【速度規制無視が世間の常識?】高速道路で速度規制の時、実際に何キロで走れば良いか?
高速道路における法定速度は100km/hである。対面通行の高速道路(例えば道東道や東海北陸道など)では、70~80km/hに制限している事が多い。では、天候不良や故障車や工事等で車線が規制されている時に、「50km/h」に最高速度が規制されている時、実際には何km/hで走れば良いのか?
もくじ
★実際に規制通りの速度で走るクルマは皆無だが?
ある時にE1東名を走行した時、路肩に故障車があった。故障車の周辺に限り最高速度は50km/hとなっていた。それ以外の場所は法定通り100km/hである。
しかし、実際に50km/hで走行しているクルマは皆無。そんなクルマは1台もないのだ。実際には普通に80~100km/h程度の速度で走る。速度は超過していても、故障車周辺に限り速度を落とすクルマも皆無。
それどころか、法定速度厳守の高速バスでさえも速度規制を無視。たまたま通りかかったJR東海バスの高速バスも普通に100km/h程度の速度で通過した。過去にはしずてつジャストラインの高速バスも同様であった。むしろ、速度を落とす気配すらなかった。
「高速バスが法定速度を厳守しないとは何事だ!これは苦情を出すしかない!」
と思ったが、そもそも職業ドライバーの仲間である(畑違いではあるが)トラックでさえも同様。一般ドライバーも速度超過の状態だ。
「それならば、警察は故障車の周辺で”営業活動”(速度違反の取り締まり)をすれば、罰金がジャンジャン取れて警察官個人の”営業成績”も良くなって、収入も増えて万々歳だな!」
と私は思うが、ここで警察が”営業活動”している姿は、今の所見た事がない。警察が居たとしても、それは事故処理や故障車の処理が中心である。”営業活動”は出来ない事はなくて、秘密裏に「速度計測機+ナンバープレート読み取り機」を設置して、日時と場所、速度規制内容を記録した上で、後日検挙しても良いのだ。つまり、「オービス」を使って検挙するのと同じで、必ずしも現行犯で捕まえなくて良いと言う事だ。これは合法なのであるから。
そもそも運転者が「速度規制中である」、「故障車がある」事を知らない事はありえない。
なぜならば、電光表示板には故障車がある10km手前から、何か所もその旨が表示されているので、運転者全員が把握している。これで見落とすようならば「今すぐ運転免許を返してしまえ!!」と思う。
★最高速度規制中は、実際問題何km/hで走れば良いのか?
繰り返しになるが、50km/hピッタリ(若しくはそれ以下)で走る運転者は、バスやトラック等のプロ運転手であっても「やらない」。一般運転者ならば「なおさらやらない」。
この質問を警察、JAF(日本自動車連盟)、NEXCO中日本等の高速道路会社に聴くと、下記のような決まった答えが返ってくる。
「故障車や天候不良等で最高速度規制がある時には、その速度(50km/h)で走れ!」
↑これが正しい答えなのであるが、実際にその速度で走るクルマは皆無(1台もない)のが現状だ。
ここでみなさんに質問したいのが、故障車や天候不良等で最高速度規制がある場合、実際には何km/hで走れば良いか?
私には「実際に何km/hで走れば良いのか?」と言う具体的な速度と言う数字がわからない。それを示していただきたい。実際の走り方として「速度を落とす」と言う行為自体がアリなのか?”世間の常識”ではそれはナシと感じるのは私だけか?
私としては、故障車や天候不良は危険な状況であるため、最高速度規制がある場所は、理想は最高速度規制で示している速度(50km/h)で走るのが良い。実際には”流れ”もあるので、現実的には60~70km/hと言った感じである。私に言わせれば、80km/h以上の「普通の走り方をする」と言うのはありえない。
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