【小田急ロマンスカーGSE、相鉄20000系、叡山電鉄ひえい】2019年鉄道ブルーリボン賞・ローレル賞決定!

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鉄道友の会は先日、2019年の「ブルーリボン賞」と「ローレル賞」の対象車両を決めた。

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「詳しく説明!鉄道友の会が贈るブルーリボン賞・ローレル賞とは何か?」(2019年4月20日の当ブログ)

↑詳しくはこちらを参照。

★2019年ブルーリボン賞・ローレル賞候補車両

改めて2019年の候補車両は下記の通り。

1、札幌市交通局(札幌市電)1100形(シリウス)

2、東日本旅客鉄道(JR東日本)209系2200番台(BOSO BICYCLE BASE)

3、小田急電鉄70000形(ロマンスカーGSE)

4、東京急行電鉄2020系・6020系(車両形式は異なるが同一スペックのため同型車両とみなした)

5、東京都交通局5500形(浅草線)

6、相模鉄道20000系(東急直通車両)

7、叡山電鉄デオ730形(732編成)ひえい

8、大阪高速鉄道(大阪モノレール)3000系

9、神戸新交通(ポートライナー)3000形

10、とさでん交通3000形(路面電車)

以上の10形式である。今回は旅客鉄道会社(JR)からの候補車両が少ない事が特徴。2018年は改造車を含めて新形式が出る事が少ない事が特徴だ。

私としては、どう考えてもGSEがブルーリボン賞を受賞する事は目に見えてわかっていた。そもそも実際に乗車した事がないし、”忖度票”的な事をやったら面白くないので、鉄道友の会会員でもある私が投票する基準として、「実際に乗車した事がある車両」を条件にした。

そうすると、7の叡山電鉄ひえいしか乗った事がない。改造車とは思えないほど”ホンマ・ミーア!”とも言えるような車両の作りで、大胆でカッコいい。「これが本当に改造車なのか?!」と思うほどだ。一応は京阪グループと言う”忖度”がある事は認めておく。

しかし、もう1つ投票しないといけない。乗車車両は1つしかなかったので、もう1つについてはYoutube動画や各種鉄道雑誌等を参考にした結果、6の相模鉄道20000系に投票した。

★得票結果

鉄道友の会は会員を対象に投票を実施。詳細は会報「RAILFAN」第768号(2019年6月)に書いてあるので、これを参考にした。

対象者は3,012人に対して、実際に投票したのは1,580人であった。そのうち無効票が32人(○印の数が1つや3つ以上等)だったため、有効投票数は1,548人(合計投票数は3,096票)であった。投票数は下記の通り。

1位=小田急電鉄70000形、992票

2位=相模鉄道20000系、521票

3位=叡山電鉄デオ730形「ひえい」、514票

4位=札幌市交通局1100形、219票

5位=東京急行電鉄2020・6020系、189票

6位=東京都交通局5500形、184票

7位=とさでん交通3000形、172票

8位=東日本旅客鉄道209系2200番台「BOSO BICYCLE BASE」、125票

9位=大阪高速鉄道3000系、94票

10位=神戸新交通3000形、86票

1位の小田急70000形は支持率が62%もあって、やはり実力の高さを示す証拠だ。私のようにこれを投票しなかった人の方が少数派だ。個人的には札幌市電の1100形はかなり高く評価されているで、都営地下鉄の5500形は伸び悩んでいるのは意外であった。例年は得票数が分散するようだが、今回のように特定車両に集中するのは特徴的な事だったと言う。

上記リンクにもあるとおり、必ずしも1位の車両=ブルーリボン賞受賞になるわけではない。

投票数は「参考意見」として考えられ、その後選考委員会の審議等により最終決定される。

★2019年ブルーリボン賞受賞車両

↑3小田急電鉄70000形(ロマンスカーGSE)

「2019年ブルーリボン賞・ローレル賞選定」(鉄道友の会ホームページ)

↑詳しくはこちらを参照されたい。

やはりGSEであった!小田急の特急車両では、30000形EXEを除き全てでブルーリボン賞を受賞した事になる。授賞理由を簡単に書く。小田急特急伝統の連接台車を止めてボギー台車にした初めての展望型ロマンスカーである。両数は50000形VSE(2006年ブルーリボン賞受賞)と比べて4両短い7両で編成。連接台車搭載の車両は1両あたりの長さが短いため、1両あたりの乗車出来る人数が少なかった。小田急ではホームドアの設置を今後進める予定で、ロマンスカーも例外なく対応出来るようにしないといけない。そこで1両あたりの長さを通勤車両(3000形や4000形等)と同じ20メートルにした。すなわちボギー台車でも展望型ロマンスカーが実現できたことを証明。編成全体の長さや乗車人数はVSEと大きく変わらない事も特徴だ。小田急ロマンスカーでは意外にも初めて、フルアクティブサスペンションを搭載し走行中の揺れを軽減させた上に乗り心地も向上。その他新しい技術も多数搭載している事がブルーリボン賞受賞の決め手となった。

★2019年ローレル賞受賞車両

↑6相模鉄道(相鉄)20000系

相鉄ではブルーリボン賞・ローレル賞を初めて受賞!

