【JR東海&16私鉄乗り鉄☆旅きっぷ】通年発売・在来線全線と新幹線一部区間週末2日間乗り放題!

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JR東海は、2016年7月30日(土)以降の週末を中心に同社の在来線全線、東海道新幹線熱海~米原、愛知・岐阜・三重・静岡・滋賀の地方私鉄16社についても、一部若しくは全線で2日間乗り放題になるトクトクきっぷを発売開始した。

「JR東海&16私鉄乗り鉄☆旅きっぷを発売」(JR東海ホームページ)

↑詳しくはこちらを参照されたい。
JR東海が「乗り鉄」と言う言葉を商品名にするとは夢にも思わなかったが、そもそもなぜ地方私鉄も巻き込んで週末2日間乗り放題きっぷの発売を決めたのか?意図が大いに気になった。
簡単に言ってしまえば、JR東日本が発売する「週末パス」のJR東海版である。

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もくじ

★「JR東海&16私鉄乗り鉄☆旅きっぷ」の特徴

◆利用可能期間=2016年7月30日(土)以降の土曜日と日曜日と祝日の連続する2日間。但し、8月10日~8月19日、12月28日~翌年1月6日、4月27日~5月6日は利用不可。(2019年現在も同じルール)

◆発売額=大人8,480円、子供3,990円。

◆発売場所と発売期間=JR東海の在来線有人駅、近隣の旅行会社。私鉄での発売なし。

利用可能期間初日まで発売。例えば、土日で使う場合、土曜日当日でも買う事が可能。

◆利用可能区間と会社線

↑JR東海の在来線全線

↑「しなの」「ひだ」「ふじかわ」等の特急に乗る場合は別途特急券が必要。それさえ用意すれば何回でも特急乗車可能。
また静岡地区で多い「ホームライナー」に乗る場合は、乗車整理券(320円)が別途必要。

↑東海道新幹線も乗車可能。別途特急券が必要。
乗車可能区間は熱海~米原に限る。

例えば、静岡~名古屋と言った乗り方は可能だが、乗降駅のいずれかがエリア外となる東京~名古屋のような乗り方の場合はエリア外(この場合東京~熱海)の乗車券+特急券が必要。自由席に限る。

また、4回までしか乗れない。有人改札口で乗車回数の確認が入る。

↑静岡鉄道(東海道線清水・草薙・静岡で接続)

他に・・・

伊豆鉄道駿豆線(東海道線三島で接続)

岳南電車(東海道線吉原で接続)

天竜浜名湖鉄道(東海道線掛川・新所原で接続)
遠州鉄道(東海道線浜松で接続)
豊橋鉄道(東海道線豊橋で接続)
愛知環状鉄道(東海道線岡崎、中央西線高蔵寺で接続)
東海交通事業城北線(東海道線枇杷島、中央西線勝川で接続)
養老鉄道(関西線桑名、東海道線大垣で接続)
樽見鉄道(東海道線大垣で接続)
長良川鉄道(高山線美濃太田で接続)
近江鉄道(東海道線米原で接続、JR西日本管内の彦根等でも接続)
明智鉄道(中央西線恵那で接続)
名古屋臨海高速鉄道(通称「あおなみ線」。東海道線名古屋で接続)
伊勢鉄道(関西線河原田、紀勢線津で接続。特急利用は別途特急券が必要)
三岐鉄道北勢線(関西線桑名で接続)

・・・上記会社線は、全線で利用可能。
但し、路線名も併記の場合、当該路線のみしか使えない。
例えば、伊豆箱根鉄道は小田原地区に大雄山線があるが、こちらは使えない。同様に三岐鉄道の三岐線(近鉄富田で接続)も使えない。
また、上記会社線でもイベント列車等では使えない。

東海地方の私鉄全てで使えると言うわけではない。
名鉄、近鉄、名古屋の地下鉄では使えない。当然と言えば当然である。
SL(蒸気機関車)で有名な大井川鐵道も使えないので注意が必要だ。
JR東海と直接接続しない伊豆急行も使えない。

◆特有の注意点

①例えば、静岡~名古屋~高山で乗車。静岡~名古屋は新幹線、名古屋~高山は特急「ひだ」を使う。この際、本来は特急券を購入すると「ひだ」は乗り継ぎ割引が適用されるが、「JR東海&16私鉄乗り鉄☆旅きっぷ」を乗車券とする場合、乗り継ぎ割引は適用されない(つまり「ひだ」も定価の特急券が必要)。

②エリア外の乗り越した場合、乗り越した分の乗車券と特急券は別途必要になる。
例えば、高山線の飛騨古川~越中八尾で乗車の場合。
JR東海管内の飛騨古川~猪谷は「JR東海&16私鉄乗り鉄☆旅きっぷ」が有効だが、他社(JR西日本)管内になる猪谷~越中八尾は別途乗車券が必要になる。
ややこしいのが特急「ひだ」に乗った場合で、飛騨古川~猪谷と猪谷~越中八尾と2枚の特急券が必要になる。飛騨古川~越中八尾の”通しの特急券”は無効である。

③意外にも、自動改札機は利用不可。(有人改札を通る)

④「JR東海&16私鉄乗り鉄☆旅きっぷ」を利用途中に紛失した場合、乗車区間の正規の乗車券を買う。後日紛失したはずの「JR東海&16私鉄乗り鉄☆旅きっぷ」を発見しても、買いなおした正規乗車券の払い戻しは出来ない。

・・・自動改札機が使えないのは、意外な印象がした。自動改札があるのはJR東海だと、新幹線、東海道線、中央西線(名古屋~中津川)が主体。他線だと御殿場線の御殿場、身延線の富士宮、飯田線の豊川、関西線の桑名(近鉄と共用の改札機を使用)や四日市等ピンポイント的にしかなく、ほとんど駅には設置されていない。
会社線だと静岡鉄道・あおなみ線くらいしか出て来ない。
それ以外は一部駅を除きほとんどが未だに有人改札で、先日も遠州鉄道に乗った際、都市型鉄道なのに自動改札機がないことに軽いカルチャーショックを受けた。
「きっぷが見やすい」のであれば、18きっぷと同じ横長サイズが有利なので、自動改札不可にしても不利な点はむしろ少ない。

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KH8000

ご覧くださいまして、ありがとうございます。 当ブログは鉄道・バス・ヒコーキ・船について、読者の皆様が”乗りたくなる”公共交通機関の魅力をお伝えします。 実際に私が乗った時・撮った時の感想などについて「乗車記」「撮影記」として、各地の秘境駅や注目の鉄道駅に直接訪問し現地で知り得た事を「現地調査」として、”他所よりも詳しく”、鉄道系YouTuberに負けぬほどの勢い・情報量・知識・感動体験を当ブログでお伝えします。 私はJR全路線全区間乗車(JR完乗)済みで、鉄道友の会の正会員(一応某支部の幹部・撮影会などの行事についても詳しくお伝えします)です。当ブログのフォロー(ブックマーク)は誰からも大歓迎です。

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