【キハ54-508流氷物語号/釧網本線4732D釧路→摩周】北海道の維持困難線区を見る㉟

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【乗車日】2018年9月20日(木)

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【列車番号】4732D(摩周行き)

【時刻】釧路16:05→摩周17:22

【車両】キハ54-508(流氷物語号)

【備考】北海道胆振東部地震の影響により、この日は摩周~網走運休。この列車は本来網走行きであるが、この日は摩周行きとして運行。

★夕方の普通列車で摩周へ。主要駅以外人の動きがほとんどなく、クルマを走らせてみると交通量が多いのでJRは移動手段として選ばれていない事が見えてきた

クルマを置いてある摩周に戻る。帰りは普通列車にした。釧網本線のダイヤも道東の他線同様に”薄く”、釧路16:05発(4732D)のあとは、17:32発(4734D)、18:52発(4736D)、22:16発(4738D)だけとなる。4734Dと4738Dは所定ダイヤでは摩周行きとなる。そのため、網走に行ける列車は所定ダイヤでは残りの2本だけとなる。しかも車両は単行だ。

↑車両はキハ54-508の単行。「流氷物語号」と言われる車両で、外観はオホーツク海の流氷をイメージするが、車内は他のキハ54と大きな変化はない。釧路のキハ54は各車両ごとに独自の外観をしている車両が何両かあって、基本的には釧網線、花咲線沿線の観光地や名物をイメージしている。実務上は両線関係なく運用しているし、網走から先の石北線にも入る運用もあるだろうから、路線を限定して運行しているわけではない。

車内は車端部がロングシート、それ以外は転換クロスシートになっていた。キハ54は他車両から座席を転用しているため、供給状況によっては必ずしも転換クロスが用意出来るとは限らない。一部はそれが用意出来ないためか?座席転換不可の「集団見合い座席」になっており、単なるボックスで終わらないのが真ん中にテーブルがある事が特徴だ。座席の種類は各車両で細かく違っているのがJR北海道のキハ54で、車両ごとに違うので乗るたびに違いを探してしまう。

4732Dは特急「スーパーおおぞら5号」から接続するが、石勝線で地震の影響による徐行運転で18分遅れ運行中だった。接続時間を切り詰めれば、4732Dの実質遅れ時間は12~13分程度であった。釧路駅の改札口前にある1番のりばに「スーパーおおぞら5号」が到着し、多くのお客が下車してきたが、4732Dに乗り換えたお客はほとんどいない。

結局12人が乗っただけで釧路を発車。北海道の国鉄型一般型気動車は非冷房なので、窓が閉まっており車内が熱気。窓を開けて涼しさを得ようとしたが、16時台となったこともあってか?涼しいを通り越して寒い風が入ってきた。よくよく車内を観察してみると、暖房が入っていた。窓を閉めたが、国鉄型の弱点なのか?単に古くなっているだけなのか?隙間風が目立つくらい入り込む。これが9月だから「ちょうど良い」感じなのかもしれないが、これが雪が降り吹雪になる事もある1月や2月に乗ると、どんなに暖房が効いていても、隙間風のせいで寒く感じる所もあるのではないか?

東釧路で6人程度乗る。駅前にはコープさっぽろ(スーパー)に駐車場と店があって、ロードサイド店もそれなりにあるため、条件的に利用が見込める駅なのだ。左に分岐して釧網本線を進む。

釧路湿原(B56)から観光客が3人乗る。細岡(B57)の周辺には廃屋がある。動物が出やすい路線でもあるため、警笛が多く運転にも気を使うだろう。

塘路(B58)では5人下車する。地元客も含まれていたが、中には釧路湿原からの夕日目的の観光客もいるように見えた。次の茅沼(B59)は乗降なしで、引き続きの釧路湿原の車窓から夕陽が見えてくる。

有人駅の標茶(B61)で5~6人が下車する。近くにはコンビニが2店舗あって、住宅街にもなっている。釧網本線では数少ない大きな街なのかもしれない。広い牧草地帯を走り、雪印グループの生乳工場やサイロも見えてくるところが北海道らしい。本州では見る事が出来ない印象的な車窓だ。

南弟子屈(B63)では1人乗ってきた。釧網本線も維持困難線区の1つであるが、単行でも十分足りる程度のお客しかいない。ある程度規模が大きな駅では乗降があるが、そうでない駅では乗降がない駅も目立つ。人の動きが鈍い印象だ。それは鉄道に限った事。クルマならばそれなりに交通量があって、道東の移動手段はクルマメインである。道路も走りやすいし、区間によってはJRよりも速く着いたりする。

↑終着の摩周に到着。「スーパーおおぞら5号」の遅れをそのまま引っ張り、14分遅れの17:36着であった。この時間帯は改札業務を実施していないため、きっぷの回収や確認は車内で運転士が行った。この日は摩周まで。折り返しは釧路行きとなったのであろう。

クルマで標茶方面へ向かい、そこから道道14号経由で厚岸へ向かう。距離は60km程度あるが、距離感覚がおかしくなっている?ためか、そんなに遠いとは感じない。GoogleMapsで検索しても70分程度。1km1分のペースである。クルマの通行量は標茶まではそれなりにある。道道14号は牧場や農場が続く標高が高い所を通る。夜間になれば真っ暗で、住宅の灯りさえもない。これも北海道らしい風景であるが、夜間は動物が道路に出やすくなるため、神経を使う。動物を認めてブレーキをかけたことも数回。段々街路灯が増えてきて少し走ると国道44号。釧路と根室を結ぶ国道だ。ここまで来れば厚岸だ。

36回目に続く。

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KH8000

普段当たり前のように乗っている鉄道、バス、クルマは、意外と深い所まで知らない人が多いのではなかろうか? 例えば「何で大雨が降ると電車が止まってしまうのか?JRは簡単に止まるのに、私鉄が止まらない!その差は何か?」と素朴に感じるみなさんが知りたい”今話題のネタ”を、テレビ・新聞・SNSよりも詳しく、わかりやすく、深くしゃべり倒す!

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