【乗車記/新型車両20000系二俣川→湘南台】相鉄の高級通勤電車に乗る③

広告
広告
広告

前回までの内容は下記リンクをクリック

広告
広告

「【都心直結!最初に乗ったのはE○○○系のパクリ?】相鉄の高級通勤電車に乗る①」

【本当に平成生まれ??各駅停車で西横浜→二俣川】相鉄の高級通勤電車に乗る②

【日付】2019年5月2日(木・祝日)

【時刻】二俣川(SO10)15:15→湘南台(SO37)15:31(快速湘南台行き)

【車両】相鉄20000系の20001編成、9号車の20901

もくじ

★誰にでも優しい高級通勤電車20000系に乗る

二俣川で後続の特急に追い抜かれる。これに乗り換えるお客が多く座席はかなり空いた。私もこの駅で下車する。ホームには高校生くらいの同業者(鉄道ファン)が多い。

↑15:11発の特急海老名行きは20000系・・・と見ていたが、実際にやってきたのは10000系。あくまでも20000系に乗る事が目的のため乗らずに見送る。とりあえずは20000系が来るまでそのままホームで待つ事にした。行先は「未定」である。

↑15:15発の快速湘南台行きが到着。するとやってきたのは20000系が来た!これに迷うことなく乗車。二俣川からはいずみ野線に入る。快速は相鉄本線では星川(SO05)と鶴ヶ峰(SO09)にも停車。横浜~二俣川は特急・急行とも無停車のため、これらが止まらない駅の中でも利用が見込める駅には止まっている。関西私鉄ならば区間急行とか準急に該当する列車と思って良いだろう。

↑ドアの上には大型の液晶画面を設置。

↑車内の様子。マクラギ方向に対しても液晶画面がある事が特徴。ドア付近の座席には透明の仕切り版。今までは仕切り版がない(主に古い車両)orあっても白い壁の仕切り版(E231系等)であった。座席の存在を気づきやすくするための工夫、バリアフリーと言う面であるが、鉄道車両でもっと重要な設備である座席の存在を知らせて、座席にお客を誘導させている。

最近の車両は座面が高い所にあるため、座り出しから「座りにくそう・・・」と思ってしまう。しかし相鉄20000系は座面が低い所にあるため、低い場所まで腰を下げる必要はあるが、着席してしまうと「ちょうど良い高さ」に座面や腰が来るので、ロングシートとは言え「座りやすい座席」と感じた。着席してみると多少肩幅が狭いが、それでも他社の通勤電車では味わう事が出来ないほどのホールド感を得た。関東の通勤型車両で今や座席に座ってもホールド感が全くない事が少なくないが、それを相鉄は追求していたはずで、やはり「気合の入れ方が違う」。

↑それでも優先座席だけは座席の形状がことなる。むしろこちらは座りにくい。座面が他の座席よりも高い。座る時からやや苦労する。クッションも他の座席よりも硬め。足を延ばさないと床に足が付かない感覚だ。優先座席は3人掛けで車端部に設置。1人分の区画を明確にするために、黄色い仕切りがあるのが特徴。

↑連結付近のドア(貫通路)は東京メトロや西武等の最新の車両でも見かける「透明の仕切りドア」。何も柄を設けないと、仕切りドアの存在に気付かずお客がぶつかってケガをする事もあるので、一応は仕切りドアである事を主張するため、わずかながらの柄を入れている。これは車両製造した日立製作所の意向らしい。

右側には車両番号(20901)や号車番号(9号車)、「HITACHI2017」ともある。

↑最近は1枚のテープに全ての情報をまとめてしまう傾向で、関西私鉄の一部でも見かけられる。重要な情報でありながらも、一般客には関係ない事が多いので、1つずつ作るとコストが高い。コストを削減するためにまとめてしまった方が安い。それに対して相鉄20000系は逆行するように、1枚ずつ必要な情報をまとめている。それでもコスト削減策?として場所的には1ヶ所に集約している。

車体そのものは日立製作所のA-tain構造(アルミ合金ダブルスキン鋼体)で滑らかな形になっている。車内の空間はかなり広い。窮屈さを全く感じない。走行機器にもこだわっており、電動車かと思うほど静か。ビックリするくらいストレスを感じない「完成度の高い通勤電車」だ。車内全体が高級感がある。高級ホテルに居るような雰囲気だ。

車内では液晶画面により、次駅名や相鉄からの宣伝が流れていた。宣伝のメインはやはりJRと直通運転開始に向けた内容で、工事開始から現在までの様子を簡単にまとめている。そればかりしか流れていないため、他の相鉄グループ各社からの宣伝やその他市中企業からの宣伝が乏しいと言う印象を持った。

↑湘南台に到着。折り返し15:35発の快速横浜行きになる。

いずみ野線は全線高架構造で住宅地の中を通る。全線高架のため建設費が高く、それを回収するために加算運賃があると言う。将来的には平塚方面に延伸したいとしているが、まだこれは構想段階で実際に開業するかは見通せない。

外から相鉄20000系を見て気付いた事。押しボタン式の半自動ドアがあった。実際に使用しているか不明だが、関東私鉄でそれを搭載するケースはあまり聴いた事がない。

サボはフルカラー式であるがここにも工夫が。カメラで撮影する時に、シャッタースピードを速くするとどうしてもサボが切れてしまって、速ければ速いほどサボには何が書いてあるかわからなくなる。そういう点も相鉄は配慮。サボは切れないように高感度のタイプを採用した。撮り鉄にも優しい相鉄20000系なのだ。

4回目に続く。

広告
広告
広告

KH8000

ご覧くださいまして、ありがとうございます。 当ブログは鉄道・バス・ヒコーキ・船について、読者の皆様が”乗りたくなる”公共交通機関の魅力をお伝えします。 実際に私が乗った時・撮った時の感想などについて「乗車記」「撮影記」として、各地の秘境駅や注目の鉄道駅に直接訪問し現地で知り得た事を「現地調査」として、”他所よりも詳しく”、鉄道系YouTuberに負けぬほどの勢い・情報量・知識・感動体験を当ブログでお伝えします。 私はJR全路線全区間乗車(JR完乗)済みで、鉄道友の会の正会員(一応某支部の幹部・撮影会などの行事についても詳しくお伝えします)です。当ブログのフォロー(ブックマーク)は誰からも大歓迎です。

おすすめ

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。