【2018年8月乗車記/JR世代の急行型!215系ホリデー快速ビューやまなし大月→小淵沢】鉄道で行く避暑地を求めて⑨

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2018年8月乗車記。山の高い所は涼しい!鉄道では小海線の沿線が標高1000メートルを超える。普通列車だけで中央本線小淵沢に向かっては面白くない。乗った事がない215系の「ホリデー快速ビューやまなし」に初めて乗った!JR世代の急行型!と言って良いだろう。韮崎から先の急勾配区間はJR世代とは思えないほどの”劣る走り”だった

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★小海線の沿線は必然的に涼しい?!「JR世代の急行型」215系に初乗車!

【訪問日】2018年8月25日(土)

【列車番号】9591M(中央東線ホリデー快速ビューやまなし号小淵沢行き)

【時刻】大月10:26→小淵沢11:59

【車両】215系(全車2階建て)NL4編成の自由席1号車2階クモハ215-4

どこならば涼しく過ごせるか?と考えた時に「標高の高い場所へ行く」と言うのが正しい答えだ。

この辺は一般常識であるが、標高が1000メートル上がる事に気温は6度下がると言われている。2018年夏にクルマで行った内容になるが、長野県の美ヶ原高原は標高が2000メートルあって私が行った時には25度であった。美ヶ原の下にあるのが松本市で、中心部の標高が595メートル程度(松本市の公式ホームページによる)なので、9度高い事になる。実際にこの日の松本市の気温は34度であった。 つまり、標高が高ければ高いほど涼しいのだ。

究極的にはヒコーキが飛んでいる高度1万メートル付近で、真夏でも氷点下30度程度はある。でも実際にはそんな所に行けるはずがなく、鉄道だけでこだわれば小海線の清里や野辺山と言った標高1,345~1,375メートル前後、国道ならば292号の長野県と群馬県の県境渋峠(2018年8月にヘリコプター事故があったが)の標高2,172メートルが限度となる。 本格的な登山であれば、日本国内ならば富士山の標高3,776メートルをはじめ、主に静岡・長野県を中心に3,000メートル級の山が多数ある。

だが、これら山は登るだけで大変で、登るための訓練が定期的に必要。装備も多くて重く、実際の気温は涼しいを通り越して寒い。 容易に標高の高い所へ行く事が出来るのであれば、鉄道かクルマを使う事になるので、選択肢も狭まってくる。
前置きが長くなったが、鉄道で標高の高い所へ行こうとするならば小海線しかないのだ。小海線は標高1,000メートル以上は当たり前。標高500メートル程度の峠ならば全国的に見て山のようあるが、北海道等の元々寒冷地を除けば

小海線沿線は必然的に涼しいのだ

本当の所は、清里や野辺山で下車して涼しさを感じながら歩いてみたかったが、今回は乗車したい列車の都合でそれが出来なくなった。単なる「乗り鉄」になってしまった点はお許し願いたい。今回はそこへの送り込み編である。

↑JR東日本の中で数少ない「乗った事のない車両」。それが215系である。 今や「E○○○系」と”E”が付く事が当たり前となっているが、215系は数少ない”E”が付かない車両だ。一部文献やネット上では「E215系」とか「E209系」と記したものもあるが、これらは誤りである。
215系は意外と乗る事が難しい?車両であったりもする。10両が4編成と車両数が少ない事もあるが、営業している列車が超限定的なのも理由と言える。 平日は朝の時間帯に小田原→東京・新宿に向かう「湘南ライナー」「おはようライナー」、平日夜間に東京→小田原に向かう「湘南ライナー」のみ。 土日祝日は新宿~小淵沢を往復する「ホリデー快速ビューやまなし」だけなのだ。現段階(2018年時点)で宇都宮線や高崎線で営業には就いていない。 つまり、215系に乗りたいならば平日の東海道線のライナー列車か、土日祝日の中央東線の「ホリデー快速ビューやまなし」しか選択肢がないのだ。
「ホリデー快速ビューやまなし」は、1~3号車と8~10号車は自由席、6~7号車が指定席、4~5号車がグリーン車である。グリーン車は指定席となっているため「青春18きっぷ」では乗車出来ない。

↑1号車先頭に乗るとご覧の通り。運転席の少し奥にドアがあって、運転席手前の平屋の部分だけがボックス席1区画。それ以外は2階席で、2階席もボックス席で4区画ある。1号車と10号車の1階は機械室のため乗車出来ない。 決して通路は広くないのであるが、今の旅行と言えば「スーツケース」が定番のアイテム。これを持ったお客が多い事。215系のようなダブルデッカー(2階建て)車両では、そもそも荷物を置く事が出来る場所がない。これはJR高速バスでも主力の2階建てバス=三菱エアロキングでも言えることで、スーツケースを持って乗車するべく車両ではない。 スーツケースを持って乗るのであれば、特急型のE257系やE353系、ロングシート主体の普通列車211系3000番台辺りが良い。

小さなカバンを置く事が出来る場所もなくて、”気持ちだけの荷棚”が頭上にあるだけ。ハンドバッグ程度ならば十分置けるが、ショルダーバッグやリュックサックになれば置けない。 1人あたりの座席の場所はハッキリしている。国鉄型みたいに1人分の面積を主張しないボックス席が漠然とあるだけではなくて、1人分の面積はハッキリと決められているのがJR型らしい。ある意味では「JR世代最後の急行型」なのかもしれない。 肘置き、テーブルと言った設備は特急車両ではないので未設置であるが、国鉄型のような”窮屈さ”は感じられない。但しボックス席なので向かい側にお客がいれば足を延ばす事は出来ない。それはJR西日本の223系やJR東海の313系ボックス席でも言える話だが。

車両の性能的には211系と同じと事前に聞いていたが、乗り心地、走行音ともまさに211系。同じ211系でも私が普段乗っているJR東海211系5000番台と、JR東日本の211系0番台・1000番台・2000番台・3000番台は、形式が同じでも”まるで別物”と思っているので、215系も後者に近いと言っておく。

★塩山駅で臨時に長く止まった理由は?

