【ナイスパスだけ】遠州鉄道はSuica・TOICA等の他社交通系ICカードが使えないのか?

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遠州鉄道は「ナイスパス」と称するICカードが存在し、同社のバス・電車でJRのSuicaやTOICAと同じ感覚で利用出来る。しかし、JRのSuicaやTOICA等の「10カード」と称する交通系ICカードは遠州鉄道では一切使えない!その理由はなぜか?使える日は来るのか?

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★遠州鉄道のバス・電車ではSuica・TOICA等の交通系ICカード(10カード)が使えないのか?

アメブロ(Monolog24)で人気記事を新ブログ(KH8000ショー)に移行した内容である。

JR東海浜松工場一般公開イベント「新幹線なるほど発見デー」に行った帰りに遠州鉄道バス(以下、「遠鉄バス」と略)に乗った。
浜松工場~浜松駅間は無料シャトルバス(運行は遠州鉄道)が、随時運行。閉場前の15時には乗るだけで、40分近く待たないと乗れない状況。

↑その時の写真。白いテントの部分がバスを待つ長蛇の列。

3台が同時に止まってお客を乗せて行く。
無料なので乗車自体はスムーズであるものの、バスが常に発車することが構造的に出来ないため、待つ時間が長くなりがちだ。
ざっと1,000人前後が無料シャトルバスを待っていたが、 待つのが嫌だったので浜松工場の外に出て、有料の遠鉄バスに乗った。有料と言っても浜松駅まで180円であった。

工場の西側にある、その名も「JR浜松工場」バス停から乗ると、ここ始発らしく、乗ったお客も少ない。
西側は「裏出入口」的な感じで、人の出入りが少なめ。
付近の公道には踏切があり東海道新幹線で唯一である。
これは工場に入出庫するためのもので、営業列車は通らない。
その次の「伊場遺跡入口」バス停が工場正門に近く、公式案内でも ここが最寄バス停とされているためか、ここ乗るお客が多く車内は超満員となった。

遠鉄バスは乗車時に整理券を受け取り、下車時に運賃を支払う一般的な仕組み。
「ナイスパス®」と称するSuica・TOICAののような交通系ICカードが存在し、普段から遠鉄バスや遠鉄電車(通称「赤電」)に乗る人はこれを使うのが 多いと言う。しかし、いわゆる「10カード」の仲間には入っていない。そのためSuica・TOICA等の交通系ICカードとの相互利用も実施していないため、遠鉄バス・遠鉄電車では「ナイスパス」以外のICは使えない。

調べてみると、日本で初めて本格的な鉄道・バス共通の乗車ICカードで”先駆者”なのである。浜松では知らない人が居ない程有名で発行枚数は40万枚以上。(2014年現在)

浜松駅でバスから下車する際、お客が運転士に「Suicaは使えないのか?」と訪ねる人が続出し、その都度「Suicaは使えない。ナイスパスだけ」と答えていた。

私もナイスパスは持っていないので、現金で支払った。一方で、静岡県内の主要路線バスでSuica等のJR系ICカードが使えないのは遠鉄バス・遠鉄電車くらいで、ICカードそのものが導入されていない、天竜浜名湖鉄道、大井川鐵道、岳南電車、伊豆箱根鉄道駿豆線を除けば、「10カード」は使える。

静岡鉄道やしずてつジャストラインは、遠鉄のナイスパスと同様の 独自ICカード「ルルカ」があるものの、関西私鉄が加盟する「スルッとKANSAI」と提携し、静鉄グループがpitapa事業者と なっているため。
沼津や富士の富士急グループについては、首都圏私鉄が加盟するのPASMO事業者となっている。

★「10カード」利用不可の遠鉄バス・遠鉄電車が「ナイスパス」だけと”ガラパコス化”しているのはなぜか?

