【平日ダイヤ?土日休日ダイヤ?】お盆期間中(8月11日~8月15日)はなぜ平日ダイヤなのか?
お盆期間中はカレンダー的には祝日ではない「単なる平日」も存在する。世間的にはお盆休みであるが、鉄道のダイヤは「平日ダイヤ」だろうか?それとも「土日祝日ダイヤ」だろうか?また土日祝日で運行する臨時列車が必ずしもお盆期間中は運行されるとは限らない?!それは一体どう事か?
※2023年7月28日に2023年版を更新

もくじ
★JR、大手私鉄ともお盆期間中(8月13日~8月15日)は平日ならば平日ダイヤ、土曜日曜ならば土日休日ダイヤで運転!😲その理由は?🤔
いわゆる「お盆休み」は世間一般的には、8月13日~8月15日を示す😆 しかし、国民の祝日ではない😫役所や銀行はカレンダー通りの営業なのだ。
2020年の場合であるが、8月15日は土曜日なので土曜日ダイヤ(または休日ダイヤ)が適用される。8月13日は木曜日、8月14日は金曜日のため平日ダイヤとなる。8月13日と8月14日は繰り返しになるが、役所や銀行は営業する日である。カレンダー上では8月13日~8月15日は「単なる平日」(祝日ではない)なのであるが、日本の習慣でこの3日間は「夏季休暇」等と称して、まとまった休み(連休)にしている会社が多い。
★2023年のお盆期間は?🤔
年にもよるが、2023年の場合下記の通りになる。
8月7日(月)→平日ダイヤ
8月8日(火)→平日ダイヤ
8月9日(水)→平日ダイヤ
8月10日(木)→平日ダイヤ
8月11日(金・祝日・山の日)→休日ダイヤ
8月12日(土)→休日ダイヤ
8月13日(日)→休日ダイヤ
8月14日(月)→平日ダイヤ(鉄道会社によっては休日ダイヤ)
8月15日(月)→平日ダイヤ(鉄道会社によっては休日ダイヤ)
↑以上のようになっている😲基本的には曜日通りでダイヤが組まれているのだ😲8月13日~8月15日は”世間の風習”として休日になっているわけで、国が祝日法と言う法律により定めた祝日(休日)ではない😩鉄道のダイヤも祝日(いわゆる旗日)になっていない限り、月曜日~金曜日の間は平日ダイヤなのだ😲
★なぜお盆期間は平日ダイヤにしないといけないのか?🤔
役所や銀行は当たり前のように営業している。営業時間の短縮もなく、役所ならば窓口業務は8時30分~17時00分、銀行ならば9時00分~14時00分と言った感じで、普通の平日と同じ扱いで営業している😅
なので、普段は平日日中仕事等で役所や銀行の窓口に行けない人が、仕事が休日であるお盆期間中に限り、役所や銀行に行って必要な手続きや用事を済ませる事が出来る貴重な機会になっている😆 役所や銀行で働く人に言わせれば、世間がお盆休みとなっている日に休む事は出来ない😫仕事なのだ😩代わりに別の日に夏季休暇をもらう事になる事が多いだろう😅
すなわち、カレンダー的に土曜日、日曜日にならない限り、8月13日~8月15日は役所や銀行は「通常営業」なのだ。
JR、私鉄問わずに基本的には「平日ダイヤ」で運行する😲
但しお盆期間(8月13日~8月15日)は曜日に関係なく「土日祝日ダイヤ」で運行する私鉄も増えている。2022年お盆期間では関西私鉄のほとんどが「土日祝日ダイヤ」であった😲
【一部鉄道会社はお盆期間中でも「休日ダイヤ」で運転する事がある😅】

