【鞍馬線900系きらら/実は無料でない鞍馬ケーブル】意外に初めて叡山電車に乗る②

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★八瀬比叡山口→宝ヶ池→鞍馬で乗り継ぐと特殊な事に?


【訪問日】2018年6月9日(土)

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【場所】(午後)→叡山電車に乗車し、鞍馬山を歩く。

【時刻】八瀬比叡山口(E08)14:59→宝ヶ池(E06)15:03

宝ヶ池15:09→鞍馬(E17)15:31

↑八瀬比叡山口からわずかな区間だけ再び「ひえい」に乗る。同駅に乗り入れる列車は昼間15分/本の運行で、これは鞍馬行きも同様。先発の14:44発が発車したと同時に、「ひえい」に乗車するためにお客が並び始める。並ばずに撮影していると、その間に行列が出来て発車5分前に車内に入ると着席は出来ない状況。

↑宝ヶ池駅は八瀬比叡山口方面と鞍馬方面ではホームが異なる。ここでの乗り換え方法が特殊。普通の「紙のきっぷ」ならば下車時に運転士に見せれば良いのだが、交通系ICカードの場合は運賃箱のタッチする所に一度タッチしないといけない。この際に宝ヶ池までの運賃210円が差し引かれる。その上で、宝ヶ池駅の鞍馬方面行きのホームにあるICカード改札機(簡易式)にタッチが必要。 すなわち、八瀬比叡山口→鞍馬方面へ進む場合、宝ヶ池駅では下車時に車内、乗車時にホームで2回改札機にタッチが必要。


気になるのが運賃だ。八瀬比叡山口→鞍馬は410円であるが、私のICカードからは既に210円払っている。宝ヶ池→鞍馬は380円かかるので210円+380円=600円もかかるのか?鞍馬下車時に「紙のきっぷ」と同じ410円になるように調整されるのか?

↑鞍馬方面行きホームの改札機にタッチする。

↑15:09発の鞍馬行きは、800系の851編成。2両連結。800系は2両が編成単位であった。 車内はロングシートで空席が目立つ状況。この先は下車が主体で、当分の間は住宅街の中を通る。 大きく変わったのは市原(E14)。車掌も乗務していたが、この駅で下車して、線路も複線から単線に。それと同時に住宅街は尽きて、登山区間に突入。 次の二ノ瀬(E15)にかけては、叡山電車名物の「もみじトンネル」。6月だったので、青々とした木になっていた。二ノ瀬では出町柳行きの900系901編成の「きらら」と交換。立客も出るほど混雑。鞍馬線では「きらら」が観光列車の位置付けである。 二ノ瀬から先も急カーブ・急勾配で、貴船口(E16)では出町柳行きを待つ人で行列が出来ていた。

↑鞍馬に到着。駅の改札機にICカードをタッチすると410円であった。「紙のきっぷ」と同じ額になるように調整されたのであった。駅舎の中は時々風が外から吹きこんで、風鈴の鳴っていた。

★鞍馬山にも鉄道がある。名目上は「運賃」をいただかない事になっているが、実質的には無料ではない超急勾配489‰のケーブルカー

↑鞍馬山には無料で入る事が出来ない。入山料300円が必要である。

↑ここから先が有料エリア。鞍馬山の本殿までは約1キロ断続的な登りが続く。簡単には本殿に着かないのだ。

↑そこにあったのが、「普明殿」と書いた建物。これが駅。登りがキツい所だけを登るケーブルカーが鞍馬山にはあるのだ。立派な鉄道で、鞍馬山を管理する宗教法人が鉄道事業者になっている。宗教法人が参拝者の利便向上のために、鉄道を敷いているのは日本では鞍馬山が唯一ではないか?


さて、鞍馬山のケーブルカーは日本で唯一「無料で乗車できる鉄道」として有名。あくまでも営利を追求しているのではなく、鞍馬山の参拝者に対して少しでも簡単に入山してもらうための配慮。鞍馬山に来てもらったための「お礼」としてケーブルカーに乗れるのであるが?

↑駅の中に入ると、なぜか券売機が??

