【キハ85転車台回転・名古屋車両区一般公開】2017年4月23日さわやかウォーキング名古屋参加②
もくじ
★これも超貴重!キハ85が転車台に載って回転した
【訪問日】2017年4月23日(日)
【場所】JR東海名古屋車両区
【備考】列車時刻、描写等は全て当時のもの

↑名古屋車両区所属の気動車が勢揃い。しかも全て前照灯を点灯。
JR東海の在来線車両基地を公開する事も珍しく、かつ車両の一斉展示も珍しい。今までこんな事をやらない会社であったが、今年は発足30年記念行事の一環で、今までやらなかった事が多数実現。
雰囲気的に今年だけの限定と言うようにも感じるが、今や在来線は客数が減少しており、JR東海の管内でもクルマへの流出が激しい。
ただでさえ魅力のない鉄道で、お客や地域との”距離感”が他鉄道会社よりも遠いと私は感じる。この”距離感”を縮めるひとつがこういう車両基地公開で、年1回ペースで出来る方が効果的だ。

↑今回公開した部分は一部。関西線、近鉄線に乗っていると長い距離にわたって車両留置や清掃、給油する部分があって、ここも名古屋車両区。
しかし、ここは公開されなかった。全体的には細長で横に長く、縦に短い。当然線路部分の立ち入り厳禁なので、ロープが張られていた。


↑マルチプルタイタンパー、通称マルタイを展示。これは線路の歪みを直すための専用車両で、JR東海の在来線全線で走行・作業可能だ。
写真のマルタイは最新型で、マルタイは日本では作られていないようで、オーストリア製。つまり、輸入した事になる。逆に国産でない事に驚く次第。
写真と同型のマルタイを最近、用宗駅(静岡市)の側線に止まっている。何両か導入しているのであろうが、具体的な番号等の見極め方がわからない。営業用車両のように編成番号なんか存在しないのだ。


↑キハ85-6が切り離された状態で止まっていた。このあと転車台に載る事になる。
キハ85はキハ25のように固定された編成になっていない。1両単位で細かく連結されるため、「ひだ」ではいろんなパターンが見られるのは、ご存じの通りであろう。

↑転車台が名古屋車両区には残っており、ここで撮影する事が可能。そうではない人との経路は明確に分かれている。


↑転車台の回転は10:30から。「そろそろSVが通る時間だろう」と思い、近鉄が見える線路沿いで待つ。同業者(鉄道ファン)も数人が私と同じ行動。
すると、名古屋10:25発の7011レ賢島行きのSV(しまかぜ)を撮影。
「しまかぜ」をじっくりと見るのもこの時が初めて。車内の様子はわからなかったが、座席の高さが高いと言う事だけはわかる。
外から見る限り特別な高級感は感じなかった。「新型特急車両のハイデッカー仕様」と見て取れた。この辺は乗車すればわかる事だ。
構図的にJR東海の関係者でないと入る事が出来ない場所から撮影できるのは、極めて珍しく価値のある1枚と言える。

↑転車台では、実際にキハ85を載せて回転する作業を実演。時間を決めて開催し、担当者がマイクで実演する項目を説明した上で、キハ85がゆっくりと転車台に。
気動車は「ハチジュウゴ」と言うと思っていたが、JR東海の担当者は電車と同じく「ハチゴー」と言っていた。車両形式の数字の言い方、特にJRはどれが正しいのか?よくわからない。
観客に対しては「この車両は?」と言う質問に子供が「南紀やひだの車両」と答える。





↑ゆっくりと回転する。お客の希望?それともサービス?さらにもう1回転。
転車台を囲むように観客がいて、ほとんどが撮影者だったので、各自が撮影しやすいように先頭部分が撮影しやすいように一旦停車を繰り返す。
転車台で撮影のために一旦停車すると言う事は極めて稀。普通ならば、まずやらない。それをやるJR東海も良い意味で変わったと言うか、太っ腹と言うか。あくまでもここで撮影している同業者は、さわやかウォーキングに参加していないケースも多くみられ、本来意図しない観客と言うのが実際であった。

↑それは転車台周辺に限らず、名古屋車両区の外にある道路からも無数のカメラの放列。距離にして横に約100mも続いていた。このカメラの放列も多くがさわやかウォーキング未参加者に見て取れた。(近鉄の車両は名古屋行きの5200系)

↑転車台から出入口方向でもさまざまなイベント。中には子供限定のシークレットなものも。その場に行かないとわからないと言うわけだ。
国鉄時代に付けていたサボ等をガラスケース越しに展示。
車両区の一般公開なので、普段はどんな仕事をしているのか?についても、当然説明が出ていた。これは紙ベースのもので、実際に体験出来るわけではない。


↑最後に目に付いたのが、鉄道神社。列車の安全運行、車両区での労災事故防止のために、強く見守る存在で、JR東海に限らず鉄道現業施設では多くに設置されている。
約60分もいれば全部見る事が出来る内容で、決して長い距離をグルグル歩くわけではない。イベントの一つ一つの中身が非常に濃厚で、「単に見せるだけ」にはなっていなかった事。アトラクション性を持った楽しませる工夫がされており、「JR東海もやれば出来るやん」と思った。
3回目に続く。
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