【上野東京ライン1540E熱海→宇都宮E231系グリーン車】首都圏中距離電車の大改革を見る ①

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★東京駅を”通り過ぎる”乗車。熱海→宇都宮を上野東京ライン経由で約4時間連続乗車。意外に長距離の”通し”乗車が少ない

【乗車日】2017年12月30日(土)

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【列車番号】1540E
【時刻】熱海6:27→宇都宮10:16
【車両】E231系1000番台、宮ヤマ(小山車両センター)U505編成、グリーン車4号車のサロ230-1038

【備考】時刻、描写等は全て当時のもの。一部現在(2019年2月現在)と異なる点がある。

上野東京ライン(UTL)が出来たのは2015年3月。東海道線は東京行き、宇都宮線と高崎線と常磐線は上野行き・・・と言う列車が極端に減少。
今や東海道線側の駅で見ると、宇都宮、小金井、古河、高崎、籠原、勝田、水戸、土浦と言った聞き慣れない行先名を多く占めるようになった。
JR東日本の東海道線(東京地区)と直通しているJR東海の東海道線(静岡地区)も例外はなく、宇都宮や高崎と言った行先を聞くようになった。ただ、JR東海の場合は「上野東京ライン」とは称さず、「東京経由」と称する。その方がわかりやすく、あくまでも「上野東京ライン」は愛称なのだ。

まずは沼津から5:52発の5320M上野行きに乗車。車両は横コツ(国府津車両センター)のE231系のK07編成。
これも上野東京ライン直通であるが、JR東海管内では列車番号が変わる事も特徴で、原則として300番台が付与。アルファベットも「M」である。JR東日本との会社境界駅熱海で乗務員を交代し、列車番号も1534Eに変わる。アルファベットは「E」である。なんで「M」ではないのか?

これはご存じのとおり、東京駅を起点に「上り」「下り」と定義しており、宇都宮・高崎方面行き(以下、「北行き」とする)だと、東海道線では上り、宇都宮・高崎線では下りとなるため、本来ならば、列車番号の末尾になる数字も偶数→奇数に変えないといけない。
だが、上野東京ラインではそう言う事はせずに、東海道線側に合わせる形で、北行きは偶数、南行き(熱海・沼津行き)は奇数としている。
そのため、宇都宮・高崎線では偶数と奇数の関係が逆転している。
ややこしいが、東海道線内の東京行き、宇都宮・高崎線内の上野行きの場合は従来通りアルファベットは「M」で、宇都宮・高崎線における南行きの列車番号の末尾も偶数のため、これは原則通りとなっている。

↑5320Mは熱海で下車。一旦改札口を出る。久しぶりに来た熱海駅はご覧のとおり新しくなっていた。熱海駅の駅ビルは複合商業施設が入居しており、今までの”暗い”イメージを一新して、明るくなった。それは改札外の話で、改札内の通路等はトイレが新しくなった以外、基本的には大きく変わっていない。

「北海道&東日本パス」(JR北海道ホームページ)

↑指定席自動券売機で購入したきっぷが、「北海道&東日本パス」である。値段は10,850円で、7日間有効。
簡単に言えば、JR北海道とJR東日本全線乗り放題の「18きっぷ」で、プラス青い森鉄道、IGRいわて銀河鉄道、北越急行も乗り放題になる。
「18きっぷ」との違いは、利用日が連続していないといけない事、北海道新幹線(新青森~新函館北斗)は別途立席特急券を買えば乗車出来る事、自動改札機が利用出来る事くらいで、それ以外は「18きっぷ」と同じルールである。

↑再入場し、再び5番のりばへ。駅名表はLED照明対応の新型に変わっており、「伊豆クレイル」等の観光列車のロゴも付いている。JR東日本はこの手の観光列車が停車する駅には、積極的に宣伝。
グリーン車に乗車するため、グリーン券をホーム上の券売機で購入。宇都宮までは780円(ホリデー料金)。4時間も普通車の連続乗車はさすがに体力的にしんどい。「北海道&東日本パス」や「18きっぷ」では、首都圏の普通列車グリーン車はグリーン券の別途購入で乗車を認めている。
ホーム上の券売機にKitacaを出すと、今までは直接機械にカードを挿入する方式であったのが、財布等に入れたまま自動的に乗車区間の書き込みと料金の支払いが出来る新型に変わっていた。

↑沼津から来た322Mは熱海で1540Eに変更。宮ヤマのE231系であった。元々はJR東海管内に入れなかったが、今や広域運用になっているため、車両配置場所による乗り入れ制限も消えている。

↑いつもどおり1階に乗車。2階だとお客の乗り入れが激しく混雑しやすいが、1階はそうではなく宇都宮までの間比較的空いていた。
宇都宮に着くまでは、特にやる事もなかったのでスマホで「日高晤郎ショー」等のラジオを聴いて時間を潰す。
スマホの充電状況が気になる所だが、車両設計の時代が古いためか充電用コンセントはE233系グリーン車であっても非搭載。

