【3月30日9271D新夕張→南清水沢/正午前の新夕張駅に”特急無課金組”が大集合?!/南清水沢駅から見えてきた人間模様と幕を閉じる時】石勝線夕張支線最終日物語⑤

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【千歳線733系普通列車+特急スーパーとかちで札幌→新夕張へ送り込み】石勝線夕張支線最終日物語①

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【乗車日】2019年3月30日(土)

【列車番号】9271D(夕張行き)

【時刻】新夕張(K20)13:05→南清水沢(Y22)13:15

【車両】(前から)キハ40-354+キハ40-1780+キハ40-1763

★”特急無課金組”が大量にやってきた!

↑新夕張11:40発の9269D夕張行きを見送る。このあとは13:05発の9271Dまで列車がないため、新夕張駅周辺で昼休憩する事にした。9269Dが去ると同業者(鉄道ファン)もわずかで、なんとも静かな空気が流れた。

そのまま改札口を通り待合室へ。掲示していた夕張鉄道バスの時刻表を見たり、写真の出来具合を急にザワザワ!してきた。改札からはざっと100人くらいが現れた。「えっ?」と半ば焦り気味だったが、この理由は時刻表を見れば明白だった。

↑2番のりばに止まっていたのは、11:56着の千歳(H13)からの2627Dであった。これが千歳・追分(K15)方面からの”朝一番”の普通列車であった。JR北海道は2019年3月16日のダイヤ改正で石勝線の普通列車を半減。救済策として追分、新夕張に停車する特急を増やして対応しているが、1日10人前後の川端(K16)、滝ノ上(K18)は非常に行きにくい駅になった。2627Dの後は千歳17:26発の2631Dまでない。(他に千歳~追分のみ運転の列車もあり)1日にたったの2本だけの運転である。

そうなれば、「青春18きっぷ」や「北海道&東日本パス」利用であれば、特急利用は”要課金”なのでそれをしたくないならば、2627Dか2631Dしか選択肢が存在しなくなる。3月29日(金)に苫小牧から乗った室蘭本線岩見沢行きの車内でも、夕張を目指す同業者が多数居て、追分~新夕張の普通列車の本数の少なさと”特急課金”について文句を言っている”おっさん”を見かけた。この”おっさん”いわく「4月1日以降は18きっぷだけでこの区間も特急に乗れる」(つまり追分~新夕張に特急乗車であっても”課金不要”になると言う事)と言っていたが、これは誤りである。4月1日以降同区間の乗車でも「18きっぷ」や「北海道&東日本パス」を使っての特急乗車は無効(一部の例外を除く)で、原則乗車券+特急券が必要と言う”特急課金”であることに変わりはない。これは有名な話だが、新夕張~新得(K23)については普通列車が1本もないためこの区間の特急利用に限り、”課金不要”(そのまま「18きっぷ」や「北海道&東日本パス」でも乗れる)。

↑道の駅夕張メロードへ。「そばくらいは食べられるだろう」と思って行ってみたが、そば屋は存在しない。その他諸々の飲食店も入っていない。この道の駅は土産物店、スーパーの「Aコープ」が同居した珍しい形態?で、食料品を買う事は出来るが、その場で食べる事が出来る場所(イートインコーナー、フードコート)さえも存在しない。夕張の歴史(炭鉱や鉄道)を知る事も出来るのでここを簡単に見ておき、土産物店を見ると夕張支線関連のグッズも多数取り揃えていた。同業者も多数来店しており、グッズを買い求めていた。

↑道の駅を歩いて見つけたのが、「たんどら」(185円/個)と言うどらやき。夕張名物らしく、味が異なる3種類を購入。外にあったベンチに座り缶コーヒーと一緒に口にする。

↑新夕張駅のホームに戻る。12:47発の札幌行き特急「スーパーとかち6号」が発車する所であった。9271Dも先ほど乗った9268D、撮影した9269Dと同じ車両なので、特に撮影する事はなく指定された場所で待つ。しかし、列がバラバラ。三江線の時には三次駅ホームに整列位置がマーキングされていたが、新夕張駅ではそれが存在しない。そもそも乗車位置すら表示されていないので、かなりわかりにくいし不親切だ。各ドア付近に30人程度が並び行列も長めであるが、それでもキハ40の場合2ドアなので計算上は30人×2列で約60人程度が乗る事がわかる。今回使用しているキハ40の定員は96人(車体に書いてある)なので全然余裕なレベルだ。

