【夕張行き最終列車9277D乗車/夕張支線最終列車9278Dを見送る】石勝線夕張支線最終日物語⑳

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【千歳線733系普通列車+特急スーパーとかちで札幌→新夕張へ送り込み】石勝線夕張支線最終日物語①

【3月30日の新夕張駅の様子を見る】石勝線夕張支線最終日物語②

【3月30日9267D新夕張→夕張/車窓写真撮りまくり!】石勝線夕張支線最終日物語③

【3月30日9268D夕張→新夕張/持参した”あるもの”が?】石勝線夕張支線最終日物語④

【3月30日9271D新夕張→南清水沢/正午前の新夕張駅に”特急無課金組”が大集合?!/南清水沢駅から見えてきた人間模様と幕を閉じる時】石勝線夕張支線最終日物語⑤

【夕張市拠点複合施設→夕鉄バス本社ターミナル前→夕張市図書室】石勝線夕張支線最終日物語⑥

【「閉店準備」が出来た鹿ノ谷駅】石勝線夕張支線最終日物語⑦

【3月30日/9274D鹿ノ谷→沼ノ沢】石勝線夕張支線最終日物語⑧

【3月30日9275D沼ノ沢→清水沢/幸せな駅夕張】石勝線夕張支線最終日物語⑨

【3月31日朝の夕張駅】石勝線夕張支線最終日物語⑩

【3月31日9266D夕張→新夕張】石勝線夕張支線最終日物語⑪

【3月31日朝の新夕張駅】石勝線夕張支線最終日物語⑫

【3月31日9267D新夕張→夕張/急きょルールを変更】石勝線夕張支線最終日物語⑬

【3月31日11時頃の夕張駅→鹿ノ谷駅へ】石勝線夕張支線最終日物語⑭

【3月31日の正午過ぎに夕張市役所付近を歩く】石勝線最終日物語⑮

【3月31日午後夕張駅でJR北海道主催お別れ式典】石勝線夕張支線最終日物語⑯

【3月31日最後の新夕張行きに乗車。9272D夕張→新夕張】石勝線夕張支線最終日物語⑰

【3月31日最後に新夕張から乗った列車9273D新夕張→夕張/ありがとう夕張支線弁当】石勝線夕張支線最終日物語⑱

【最終列車発車1時間前の夕張駅と鹿ノ谷駅】石勝線夕張支線最終日物語⑲



【日時】2019年3月31日(日)

【列車番号】9277D(夕張行き)

【時刻】鹿ノ谷(Y24)19:02→夕張(Y25)19:05

【備考】当該列車が石勝線夕張支線で「夕張行き」として最後に運行した列車

★「夕張行き」最終列車に1区間だけ乗車!

↑鹿ノ谷駅で夕張行き最終列車の19:02発9277Dが来るのを待つ。

Twitterを見ていると、この列車は空席が多く発生しているとの書き込み(ツイート)があった。書いた人は「小倉沙耶」(鉄道ライター)とあったが、他の人も同様の書き込みがあった。

「これは乗らなきゃ!」

と即決した私は9277Dが来るのを待つ。既に撮影の同業者(鉄道ファン)や地元の人が出迎える準備も完了。

↑2分ほど遅れてやってきた夕張行き最終列車。キハ40-354(先頭)に乗った。ホームに面している窓(進行方向左側)の窓は全て開いており、同業者を中心に手を振ってホームにいる地元の人と名残惜しんでいる。これは最終列車ならでは光景だ。ドアが閉まった。ゆっくりと動き出した。

↑夜の車窓写真を撮影するのはiPhoneでも難しい。このようにブレてしまう。それでも”夜列車”の雰囲気を味わってもらえれば幸いだ。今までいろんな人の思い出や人生を運び、夕張支線だけは維持困難線区の中でも最後まで残ってくれると思っていた。しかし、夕張市の置かれた立場や状況、政治や経済的な事もあってか、あっさりと廃止が決まってしまった。そして今日これだけ多くの人が夕張支線最終日に乗ってくれる人、撮りに来てくれる人、出迎えてくれる人がたくさんいると言うのは、遠くから来た私からしても、そして何よりも現場でこうやって最後の最後まで乗る事が出来たと言うのは、本当にうれしい事でもあり、一方でこれで終わってしまうと言う残念な気持ちとなんとも複雑であった。

