【1000形の営業列車が激減!】静岡鉄道1000形1007編成最後の日とA3000形A3005・A3006編成最初の日①

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静岡鉄道(静鉄)は新型車両A3000形を大絶賛増備中である。旧型の1000形を置き換えるために新車を導入しており、2024年までには1000形が全て引退する事になっている。

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もくじ

★1編成納車・引退するごとに撮影会や記念列車運行等のイベントを実施する静岡鉄道

静鉄は毎年A3000形が納車された時、営業運転開始初日に、長沼車庫(長沼駅と近く)の一般公開、新静岡駅等で記念式典を実施。これは引退する1000形も同様で、事前にどの編成が引退するのか数か月前に公表。最終運行日にはやはり車庫を一般公開して、引退車両の撮影会、臨時列車の運行等を実施。これがもはや”ルーティーン”になっており、たかが1編成の納車や引退ごとにいちいちやるのは、地域密着を重視した結果と言って良くて、”JRや大手私鉄では出来ない芸”である。

2018年度は、2019年1月14日(月)にJ-TRECから納車されたばかりのA3005・A3006編成の「新型車両展示会」を実施。

↑短時間ではあったが、地元の人や同業者(鉄道ファン)が多数詰めかけた。この日に1000形の1005編成が2月17日(日)に、1007編成が3月9日(土)に引退する事が公表。納車されたばかりのA3005・A3006編成は3月9日(土)から運転開始とも公表された。同日に引退と新車の運転開始が重なるケースは案外珍しく、2019年3月9日(土)に引退車両と運転開始車両の両方に乗ってみた。

★明らかに減った1000形

【訪問日】2019年3月9日(土)

【場所】静岡鉄道の新静岡駅(S01)から長沼駅(S06)まで乗車し、長沼車庫へ

↑13時過ぎに新静岡駅に行くと、この日運転開始したA3005・A3006編成の運行時刻表が掲示。概ね1週間分は静岡鉄道のホームページでも公表されている。時刻表を見ると何らかのA3000形が終日運行されており、便数も多いので乗車チャンスも高い。新静岡~新清水は片道約20分。折り返し時間を含めても約45分後には同じ車両が戻って来る事になるので、A3000形の運行時刻を調べなくても、最大45分待っていればお目当ての車両には乗車出来ると言う理屈だ。

↑13:27発の新清水行きはA3003編成。これは見送って次発で。

↑13:34発の新清水行きは、A3002編成。ここになって気付いたのが、「1000形が極端に少ない」。土日祝日の昼間は8編成が稼働しており、この日はそのうちの6編成がA3000形(全編成稼働)。残りの2編成だけが1000形で、具体的には1011編成の「ちびまるこ」と1012編成の「午後の紅茶ロイヤルミルクティー」であった。

この日は、長沼車庫の一般公開もあったため、引退する1007編成と一緒に並べる目的で、他の1000形残り5編成も集結していたからだ。静鉄側が地元の人や同業者向けに対しての”ささやかなおもてなし”だったのかもしれないが、普段の日でも今後同じような事が起きてもおかしくない。A3000形だらけになってしまい、1000形が極端に減った・・・と言うのは遂に現実のものとなってしまったのだ。そのようなショックを感じた上で長沼へ。たったの7分で到着。

↑長沼では運転士が交代する。静鉄の運転拠点は長沼に集約されており、運転士もここからの乗務が原則だ。行路としては、長沼→新清水→新静岡→長沼(またはこの逆)で1往復ないし2往復程度行う。静鉄は「都市型ワンマン」の典型で、事前にきっぷを購入するか、交通系ICカード(いわゆる「10カード」使用可能)、静鉄独自の「ルルカ」を改札機にタッチする。自動改札機(簡易型ではない)も全駅に完備していることも、地方中小私鉄では意外と珍しい。

↑この日、数少ない稼働中の1000形のうち、1012編成が新静岡行きとして長沼に到着。

↑この日から運転開始したA3006編成が、新静岡行きとして長沼に到着。静鉄創業100年記念特別仕様車となっているが、これが見られるのは2020年3月頃までとの事。A3006編成は初めて登場した「無色車」で、側面に広告を挿入する事を前提にしている。1000形では1012編成の「午後の紅茶ロイヤルミルクティー」が挿入されているが、こういうようなものがA3000形にも受け継げられる。過去の実績としては、「コカコーラ」「新静岡セノバ」「ダイハツ」「競輪グランプリ2018」などなどある。

↑この日から運転開始したA3005編成が、新静岡行きとして長沼に到着。 「かなり濃い青」。どの編成も個性があるA3000形だが、まだ新車と言う事もあってか?かなりカッコ良く見える、”見映え”する編成だ。A3005・A3006編成の乗車は後にして、長沼車庫側を見てみると?

2回目に続く。

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