12:43着の9270Dとして新夕張に到着。お客を全員下車させて、お約束通りの掃除と車内点検。終了後に再びドアを開けて9271Dとして乗車を開始。この列車は途中駅で下車するため先頭車のキハ40-354のロングシートに座る。

9271Dは1分遅れて13:06に発車。立っているお客は10人程度。やはり三江線の時と比べると少ない。そのうちの5人は前面展望動画撮影のため自発的に立っているため、「立たされた」のは実質5人程度である。

状況が一変したのは意外にも次の沼ノ沢(Y21)。ナント!ホームには30~40人が待っていた。テレビの取材?Youtube用の動画撮影?なのか不明だが、デカいマイクを持ちながら待っている人も。「おいおい・・・そんなにヒートアップしているんかい!」と思ったが、実際に乗ったのは20人程度。悪いことにデッキに立ち固まるため、「これは下車するのも一苦労だな・・・」と思った。

★3月30日午後になると各駅の混雑も始まる!南清水沢駅ではさまざまな人間模様と幕を閉じる所が・・・

南清水沢で下車。まとまった下車があったため、意外とスムーズに下車する事が出来た。通常のワンマン運転時と同じ仕組みで、運転士にきっぷ(北海道&東日本パス)を提示する必要があった。運賃を直接運賃箱に投入しているお客も少なくない。ホームに出ると、これまたビックリ!

↑乗車希望者がざっと20~30人も居た。乗車出来るドアは「先頭車両の一番前のドア」のみに限定していたので、乗車に時間がかかるのは言うまでもない。先頭のキハ40-364と後ろのキハ40-1763には車掌がホームの様子を監視する。

↑これでやっと乗車完了。

↑数人の同業者が夕張方のホームの先端で撮影していたが、ホームの中途半端な位置から撮影しているのは私だけ。南清水沢からも多くのお客を乗せて発車。

↑”雪の壁”でホーム全体が覆われている。それでも歩ける部分は完全に除雪されている。列車が発車すればホームにいる同業者は誰も居なくなる。それに対して駅舎は、記念入場券や乗車券を購入したり、”名物駅長”に会いに来た人で混雑していた。

↑駅舎も”雪の壁”に。これでも少なくなっている方で、大雪で列車が運休した2019年2月8日頃はもっと雪が多かった。駅前には北海道知事選挙の候補者が掲示されており、前夕張市長で現北海道知事になった鈴木直道氏の写真が。鈴木氏が夕張支線廃止後の目玉ともされる施設が南清水沢駅近くにあったので、後程行ってみる。

↑こんな空きスペースが。少しするとクルマが現れた。警備員が乗っていた。これも「廃線の日」ならではと言える。

↑南清水沢駅はかなりコンパクト。とにかく余計なスペースがない。これは歴史的な事で他の駅は私鉄との連絡、炭鉱関連の施設があったためである。南清水沢駅の開業は1962年(昭和37年)と夕張支線の中では最も新しい。

同線内で唯一の駅員配置駅で地元の人に依頼する簡易委託と言う形態ではあるが、”名物駅長”に会いに来るため全国から固定のファンが居たと言う。この日(3月30日)も多くのファンが来ていたのは前述のとおりであるが、私が入る前にHTB(北海道テレビ放送、テレビ朝日系列)で南清水沢駅の”名物駅長”のニュースを見た。そこには本当に「さまざまな人間模様」があった。失恋して失望した若者が線路の真上に寝込んで動かない、夫婦ケンカした人が駅に来ては愚痴を言って最後は家が恋しくなって素直に帰るなど・・・語り切れないほどの「物語」が駅には詰まっている。それはどんなに小さい駅でも。その「物語」がいよいよ明日(3月31日)終焉しようとしていた。

他局ではあるが、STVラジオの「ウィークエンドバラエティー日高晤郎ショーフォーエバー」を聴いていたら、晤郎ショー36年の歴史に幕を閉じる時に、STV(札幌テレビ放送、日本テレビ系列)の吉川のりおアナウンサーがその名も「幕を閉じる」(だと思った)と言う曲を紹介。この曲から出て来る描写や雰囲気・・・まさに南清水沢駅にもピッタリな所が出て来ると、自然と涙が出てきた。

6回目に続く。

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KH8000

普段当たり前のように乗っている鉄道、バス、クルマは、意外と深い所まで知らない人が多いのではなかろうか? 例えば「何で大雨が降ると電車が止まってしまうのか?JRは簡単に止まるのに、私鉄が止まらない!その差は何か?」と素朴に感じるみなさんが知りたい”今話題のネタ”を、テレビ・新聞・SNSよりも詳しく、わかりやすく、深くしゃべり倒す!

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