相鉄は大規模プロジェクトだらけで、2019年11月30日には東海道貨物線を活用してJR東日本と直通運転を開始、2022年には東急東横線との直通運転を開始する事で、念願の都心直通が達成される。普通は1路線のみの直通運転となるが、相鉄はJR東日本や東急とも手を組んで複数の経路で直通運転すると言う大胆な事をやろうとしている。

しかし、直通運転する場合は他社の仕様に合致させる必要があり、例えばマスコン1つ取ってもJR東日本は左手のみで操作するワンハンドルマスコンだが、東急やその先の東京メトロや東武となれば両手で操作するT字型ワンハンドルマスコンである。そのため、相鉄はそれぞれの直通先の仕様に合致した別仕様の新車を作る事にして、JR東日本向けには12000系(2019年4月20日から運転開始、2020年のブルーリボン賞・ローレル賞の候補車両にもなろう)、東急向けには今回受賞した20000系が登場。

車体色が「YOKOHAMA NEVYBLUE」(ヨコハマネイビーブルー)と称する濃紺色一色にしている事から、ステンレス剥き出しにラインカラーだけの他社車両とは雰囲気からして違うし、高級感も演出。車内に入ると「高級ホテルか!?」と思わせるような洗練された車内。座高の低い座りやすい座席。そして電動車であってもビックリするほど静か!新しいものばかりではなくて、昔の車両にあった「鏡」が車内に復活するなど、「使い勝手の良さ」を高めている事が特徴である。さらに私も含め撮り鉄諸君に嬉しい事としてフルカラー式のサボを20000系も搭載しているが、シャッタースピードを速くさせるとどうしてもサボが切れてしまい、「何を表示しているかわからない」と言う事がよくあった。その点も相鉄は配慮したようで、シャッタースピードが速くてもサボが切れなくなった。写真を撮った時には「サボの表示内容がハッキリ写る」ようにさせてみせたのも高評価だ。

↑7叡山電鉄デオ730形732号車「ひえい」

改造車だってローレル賞を受賞する事が出来る。叡山電鉄のデオ730形は1988年に登場。京阪グループは「比叡山琵琶湖」の観光利用促進が自社の収入にも直結するため、改めての需要の掘り起こしを行った。とは言っても新車を入れる事が出来る状況ではなかったので、既存車の改造で済ませた。「ひえい」は車体の骨組みや台枠のみを残し大きく改造。種車の雰囲気が全く感じられないこれほど大胆な改造と言うのも、久しぶりなような気がする。客層は観光客としているが、必ずしもそれだけではなく沿線住民の通勤通学利用の列車としても使うため、ロングシートの採用となった。普通は観光輸送でロングシートと言うのは嫌われるが、実際にはお客からも評判は良い。なぜか?と考えてみると、深い座り心地の座席は1人あたり525ミリも幅があるパケット型座席で、背もたれとヘッドレストにより車窓が見えない事がないように工夫がされている。実際に乗車してみたが、立っていても立客がそれなりに居ても車窓を楽しむ事が出来るのが面白い車両だ。ある意味では、「ロングシート車両の常識を覆した」と言えるだろう。

★まとめ

これが妥当な判断であろう。候補車両のどれもが良い車両であるが、ブルーリボン賞・ローレル賞にふさわしいのは?と考えると、まさにピッタリな車両ばかりであった。2020年(次回)のブルーリボン賞・ローレル賞候補は既にいくつか登場しており、私としては西武001系Laviewは”ホンマ・ミーア!”とあの自称乗り鉄三代澤康司も確実にビックリするスゴすぎる車両!是非投票したいと思っている。他にも多数新車は出て来るので、機会があれば乗りに行ってブログで報告したいと思う。

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KH8000

普段当たり前のように乗っている鉄道、バス、クルマは、意外と深い所まで知らない人が多いのではなかろうか? 例えば「何で大雨が降ると電車が止まってしまうのか?JRは簡単に止まるのに、私鉄が止まらない!その差は何か?」と素朴に感じるみなさんが知りたい”今話題のネタ”を、テレビ・新聞・SNSよりも詳しく、わかりやすく、深くしゃべり倒す!

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