「♪まもなく、終着夕張です。どなた様もお忘れ物がないように・・・」

到着放送が聴こえてきた。わずか1駅3分であったが、「夕張行きの最終列車」に乗車出来た事が本当に良かった。そしてゆっくりと速度が落ちて、所定の位置に止まった。ホームからは無数の視線を感じた瞬間だった。

↑夕張行きとして完全に役目を終えたキハ40-354の車内。夕張行きとしてはこれで幕を閉じる瞬間であった。

★最後は夕張らしく”黄色いペンライト”を振って夕張発最終列車9278Dを見送る

【列車番号】9278D(追分行き)

【時刻】夕張19:28発→新夕張(Y20)19:53着→追分(K15)20:36着

【車両】(前から)キハ40-1763(JR北海道標準色)+キハ40-1780(北海道の恵み道央編)+キハ40-354(日高本線用)

【備考】 当該列車が石勝線夕張支線で最後に運行した列車 。この日に限り同じ車両で追分20:44発→(室蘭本線経由)→苫小牧(H18)21:24着の臨時快速列車9280Dを運行

↑既に9278Dとして乗車出来るように、順番に駅前には列が作られていた。

↑キハ40-354

↑キハ40-1780

↑「お見送りセット」の中に入っていた黄色いペンライト。これを振って最終列車を見送る。

↑乗車が開始された。先頭のキハ40-1763に進むように案内が出る。「ありがとう夕張支線」と掲げた横断幕を出す同業者も居る。やはり全ての窓が開いている。最後は単に乗っているだけではなく、車内から手を振ったり「ありがとう」と言う言葉を言ったり、外に居る地元の人と話す同業者も居る。基本的には同業者が多くを占めるが、地元の人も一定数居ると思われる。

JR北海道は9278Dの乗車定員を当初先着400人としていたが、実際には乗車希望者全員を乗せたようで、当然中にはそれを知らずに来る人も居たので最終的には500人ほどとなった。狭いホームに狭い通路にそれだけの人が集中すれば、乗車に時間がかかるのも当然で、19:28を過ぎても動き出す気配はない。まだまだ乗車扱い中であった。

ホームが見渡せる所(レースイリゾートの通路)には、カメラを持った人がたくさんいる。ほとんどは地元の人のようで、中には家族そろって記念撮影する人も。

乗車が完了したようだ。先頭に居る新夕張駅長が手を挙げた。長い警笛が鳴り響いた。19:35。車内からも外から撮影したり見送っている人からも、相互から「ありがとう」を言いあって、黄色いペンライトが振られた。なんとも暖かい光景だ。そしてキハ40はゆっくりと動き出した。

↑多くの人に見送られ夕張駅を発車。もうこの駅に列車が入る事は二度とない。

↑完全に役目を終えてしまった夕張駅。最終列車が発車すると「お開き」と言わんばかりに、見送った人々は帰りだした。私はすぐに帰るのは嫌だったので、しばらくボンヤリとホームの様子を見ておく。

「廃止後の「夕張」と書いた駅名表は残るのでしょうか?それが気になりますね・・・」

↑私の横で聴いた事ある声が聴こえてきた。よく見てみるとカメラ(動画撮影用)を持ったYoutuberのがみであった。どうやら夕張駅で最終列車発車の模様を生中継していたらしい。

がみの質問に対する答えを言ってしまうと、「最終列車発車後すぐに撤去してしまう。撤去後駅名表がどこに行くか不明であるが、廃棄される可能性は極めて低く、何らかの形で保存する可能性が高い」。

夕張支線では約30分後から、駅名表の撤去やホームや線路上に入れないようにする柵の設置が開始。中には撮影のために同業者がホームに残るケースもあったが、撤去シーンを撮影する場合を除き基本的には追い出されたと言う。

↑鹿ノ谷から乗った9277Dの整理券と黄色いペンライト。机に並べた瞬間「夕張支線はこれで完全に過去のものとなってしまった」としみじみと思った。

続く。

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普段当たり前のように乗っている鉄道、バス、クルマは、意外と深い所まで知らない人が多いのではなかろうか? 例えば「何で大雨が降ると電車が止まってしまうのか?JRは簡単に止まるのに、私鉄が止まらない!その差は何か?」と素朴に感じるみなさんが知りたい”今話題のネタ”を、テレビ・新聞・SNSよりも詳しく、わかりやすく、深くしゃべり倒す!

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