・・・とタイトルを付けたが、私には詳しくはわからない。

↑ナイスパス用の改札機は、JR東日本管内でよく見かける「Suica対応簡易改札機」と形は同じであるが、ナイスパス用にはハッキリと「他社ICカードは利用出来ません」とある。つまり、このICカード改札機は「ナイスパス専用」なのだ。

それについては、アメブロ側でコメントがあったので、それをそのまま掲載する。

「 加盟料の問題ではなく、遠鉄はICカードでも初期に当たる為システムが大きく異なり、見た目は同じICリーダーであっても互換性が全く無いのでシステム改修並びに読み取り機交換等を含め5億円以上のコストが掛かります。
既に出ている公式プレスリリースにて全国icの並行導入を検討している旨が書かれていますが、初期ICカードを導入しているが故の壁が大きい様です。 」

「 ハード(カード)はFeliCaでも、システムが1からすべて違うので、既存のハード(運賃箱他)を使うとしても、ソフトウェアは新規にICカードを導入するのと同じく最初から構築する必要があります。
それどころかナイスパスと共存させるとした場合には両方に対応した完全新システムにする必要があります。
又、ソフト(システム)開発者がナイスパスの場合は遠鉄システムサービスであるのに対し、Suica系icの場合はJR東日本メカトロニクスがライセンスを持っています。単純に互換性がないだけでなく新システムは共同開発の必要が出てくること、そして単純にライセンス料が掛かることも大きいです。
主に2006年以降にICを導入した他社ではハウスカードと共通icを共に導入している例がありますが、あくまでも外注が基本でしかもSuica系icが既に台頭していた為、ソフト面でも(暗号化方式などで)或る程度共通icとの互換性があります。その為後から共通icを導入する際のハードルが低いです。逆に外注であっても長崎スマートカードなどの初期のICカードはソフト面での互換性が一切ありません。
遠鉄も10年弱前に記事インタビューで当時はICカードがあまり無かった為自社で構築したが、今から新規に導入するなら共通icシステムが良いだろうと述べています。」

「 最初は田舎の交通がガラパゴス化していると思っていましたが、よく考えるとあまりメリットが無いことに気が付きました。
首都圏ではsuicaで全ての交通(JR、私鉄、地下鉄、バス)乗れますが、ナイスパスで浜松市内の全ての交通(と言っても遠鉄電車とバスだけですが)に乗れます。首都圏とは規模が違いますが、感覚的には同じです。
なによりもチャージする度に1割増し(学生は2割増し)でチャージされます。(5千円が5千5百円に)
更に使う度に1%の遠鉄ポイントが付き、地元のスーパーなどで1ポイント1円で買い物が出来ます。
これらのメリットを捨ててまで交通系ICカードにこだわる必要はないです」

よく言われるのは、他社のICカードが使えるようになると、 使える側は「加盟料金」を支払わないといけない。
関東のSuica・PASMO陣営は値段が高く、逆に関西のpitapa陣営は値段が安いらしく、静鉄グループがpitapaを選択したのもそれだと言われている。

ナイスパスは浜松では十分広がっているし、浜松市内を移動するには不便なく使えるが、浜松を出てしまうと使える所がほとんどないので使い物にならなくなる。

なぜ、これだけナイスパスだけしか使えず、”ガラパコス化”しているのであろうか?

↑と記した事に対するコメントである。

すなわち、「10カード」(交通系ICカード)と「ナイスパス」は根本的な仕組みが違うため、遠州鉄道のバスと電車では相互利用が出来ないのだ。

仮に遠鉄でも「10カード」(交通系ICカード)と相互利用したいのであれば、ICカードの機械そのものを全て新品に取り換える必要がある。今の所(2019年12月)そのような話は聞こえてこない。

それは遠鉄の負担以外にも、お客が今持っている「ナイスパスカード」を使う事が出来なくなる事を意味する。やり方によっては今持っている「ナイスパスカード」をそのまま新品に取り換えた後でも使えるのかもしれないが、技術的な事は不明なので、わかる人からの説明をよろしく!

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KH8000

普段当たり前のように乗っている鉄道、バス、クルマは、意外と深い所まで知らない人が多いのではなかろうか? 例えば「何で大雨が降ると電車が止まってしまうのか?JRは簡単に止まるのに、私鉄が止まらない!その差は何か?」と素朴に感じるみなさんが知りたい”今話題のネタ”を、テレビ・新聞・SNSよりも詳しく、わかりやすく、深くしゃべり倒す!

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