↑「JTB小さな時刻表2023年夏版」によると、JR九州は8月11日~8月15日は休日ダイヤで運転する(新幹線を除く)😆
但し一部の私鉄はお盆期間(2023年の場合、8月14日と15日)は「休日ダイヤ」になる会社もある😲これはJRと直通運転を実施していない、JRとの接続を考慮したダイヤになっていない会社がほとんどである。
例えば南海は関西空港線においてJR西日本と線路を共用する関係で、お互いが平日なのか?休日なのか?合わせないといけない。JRと直通の関係がない近鉄の場合はお盆期間は休日ダイヤになるという😲
一方で首都圏では東京メトロを介して複数の私鉄やJR東日本との直通運転を実施しているため、対象となる全ての社で足並みを揃えないといけない。例えばJR東日本はお盆期間中は平日ダイヤになっているが、小田急や相鉄が休日ダイヤにしてしまうと、接続駅で混乱が起きたり、時間調整と称して数分程度の無駄な停車が生じてしまう😩
【お盆期間中でも輸送力確保が必要😆】
役所や銀行等の企業は「平日」扱いなので、通勤や出張等の利用が一定数あって、土日休日ダイヤでは輸送力不足になる事もあるので、列車本数を多めに確保しておく必要があるのだ😆
でも、”通常の平日”よりは輸送力過剰になるため、バス会社を中心に平日よりは本数は少なく、日曜休日よりは本数が多い、「土曜日ダイヤ」で運行する事もある。😅
全ての鉄道会社、バス会社が平日ダイヤになるわけではなく、特に中小規模の会社だと輸送量(客数)が”通常の平日”より大幅減少する事もあるので、お盆期間中は土日休日ダイヤにしたり、平日ダイヤを基本にするが本数を減らす「お盆特別ダイヤ」と称した輸送体制を敷く事もある。その場合、駅やバス停の時刻表でその旨が表示され、運行会社のホームページでも案内される。なお、乗り換えアプリではその旨が案内されない事もあるので注意されたい。
【過去事例。土曜休日ダイヤでしか運転しない列車は、お盆期間中の平日ダイヤの日には運転しない事がある😫】

下記の内容は2019年の実績を基に説明する。下記の列車は2021年夏以降は運転しない。過去事例である。
2020年についても基本的には変わらないが、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の影響で急遽運転計画が変更になる事もあり得るので、「参考程度」のものとして考えていただきたい。中央東線における2020年夏の臨時列車情報のリンクも貼っておく。
「夏の増発列車のお知らせ」(JR東日本八王子支社ホームページ、2020年分)
繰り返しになるが、下記に記する日付や列車は全て2019年お盆期間の実績である。2020年は日付や列車内容が若干違うので注意されたい。
↑写真のJR東日本215系は土日休日に新宿~小淵沢を結ぶ「ホリデー快速やまなし」。 臨時列車扱いのため毎日運転されるわけではない。「時刻表」を見ると、2019年夏季はこのように書いてある。
「9月29日までの土曜・休日運転」
すなわち、土曜休日ダイヤ運転日のみの運転で、平日ダイヤ運転日では運転されない。
明らかにお客が多いと思われる8月13日~8月15日については、平日ダイヤとなるため「ホリデー快速やまなし」は運転されない。
「青春18きっぷ」を利用する人も多いと思うが、中央東線を使う場合には注意が必要だ。
2019年夏のダイヤを見ていると、中央東線の特急では松本まで行くのに「かいじ」と称している、「かいじ55号(信州かいじ55号)」(9155M、新宿8:14→松本11:28)も同様に「土日祝日運行」のため、お盆期間中の単なる平日である8月13日~8月15日は運転されないので注意が必要だ。
また余談だが、お盆期間中(例年8月11日~8月20日頃)は「お得なきっぷ」が使えない事が多い。例えばJR東日本管内だと「週末パス」は2019年の場合8月10日~12日、8月17日~18日分については使う事が出来ない。使えないお得なきっぷも多く、駅頭やJR各社のホームページ等で案内が出ているので、事前によく確認されたい。「青春18きっぷ」についてはお盆期間中も毎日使う事が出来る。

↑同じ中央東線でも、「あずさ」「かいじ」と言った特急は「臨時運転」の断りがあれば、お盆期間中の平日ダイヤ設定日であっても運転される。 例えば2019年夏ダイヤの場合、「あずさ53号」(9053M、E353系、新宿8:02→松本11:20)は8月13日と8月14日は運転日となっている。
そのため、「臨時運転」がある場合は平日・土日休日ダイヤ関係なく運転される。
基本的にはお盆期間中はカレンダー通りの日付が適用されるため、2018年のようにガッツリ平日になる場合は、そのまま平日ダイヤ設定で運転されるのが、JR各社、大手私鉄各社である。 もし、お盆期間中が土日休日ダイヤになる場合は、必ず駅頭にその旨が表示されている。これが表示されていないならば、お盆期間中は平日ダイヤと思って良い。それでも不安に思うならば、駅員に直接聞けば良い。
近畿日本鉄道はお盆期間は休日ダイヤですよ!
JR東海は確かに平日ダイヤでした
JR西はHP見てもいずれとも記載ないので駅にいくまでわからない(笑)
私鉄は会社によって違います。あくまでも本文中の事はJRの場合。JR西日本と直通運転する南海は平日ダイヤで運転。