【3月31日9266D夕張→新夕張】石勝線夕張支線最終日物語⑪
前回までの続きはこちらをクリック
【千歳線733系普通列車+特急スーパーとかちで札幌→新夕張へ送り込み】石勝線夕張支線最終日物語①
【3月30日の新夕張駅の様子を見る】石勝線夕張支線最終日物語②
【3月30日9267D新夕張→夕張/車窓写真撮りまくり!】石勝線夕張支線最終日物語③
【3月30日9268D夕張→新夕張/持参した”あるもの”が?】石勝線夕張支線最終日物語④
【3月30日9271D新夕張→南清水沢/正午前の新夕張駅に”特急無課金組”が大集合?!/南清水沢駅から見えてきた人間模様と幕を閉じる時】石勝線夕張支線最終日物語⑤
【夕張市拠点複合施設→夕鉄バス本社ターミナル前→夕張市図書室】石勝線夕張支線最終日物語⑥
【3月30日/9274D鹿ノ谷→沼ノ沢】石勝線夕張支線最終日物語⑧
【3月30日9275D沼ノ沢→清水沢/幸せな駅夕張】石勝線夕張支線最終日物語⑨
【乗車日】2019年3月31日(日)
【列車番号】9266D(新夕張行き)
【時刻】夕張(Y25)8:28→新夕張(Y20)
【車両】(新夕張方から)キハ40-1763(JR北海道標準色)+キハ40-1780(北海道の恵み道央編)+キハ40-354(日高本線用)
【備考】車両は前日(3月30日)と同じ。
★最終日朝の夕張→新夕張の9266Dは意外にのんびり乗車!最後にしっかりと夕張支線の車窓を!
乗車したのはキハ40-1780の6番A席窓側(進行方向左側)。2人掛け座席でボックス形状にはならず、マクラギ方向に座席がセットされている。北海道のキハ40に乗る時、路線関係なくこの座席を好んで選んでおり、最終日の夕張支線も結果的にこの座席に座る事が多かった。
「最終日ならでは」の事として、同業者(鉄道ファン)が写真撮影のために窓を開ける事であった。走行中に窓から顔を出すのは安全上ダメであるが、発車前ならば余程大きく体を出していない限り特に問題ない。北海道のキハ40・キハ54は窓が開く構造になっているが、全国的に見ればそれは少数派だ。
乗車・降車時のルールは前日と同じく、夕張と新夕張は全てのドアから乗降できるが、それ以外の駅は先頭車両の前のドアしか開かない。車内は意外と空いている。各ボックス席に1~2人程度で、撮影等の理由で立っている人を除けば混雑により立っている人は誰もない。最終日の朝の列車はこんなにも空いているとは・・・。利用出来る人は夕張市内に宿泊しているか、同市内に住む人だけなので、必然的に利用者層が決まってくる。




↑夕張~鹿ノ谷
あちらこちらで警笛が聴こえる。撮影者が多く警告の意味合いが強い。決して最終日だからと言ってサービスで、敬意を示す意味合いで何回もむやみに鳴らしているわけではない。

↑鹿ノ谷駅(Y24)。8:32。何人か乗車したようだ。


↑9266Dを追いかけるかのようにヘリコプターが上空を。個人が飛ばしているわけではないだろうから、マスコミが飛ばしているはずだ。どこの局なのか?全くわからない。私が思う所ではSTV(札幌テレビ放送・日本テレビ系列)やHTB(北海道テレビ・テレビ朝日系列)は飛ばしそうではなく、HBC(北海道放送・TBS系列)やUHB(北海道文化放送・フジテレビ系列)が飛ばしそうな感じがした。真偽は不明だが。




↑鹿ノ谷~清水沢
この区間は駅間が長くトンネルもあって険しい山間部となる。意外と気付かないのかもしれない。この区間のトンネル前後は25km/h制限。構造物の状況が良くないので安全のため徐行しているのであるが、徐行を解除するためには構造物を改良させる必要があり、必要な費用を出す事が出来なかったのでJR北海道は夕張支線を辞めたかったのが本音らしい。同社管轄の路線は、特急が走る幹線路線でも築100年以上の構造物が多数残っており、老朽化対策工事等の必要な費用の確保に頭の痛い問題になっている。



↑清水沢に到着。8:41。意外にもホームには誰も居なかった。下車するお客が5~6人居ただけだった。

↑南清水沢に到着。ホームは反対側。地元の人が大勢待っており、入線時に警笛を鳴らす。恐らく同業者が10人以上乗下車したようだ。窓を開けて車内から南清水沢駅の熱い歓迎を受けたため、運転上支障が発生。「窓から手や顔を出さないように」と車掌から放送が入る始末であった。




↑南清水沢~沼ノ沢
夕張名物のメロンを栽培するビニールハウスが見えてきた。意外とこれも夕張支線の車窓からだと気付かない。

↑沼ノ沢駅に到着。8:50。地元の人と一部の同業者が9266Dを迎える。前日(3月30日)夕方とは違い静かな雰囲気であった。



↑沼ノ沢~新夕張
夕張支線から石勝線の本線(新得方面)が見られるのも今日が最後だ。

↑新夕張到着。8:55頃であった。この先は前日と同じルールで、全員荷物を持って下車しないといけない。のんびりと車内に滞在する事も出来ない。

↑8:57発の帯広行き特急「スーパーとかち1号」が到着。昨日以上に多くの同業者が下車し、既に昨日以上の同業者がカメラを持って撮影していた。撮影する構図・場所もバラバラでホームのあちらこちらが同業者だらけであった。結論から言うと、最終日にこれだけのんびり乗車できたのは、9266Dだけであった。
続く。
最近のコメント