真鶴ですれ違った723M熱海行きはE231系の5両。時刻表を見ていてもグリーン車のマークが付いていない。両数が短い分混雑していた。
この日は年末の2017年12月30日(土)で、「18きっぷ」を使って首都圏から東海道線を乗り継ぎ西日本方面に行くお客も少なからずいただろう。これは次の321Mでも同様で、沼津行きと足が長い列車と言う事もあってかグリーン車も満席で、かなり混雑していた。
根府川付近は相模湾に沿って走る所で、私にとっては「2017年最後の日の出」を見た。根府川駅も初日の出スポットとして有名で、近年ではホーム外の所に停車してそれを見る臨時列車も仕立てるほどだ。

215系の回送2本を見かけて、平塚では宇都宮方に5両増結のため7:11~7:16まで停車。藤沢ではお客の動きが多く、グリーン車2階から移動する人の足音が聞こえてきた。1階は予想通りお客は増えない。
大船からは駅番号がある。JT07である。駅番号はそのまま熱海や伊東まで延ばせば良いのに・・・と思うのは私だけか。(後に伊東まで設定)
横浜で多少の動きがあるが、極端なものではない。駅にもそんなに人はいない。やはり年末だから都市部の人は朝早い時間ほど少ない。
川崎発車しても、グリーン車1階は空席が目立つ。これが普通の平日同時刻ならばデッキにも立客が出るほどだ。

上野東京ラインの常磐線側の折り返し駅が品川。しかし、9:30までは快速・中電(水戸方面行きの中距離電車)は全て上野発。特急のみが限定的に発車している。
東京ではまとまった下車。乗務員も交代。東京駅は7番のりばからの発車だが、北行きは7・8番のりば、南行きは9・10番のりばを使うのが基本。後続の高崎線列車を待つお客も少なくない。
この先が上野東京ライン。ゆっくりと走行。高い高架橋を登るが意外と急勾配で33‰もある。この区間だけ乗り心地が多少悪く、縦揺れが気になる。

上野では8:27~8:30の停車。時間調整のためか?
5番のりばからの発車で、上野から乗車するお客も少なくない。
宇都宮線に入ると車内の雰囲気も変わる。東海道線内では品川・新橋・東京が目的地で通勤客もそれなりにいたが、宇都宮線内ではそれが少なく一転して行楽ムード。グリーン車1階も宇都宮線の方が乗車が多い。

大宮では多少の動きがあり、発車。いきなり郊外の田舎へ連れ込まれるギャップは、いつ乗っても違和感だ。
トイレのためにグリーン車を歩くと、連結面は平屋(普通車と同じ高さ)になっており、この狭いスペースに8席分あるが、ここが人気。私は着席した事がないのでわからないが、なんでここが人気なのか?疑問になる所も。
栗橋(埼玉県)は東武日光線との乗り換え駅で下車が目立つ。次の古河は「ふるかわ」ではなく「こが」と読み、宇都宮線(東北本線)で唯一の茨城県にある駅。一体のクルマのナンバーはもちろん茨城県のつくばナンバー。次の野木は栃木県と、たった3駅で3県をまたぐ県境が複雑に入り組んだ地域である。

少し背の高い建物が見えてくると小山。栃木県では大きな街のひとつであるが、意外とグリーン車からの下車が少ない。ほとんどが東京・上野・大宮~宇都宮までの”通し”であった。
宮ヤマがあるのが次の小金井。烏山線の「スマホ電車」EV-E301系も何本か止まっている。同線では2017年春のダイヤ改正から全てこれに変わり、気動車は一掃された。小金井から先は半自動ドア。ボタンを押さないとドアは開ける事が出来ない。

・・・熱海~宇都宮を”通し”で使うお客は「18キッパー」であっても少数派。上野東京ラインは単に東海道線列車+宇都宮・高崎線列車を合体させただけなので、横浜~大宮の利用の多い地域を除き、長距離の”通し”は少ないと見た。
似たようなものだとJR西日本の新快速(米原~姫路)があるが、これはどの時間帯、どの列車、どの区間に乗っても混雑が目立つのに対して、上野東京ラインは熱海や宇都宮が近くなればなるほど空いてくる傾向がある事に気付いた。

2回目に続く。

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KH8000

普段当たり前のように乗っている鉄道、バス、クルマは、意外と深い所まで知らない人が多いのではなかろうか? 例えば「何で大雨が降ると電車が止まってしまうのか?JRは簡単に止まるのに、私鉄が止まらない!その差は何か?」と素朴に感じるみなさんが知りたい”今話題のネタ”を、テレビ・新聞・SNSよりも詳しく、わかりやすく、深くしゃべり倒す!

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