【新清水→新静岡A3005編成に乗る】静岡鉄道1000形1007編成最後の日とA3000形A3005・A3006編成最初の日⑥

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【乗車日】2019年3月9日(土)

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【時刻等】新清水(S15)17:14→新静岡(S01)17:35

【車両】この日から運行開始したA3005編成のクモハA3005

もくじ

★A3005編成は「流行の最先端を行く電車」?!一般の人が知らない納車時の事がわかる仕掛け!

新清水ですぐに折り返して今度は17:14発の新静岡行きに乗る。この日から登場したA3000形のA3005編成である。

↑新清水駅は行き止まり式の構造。クハ1500形、クハA3500形の先頭部分の場所は、行き止まり部分のギリギリとなるため、新清水駅における「ホーム撮り」可能な場所は意外と限られる。

↑A3005編成が到着。サボは自動的に「普通新静岡」に切り替わる。1000形ではサボ変更不要の「新静岡↔新清水」だったので、大きな変化だ。

↑車内は他のA3000形と大きな変化なし。車内広告部分はA3005編成がJ-TRECから静鉄に納車した時の写真がいろいろあった。一般に鉄道車両納車時の事を知っている人は、鉄道ファンであっても一部の人に限られ、ほとんどの人(特に一般利用者は)知らない。J-TRECから納車の際には逗子~富士はJR貨物による甲種輸送列車、すなわち貨物列車として運ばれる。富士~長沼車庫は主に国道1号経由で専用トラックによる道路輸送になる。甲種輸送列車をなぜ静岡まで運行しないのか?が疑問であるが、恐らく静岡貨物駅付近の道路を通る事が出来ないためだろうか?なお、静岡貨物駅~長沼車庫の間は2キロもない。

この時気付いたのであるが、静鉄の「電動車付き制御車」は「デハ」だと思っていた。しかし、連結付近の座席に着席し側面にある形式や車検有効期限(2023年2月まで)の記載がある所には、「クモハA3005」とあった。すなわち、JRと同じなのは意外であった。

「せっかく登場日に乗るんだから、ここはクモハに・・・」と言う事で、座席を移ってクモハ側の連結付近に着席。

当然ほとんどの利用者は、「この車両が今日から運行開始した新車」と意識して乗っているわけではない。あくまでも「いつもの静鉄電車」だ。数人程度は同業者(鉄道ファン)もいるが、運転開始してから6時間程度経過しているし、タップリ見た・乗ったためか?大人しく乗っている。

A3006編成と比べると車内が明るいような感じがしたが、照明を見ると点いている灯器の数が多かった。暗くなってきたので今まで消灯していた灯器についても電源をオンにしたのであろう。A3000形ではLED照明を採用しているが、大阪環状線の323系やOsakaMetro30000系(御堂筋線用、最近出た編成)のように時間帯ごとに照明の色や雰囲気を変える事は、A3000形ではやっていない。

A3006編成とA3005編成では、かなり雰囲気が違った。前者は「淡々と走る都市の電車」、後者は「流行の最先端へ向かう電車。浮かれた感じ」みたいな。

土曜日の夕方なので、そんなに混まない!と思ったが、そんな事はなく、新静岡が近づくほど立客も増える。最終的には2両でざっと150人程度は乗っていた。これが7~8分ごとに展開されるわけだから、意外と静鉄も輸送力が多い鉄道なのだ。具体的な輸送密度等の「数字」は不明だが、中小都市の鉄道としては十分機能を発揮した交通機関なのだ。

↑折り返しは新清水行きとなる。静鉄の車両運用は「過酷」そのもので、朝営業に就くと夜・夜中までず~っと新静岡↔新清水を何回も往復するのが「日常」なのだ。1日あたりの距離は約200~300キロほどなのであろうが、”短距離の繰り返し”と言うのも意外と車両に対する負担が大きい。新静岡駅は下車と乗車ホームを分離する方式で、下車が終わるとそちら側のホームはドアが閉まり、逆に乗車側のホームのドアが開いて乗車が始まった。

7回目に続く

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KH8000

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