【奇跡のクリスタル車窓花咲線、日本最東端の東根室駅と根室市内】北海道の維持困難線区を見る㊴

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2018年9月乗車記。花咲線(根室本線釧路~根室)。奇跡のクリスタル車窓花咲線③は日本最東端の駅である東根室駅。”立派な板切れホーム”で駅舎等の建物がない。根室市内を歩くと北方領土を返せ!の看板が多い。船で北方領土に行く事が出来ないのか?根室駅に進んで花咲線列車で戻る

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【奇跡のクリスタル車窓花咲線/5622D厚岸→釧路】北海道の維持困難線区を見る㊱

【奇跡のクリスタル車窓花咲線5627D釧路→茶内】北海道の維持困難線区を見る㊲

【奇跡のクリスタル車窓花咲線5627D茶内→東根室】北海道の維持困難線区を見る㊳

【訪問日】2018年9月21日(金)

【場所】花咲線の東根室駅から徒歩で根室市内へ

★奇跡のクリスタル車窓花咲線見所③、日本最東端の東根室駅

5627Dは東根室駅でも3分程度停車する。この駅も棒線駅で次が終着根室なので「さっさと出てくれよ」と思うお客も多いようだが、これも利用促進のため花咲線を楽しんでもらう工夫の1つである。なお、この3分停車は秋までの間のみで、冬季は雪により滑りやすくなるため実施していない。

↑東根室駅は”立派な板切れ”のホーム。写真奥が根室駅方向であるが、左にゆるくカーブしている。東根室駅のホームは高台の上にあるため、周辺住宅地よりやや高い所にある。こんな変哲もない駅で、なぜ3分も止まるのか?

↑東根室駅は「日本最東端の駅」であるからだ。一部文献やネット等では根室駅が日本最東端の駅と書かれている事もあるが、これは誤りである。根室駅は東根室駅から左方向に進んだ所で、東根室駅は”突き出た所”にあるため、緯度的には東となるのだ。

↑日本最東端の駅は必要最小限の設備しかない。駅舎はない。雨や雪が降った時に、濡れないようにするため入る事が可能な建物がない事は知っておくと良いだろう。また、東根室駅付近はコンビニやスーパー等の販売店もなく、住宅街の一角にある。

↑花咲線の列車運用は単純なもので、終着の根室に着いたらすぐに釧路に向けて折り返す。11:05発の3628D釧路行きの快速「はなさき」としてキハ54-514がやってきた。花咲線では快速列車もあって「はなさき」と「ノサップ」の2つがあって、後者は釧路発のみに設定。違いがよくわからないが、前者は比較的停車駅が多く、後者は停車駅を絞っている。「はなさき」に関しては根室発、釧路発ともに停車駅が微妙に異なっており、余計わかりにくい。3628Dの停車駅は、根室~別当賀までの各駅、厚床、浜中、茶内、厚岸である。これを見送ってからホームの外に出る。

↑駅前は「日本最東端の駅」と言う木製の記念碑があるだけで、連絡道路までの敷地は未舗装となっている。5627Dを迎えたのは地元の数人だけであったが、地元をあげての熱烈な歓迎とか、土産品の販売等は実施していない。こういう「おもてなし」もないと盛り上がらないのではないか?

そこは費用対効果等のカネの問題もあるので、簡単に出来る事ではないが、淡々と通過するよりは1日に上下1本ずつくらいは長めに停車してゆっくりと過ごせるようにしても良いだろう。しかし、冬場は安全上の理由でそれは実施していない。代わりに門静~厚岸で厚岸湾が見える所で徐行して、厚岸湾がゆっくり見られるように内容を変えている。それでも良いのだと思う。

★根室から北方領土には簡単に行けない?

東根室駅から根室駅まではJRの営業キロに当てはめれば、たったの1,5kmである。歩いても20分程度で着く事が可能だ。根室市中心部は意外と坂が多い。

↑根室市内には、あちらこちらに「島を返せ」「北方領土は日本の領土」等と訴求する看板が目立つ。地図的には確かに北方領土は近い。どう見ても北海道本島のすぐ近くにあるので、日本の土地のように見えるが、ご存じのとおり現在実効支配しているのはロシア連邦で日本人が今住んでいる事はない模様だ。

根室からならば、船で北方領土へ行く事は容易そうに見えるが、定期的に運行する旅客船は存在しないようだ。実質的には国が違うため、「国際航路」となるが日本・ロシアともそうしたくないのが本音だろう。日本人が北方領土に行くならば、一旦サハリンを経由する事になるため、かなりの遠回りとなる。

↑根室交通のバスを見る。根室市内の細かい所はこれらバスが担う。一般人が行く事が可能な日本最東端の納沙布岬には、根室駅からバスで50分程度かかると言う。

↑根室港の様子を見ておく。遠くに山の姿が見えてくるが、これは知床のようだ。

↑GoogleMapsから。位置情報を見るだけで、日本の最東端に来た実感が湧く。

★日本最東端のターミナル根室駅

↑根室市中心部にあるのが根室駅。国道44号から1本それた道の奥にあって、交通量も多い。駅前はバスターミナルや魚屋等がある。魚屋からは根室で水揚げされた魚を宅配便で全国に送る事が出来るようだ。

↑根室駅の駅頭には「花咲線~いま君に会いたい~」のポスターも。これが掲示されている駅は意外と少ない。下には「ご当地入場券」が販売している事が書いてあるので、これを販売している駅限定だろうか?花咲線ではかなり限定されてしまうが・・・。

↑根室駅は有人駅。「みどりの窓口」もある。列車別改札のため、いつでも自由にホームに入れるわけではない。ホームに入るだけの場合は入場券が必要だ。駅員の数も多いが、お客に対して営業する社員はわずかで、多くは運転関係や周辺の無人駅を維持管理するための社員のように見えた。13:33発の5630D釧路行きに乗るお客が10人程度集まってくると、13:25頃に改札が始まった。

40回目に続く(下記をクリック)

【奇跡のクリスタル車窓花咲線5630D根室→厚岸】北海道の維持困難線区を見る㊵

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KH8000

普段当たり前のように乗っている鉄道、バス、クルマは、意外と深い所まで知らない人が多いのではなかろうか? 例えば「何で大雨が降ると電車が止まってしまうのか?JRは簡単に止まるのに、私鉄が止まらない!その差は何か?」と素朴に感じるみなさんが知りたい”今話題のネタ”を、テレビ・新聞・SNSよりも詳しく、わかりやすく、深くしゃべり倒す!

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