↑塩山(えんざん)では、この日に限り10:54~10:58まで停車。理由はこういう事であった。



↑中央西線南木曽行きの臨時特急(9037M)「木曽あずさ号」であった。(塩山は通過) 車両は長野総合車両センター(長ナノ)の189系N102編成。今や現役稼働する最後の189系。いわゆる”横軽”を知る最後の生きた証人である。 当然、撮影目的の同業者が多く駅員からは「黄色い線を出ないように!」の声が飛ぶ。

「信州アフターディスティネーションキャンペーン(DC)」と称する2017年開催済みの信州DCの最後のイベントで、どうやらDC自体3年がかりで毎年やっているようだ。これは2019年春に本開催の静岡DCでも全く同じで、2018年が「プレDC」、2020年が「アフターDC」と”くどい”。どうもこれはJR東海の意図らしく、単発だけの開催で集客を図るのではなくて、長く開催する事で継続的な集客、すなわちリピーター客を獲得する狙いがあるのだろう。

だが、「木曽あずさ号」は引退が近いはずの189系を使った事、2018年は8月25日を含めて新宿~南木曽を2往復分しか運転しなかった事(行きが8月25日、帰りが8月26日、もう1往復分は7月に実施済み)、お客は9割が乗り鉄と称する同業者であったこと・・・・・と典型的な”ネタ列車”で、喜ぶのは鉄道ファンだけと言う、なんとも”カオス感半端ない”内容が持ち味!

私が思うには、首都圏から木曽福島や南木曽へ集客するならば、毎週運転は必須。車両も古いのを使うのではなくて、E353系の付属編成(3両)を塩尻で切り離し(または連結)するべきである。 この辺は、「費用対効果」やJR東海によるE353系の扱いをどうするのか?等々の問題から、そう簡単に出来ないで片付けるのであろうが、「やっている事が無意味だ!」と思った次第。

★JR世代の車両とは思えぬ”劣る走り”!

さて、「ホリデー快速ビューやまなし」に戻って、塩山で「木曽あずさ号」を通した後は甲府盆地へ。山梨市、石和温泉での下車が意外と少ない。甲府でドカーン!と下車するかと思ったが、そんな事はなく、半分程度の座席が埋まった状況で小淵沢に。 1往復しかない「ホリデー快速ビューやまなし」と、普通列車、「スーパーあずさ」等の特急との”すみわけ”は何なの??と思うしかなかった。 普通列車=時間がかかる スーパーあずさ=速いけどお金がかかる ホリデー快速ビューやまなし=速くてお金は普通列車と同じ(自由席だけならば) ・・・要するに、「お金をかけずに速く山梨や長野へ行く事を目的」とする客層が大半で、やはり「18キッパー」は少なくなかった。

韮崎から先は中央東線名物の急な登り坂。JR世代の車両とは思えぬほどの「しんどい走り」で、「坂の途中で登れず止まってしまうのでは・・・」と思ったほど。 「”ホリデー快速ビューやまなし”に性能上215系は向かないのでは?DD(ダブルデッカー)車だから坂を登れない?」とも思った。 この辺のスペック等の技術的な事については詳しくないので、わかる諸氏がいたら解説を頼む!

↑日野春では11:39~11:47まで運転停車(ドアが開かないため乗り降りできない)。松本行き特急「スーパーあずさ11号」に道を譲る。中央東線の特急はE353系があっという間に主役になり、2018年7月からは「かいじ」や”スーパー”が付かない単なる「あずさ」でも一部だがE353系になっている。 一方で、E257系0番台は一部編成が尾久等の車庫へ疎開留置されており、今まで入線実績がない線区への団体臨時列車でも稼働している。今後はいよいよ185系を置き換えるために、伊豆や群馬方面に移籍すると言って良い。

↑11:59に小淵沢に到着。お客が下車した後、回送された。回送先は富士見。ここで折り返して12:27頃に小淵沢駅の中央東線と小海線ホームの間にある中線に。信号の関係で数十秒停車後、甲府へ向けて発車。甲府の車庫で整備を受けた後、再び富士見経由で回送して、夕方の新宿行き「ホリデー快速ビューやまなし」として営業に就く。 設備の都合もあるのだろうが、わざわざ甲府まで回送させるのも無駄・・・かと思った。
首都圏から山梨、長野へ行くには便利な列車で、「18キッパー」が集まりやすい。思ったよりもお客が多く、いわゆる「乗り得列車のようだ」。


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【2018年乗車記と車窓/涼しい小海線!ハイブリット気動車こうみに乗る/姨捨駅の涼しい絶景!】鉄道で行く避暑地を求めて⑩

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普段当たり前のように乗っている鉄道、バス、クルマは、意外と深い所まで知らない人が多いのではなかろうか? 例えば「何で大雨が降ると電車が止まってしまうのか?JRは簡単に止まるのに、私鉄が止まらない!その差は何か?」と素朴に感じるみなさんが知りたい”今話題のネタ”を、テレビ・新聞・SNSよりも詳しく、わかりやすく、深くしゃべり倒す!

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