ヶ岳連邦をみたいならば、最初から左側の座席に座った方が良いだろう。だがこれも長く続く事はなく、E20中央道と交差する所まで。小淵沢インターがこの近くにあるとは初めて知ったが、意外と中央道からはこの車窓を見る事は出来ない。

まだまだ絶景車窓が続く!・・・と思ってしまうが、中央道を過ぎた所から「森林地帯」に入る。こう表現すると湿っぽい土と木がある所とイメージするが、小海線では白樺の木だろうか?乾ききった木と土が出迎えてくれる。見ているだけで爽快な気分になる。右に左にカーブを繰り返しながら少しずつ標高を上げて行く。

前方からは「キー!」と言う音。カーブする時にレールがきしむ音にも聴こえたが、これがウワサのシカ除け電子音なのか?よくわからなかった。昨年乗った時にはなかったはずの線路際の頑丈な柵。明らかにシカが入らないようにするためのもの。一部は侵入した形跡が・・・。雰囲気的にはシカの1頭程度出て来てもおかしくない。それでも特別山奥ではなく、並行する道路はあるし別荘もいくつかある。少し離れた所にはコンビニも見えてきた。

甲斐小泉ではそんなに動きがない。列車交換は可能な構造で相対式。この先も信濃川上までは全駅で列車交換が出来て、佐久広瀬でようやく?棒線駅になる。本数的にはまだまだ増やせるが、利用が延びないため2時間に1本程度になっているのだろうか?地元利用は少なく、観光利用が多いと言う実態がわかる。

↑甲斐大泉で8254D小淵沢行き「八ヶ岳高原列車4号」(キハ110-114+キハ110-115の2両)と交換。すでに立客も多く出るくらい混雑。必ずしも野辺山・清里からの乗車ばかりではなく、甲斐大泉からの乗車も少なくない。大きな荷物を持った学生の合宿や旅行だろうか?8254Dを待っていた。

★一般定期列車では標高1375メートル「JR最高地点」案内放送をやらなくなった?

清里には12:23着。乗っていたお客の8割が下車。夏の高原列車最盛期とも言える7月後半から8月いっぱいにかけては、入れ替わる形で大量に乗ってきて、「JR最高地点」を通る列車を体験するべく野辺山までの1駅だけの乗車も多いのだが、この日は天気が悪いためか?ほとんどいなかった。

↑清里を発車。車内は「高原列車」と思えぬほどのガラガラぶり。進行方向左側の座席が空いたので移動。国道141号に並走する形で山梨県から長野県に入る。「JR最高地点」は長野県に入って少し進んだ所。標高は1375メートル。周辺には土産物店、ホテル、駐車場が整備されており、国道141号沿い。私も毎年1回はクルマで行くが、列車に乗れば格別に違うものだ。場所的にはどの辺にあるのかわかるので、「JR最高地点」を写すためカメラを構えるが、「まもなくJR最高地点です。ここはJR線で最も標高が高い・・・」と言う案内放送があるはずだが?なかった。どうやら一般定期列車ではやらないらしい。折り返しの230D(野辺山13:49発)にも乗ったが、同じであった。どうやら「八ヶ岳高原列車」限定らしい。昨年キハE200系に乗った時には、その案内があったので運転士が案内を出す・出さないを決めているのかもしれない。

結局案内放送はなくて、JR最高地点付近は右にカーブして、速度が上がり始める。その瞬間がJR最高地点の石碑があるのだが、完全に写すタイミングを逸脱した。水滴が窓についているため、この先の野辺山高原の車窓も満足に写せず、野辺山に着く。交通系ICカードが使えるのは野辺山まで。乗り過ごしがないようにするため早めに準備して、ドア付近に立った。

3回目に続く。

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KH8000

普段当たり前のように乗っている鉄道、バス、クルマは、意外と深い所まで知らない人が多いのではなかろうか? 例えば「何で大雨が降ると電車が止まってしまうのか?JRは簡単に止まるのに、私鉄が止まらない!その差は何か?」と素朴に感じるみなさんが知りたい”今話題のネタ”を、テレビ・新聞・SNSよりも詳しく、わかりやすく、深くしゃべり倒す!

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