【radikoのリアルタイムの数字がすぐにわかる】スペシャルウィーク(聴取率調査週間)の特別企画をやる意味が本当にあるのか?

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2019年2月5日(火)「爆笑問題カーボーイ」(TBSラジオ25:00~27:00)。太田さんがインフルエンザに感染し病状説明と、「ドッキリ!ハッキリ!三代澤康司です」(大阪ABCラジオ、2019年1月31日分)で、「今から20年くらい前に某大物歌手(そもそも歌手名自体微妙に間違えているが)に対して爆笑問題が怒らせて、大物歌手がそのまま帰ってしまった」と言う事件があったらしくて、最終的には「あれは爆笑問題の2人が問題発言したことが原因だ」でまとまった。

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その事について爆笑問題の2人は、「あれは俺たちが怒らせたのではなくて、番組スタッフ側が怒らせたことが原因で、放送上は爆笑問題が怒らせたように演出しただけ」と釈明していた。最後はいつものように「これだから、ダメなんだよ!もっと調べてから話せよ!中途半端なんだよ!」と太田さん。

「まぁ、相変わらず三代澤の所は”詰めが甘い”な!」と思った次第。

この日の「カーボーイ」は至って普通の番組内容。コーナーもいつもどおり。これがTBSラジオにおける大きな変化で、これがラジオ界全体にも波及するか?注目だ。

もくじ

★TBSラジオ「スペシャルウィーク(聴取率調査週間)特別企画」を廃止!あえて「いつも通りの番組進行」に切り替えた理由はradikoですぐに「数字」がわかるため

「爆笑問題カーボーイ」が放送されていた日は、スペシャルウィーク(聴取率調査週間)であった。ラジオの場合、テレビで言う「視聴率」を随時計測しているのではなくて、東京地区では2か月に1度、地方では概ね年に1度しか計測していない。

聴取率調査はかなりアナログで、計測週間終了後に担当者がリスナーに対して直接電話、手紙、対面で聴き取って、それを集計して概ね1か月後に公表している。(「聴取率調査結果」等と検索すればだいたいの事はわかる)

公表と言ってもテレビの視聴率みたいに、ワイドショーや新聞記事のネタになる事はほとんどない。

「日高晤郎ショーフォエ―バー」(札幌STVラジオ)を聴いていたら、2018年12月に実施した聴取率調査で、同番組は「他局を圧倒する結果」(HBC等のライバル番組よりも数字が良かった)と言う事を同番組内で公表したのは、2019年1月26日(土)の放送。よりによって吉川のりおアナウンサーがインフルエンザにより休演したため、別の人から公表されて、翌週復帰した際に改めて本人の口からその旨が公表されて、日高晤郎さんから生前聴取率調査に関して言われたエピソードを併せて語った。

いくら「晤郎ショー」でも、仮に数字が悪ければ公表しないはずだ。世間的には「日高晤郎が死んだから、ラジオから(または後継番組から)徐々にリスナー離れている」と言うイメージになりかねない。Twitterには、「STVがHBCに勝てたのは”晤郎ショー(フォーエバー)”だけ」との記述も見られた。

ライバルのHBCはAMの周波数(札幌1287kHz)にかけて、リスナー1人に「現金128万7千円プレゼント」をやってしまうほどの大胆さだ!この企画は恒例のようだ。

聴取率調査週間にドカン!とプレゼントする企画は他局でもいろいろあるが、有名なのが「大竹まことゴールデンラジオ」(文化放送)の「青天井」企画である。これは各曜日ごとにテーマを設定。例えば「今すぐどうしても現金が必要」とテーマにすると(金曜日が多い)、例えばリスナーからは「○日までに借金○○円返さないといけないので、このお金を!」「急にクルマが壊れてしまって、すぐに修理しないと明日からの移動手段がないので、すぐに修理代を!」などなど。必要な理由を書いて、番組最後に抽選して、選んだ1枚のリスナーに電話して、電話に出たら当選と言うシンプルなシステム。具体的な金額交渉は番組終了後にスタッフと行うが、番組内では「いくら支払った」と言う事は公表していない。

つまり、大胆な企画がラジオでは結構多い。聴取率調査は地区によっては年に1度しかなく、しかも番組の存廃にも関わる問題でもあったりするので、「力の入れ方は半端ない」。

だが、TBSラジオだけは2018年12月から聴取率調査週間に特別企画をやらなくなった。

理由は、radikoを使って聴いている人数はリアルタイムで把握出来るためである。実際問題radikoの数字と聴取率調査の数字は大きな乖離(かいり)もないとのこと。2018年12月以降は、一部番組では「特別企画」を実施する事もあるが、基本的にはそれをやらず「通常通りの内容」を放送するとしている。日々寄せられるリスナーからの投稿(SNS経由のものも含む)、radikoのリアルタイムに出て来る数字を参考に、今後の番組作りに生かしたい考えだ。

そもそも、「スペシャルウィーク」と称して目玉企画、大物ゲストばかりを並べた所で、聴取率調査週間は聴いてもらえるかもしれないが、それが終われば聴いてもらえなくなるでは意味がない。この「意味がない」事を嫌がったのがTBS。

「普段から多くの人が聴いてもらえる番組作り」に転換したと言って良い。

そのため、2月5日の「爆笑問題カーボーイ」も通常通りの内容であった。特に特別企画はなかった。

文化放送にチャンネルを変えれば、「文化放送スペシャルウィーク!」の連呼CMを今でもやっているのとは、対象的であった。私は「東京地区は今週(2月4日週)スペシャルウィークか!」と初めて知った次第。特定の局や番組に偏りがちなのもラジオの特徴なので、TBSばかり(または他地区)聴いていると意外に知らないまま、スペシャルウィークのスペシャル企画をスルーしがちに(聴き漏れ)なってしまう。

今後TBSのような局が増えるかもしれないが、それは都市部に限った話。地方ではそう言う事は出来ないだろうから、都市部と地方の局でスペシャルウィークの取り扱いもかなり”差”が出る事だろう。それもそれで面白いのであるが・・・。

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KH8000

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