実は鞍馬山のケーブルカーは有料。タダ(0円)では乗れないのだ。

片道200円と決して安くない。昔は100円だったらしい。 この200円は「運賃」とか「きっぷ代」ではなく、鞍馬山のケーブルカーの維持管理、鞍馬山の環境保全等に使用する原資となる「協力金」と称して、鞍馬山に入山料とは別に寄付してくれと言うもの。

実質的には「運賃」や「きっぷ」同然であるが、鞍馬山のケーブルカーではそのように称していないので、あくまでも宗教的な意味合いの「協力金・寄付金・浄財」のため、ケーブルカー収益は非課税扱いである。このお金を出してくれた人に対しての、「お礼」の意味でケーブルカーに乗せているのだ。


一応土日は15分/本で朝9時~夕方17時までの運行であるが、実態はピストン輸送。到着して下車扱い終了と同時に乗車出来て、ある程度のお客が集まると発車する。山門駅には待合室もあるが、駅に来た順番通り所定のイスに着席して待つようになっている。

↑鞍馬山のケーブルカーは、超急勾配!最大斜度はナント!489‰もある!京阪のケーブルカー(男山ケーブル)が最大斜度206‰なので、鞍馬山の方が坂がキツい事がわかるだろう。 車内放送では、鞍馬山の簡単な説明。「宇宙生命エネルギーが・・・」ナントカカントカと。「はぁ~・・・??」と私にはわからない世界。不思議な力を与える神秘的な雰囲気を持つ山で、ものすごいパワーを持つ場所と感じてきた。要するに「パワースポット」なのである。

↑山上駅で撮影した鞍馬山のケーブルカー。これ1両しかないようだ。新しい車両のようだ。ケーブルカーは車両前方と後方では段差があって高さが違う。地上側が低く、山の頂上側が高く、「バリアフリー」なんて言葉は通用しない乗り物だ。ケーブルカーの特性上、そうなっていて当然と言えば、当然である。 ノンビリ撮影したい所だが、次に乗るお客がいるので早くホームから出るように促される。ノンビリ撮影出来る機会を許してくれないのが、”テツ的”には心苦しい所。なのでこの1枚が精一杯。

↑山上(多宝塔)駅。ここは山門駅とは異なり広い待合室はなくて、駅舎の中にある。

↑ケーブルカーを下車してからも登り坂や階段が続く。その間にも、複数の神社や休憩所等もある。鞍馬山のメインとなるのが、本殿。 鞍馬山は「ありのままの自然」が残されており、蜂や虫や熊を”はらわず”に”ゆっくり逃げる”のがルール。植物も”むしり取る”事もダメだ。 6月なのでいろんな虫が出ていたが、虫や動物が苦手な人が来るには適していないだろう。


多くの人は本殿まで登ったら下に折り返す人だろうが、私は先を進む。国宝が展示されている博物館、奥之院、背比べ石まで進んで折り返す。さらに進めば、貴船神社付近まで行けるがそこまで行くとさらに1~2時間程度はかかる。 鞍馬山自体は24時間入る事が可能であるが、日没後は照明がない事、野生動物が出やすいため入る事自体が危ない。 ケーブルカーは17時までの運行で、それ以降は自力で進まないといけない。鞍馬駅までの帰りは由岐神社経由で進んだが、断続的な降りで”脚が笑う”ほどしんどい。登り、降りも鞍馬山へ自力で進むには体力的に大変なのだ。

★叡山電車「きらら」に乗る

【時刻】鞍馬18:19→出町柳18:50

【車両】900系の903・904の観光列車「きらら」

↑鞍馬からの列車は観光列車「きらら」に乗る。これも叡山電車ホームページで運行時刻表が公表されており、「きらら」を狙ったのだ。 駅の営業は18時までのようで、駅員が帰り支度している。

↑車内は開放的な作り。”天窓”も装備されており、車両のどこからも展望とか車窓が楽しめる構造。しかし、座席の向きを変更する事は出来ない。出町柳行きの場合は、進行方向と逆側に座席がセットされている。 さすがに18時を過ぎると観光客も減る。鞍馬発車時点でも空席を多く残し、貴船口から乗るお客も限定的。 二ノ瀬で鞍馬行き列車(800系の812)と交換したが、数える程度しか乗っていない。この時間帯に観光客は期待出来ない。市原以北は人口も少ないので、こうなっても仕方ない。夕方以降は市原止まりの列車も多数出現するので、妥当なダイヤと言えば妥当だ。
やはり鞍馬線と言えば、紅葉の時期。自然環境が相手なので多少の前後はあるのだろうが、毎年11月頃には見ごろを迎えるはずだ。混雑も激しいだろうが、その時の叡山電車にも乗ってみたいし、琵琶湖へ抜ける”裏京阪電車”も試してみたいとも思う。

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KH8000

普段当たり前のように乗っている鉄道、バス、クルマは、意外と深い所まで知らない人が多いのではなかろうか? 例えば「何で大雨が降ると電車が止まってしまうのか?JRは簡単に止まるのに、私鉄が止まらない!その差は何か?」と素朴に感じるみなさんが知りたい”今話題のネタ”を、テレビ・新聞・SNSよりも詳しく、わかりやすく、深くしゃべり倒す!

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