【1005・1007編成引退】静岡鉄道A3000形大絶賛増備中!創業100年目の2019年はA3005・A3006編成が登場!
静岡鉄道は2019年1月14日(月、成人の日)に長沼車庫で、2019年春から営業開始予定の新型車両A3000形のA3005編成とA3006編成を一般公開した。
もくじ
★A3000形大絶賛増備中!3月9日(土)からA3005・A3006編成が営業開始!
1月14日はA3000形の営業がなかった。全て1000形による営業。こういう日も今後珍しくなる事をわすれてはいけない。


↑1005編成。まさに「静鉄の象徴」とも言える車両。宣伝の面積が少なく、オリジナルのカラーをしっかりと残している。側面に小さく宣伝があるが、静鉄の車両で宣伝が皆無と言う編成は1000形では見ないような気がする。多くは宣伝車(市中企業の全面広告)が目立つ。静鉄線は概ね昼間は7~8分/本で運行しているため、かなり便利だ。


↑1010編成は、「しずまえ」と称する魚屋?のヘッドマーク。私もこれは何なのか?わからない。側面には「ダイドー」の小さな宣伝がある。

↑1001編成も1010編成と同様。静鉄の中では最古参の編成で車齢45年近くになるはずだ。日々の管理が良いため45年も経過している車両にはとても見えない。

↑静鉄は今年2019年で創業100年を迎えた。1月1日から新しいロゴマークが使われるようになり、子会社のしずてつジャストライン等も使っている。私に言わせれば「しなの鉄道のパクリ」にしか見えないが。


↑「ちびまるこちゃん」のラッピングトレインも大絶賛運行中。静鉄のホームページでは日々の運行ダイヤも公表している。一時は廃止するウワサもあったが、継続が決定している。

↑乗ったのは「午後の紅茶」ラッピングの1012編成。1512編成のマスコンを撮影しておく。静鉄はT字のワンハンドルマスコンで、これはA3000形も同様。親会社の東急の意向もあろうが、1000形でそれが搭載されていると言う事は昭和の時代から積極的にそれを搭載していたことがわかる。

↑長沼に到着。新清水行きホームは島式の1面2線であるが、併設する長沼車庫側は本線と連絡していない?ようで、車庫へ入る事しか出来ない。(誤りがあれば指摘されたい)
そこには1006編成が止まっていた。2018年1月のA3003・A3004編成の初公開の時には1003編成が同時に止まっていたので、1006編成と思っていたが?

↑既に多くの人。ホームから見る限りでは、撮影会場付近が黒く見えた。「黒山の人」とはまさにこの事だ。




↑まずはA3006編成から。この編成はなぜか”レインボーカラー”になっていない。当初計画ではA3001~A3007編成まではそれになる事になっていたのだが。
A3006編成は静鉄創業100年記念の特別仕様車扱い。これは自社で施工したのではなく、製造時にJ-TRECで行い、そのまま逗子~富士まで鉄道甲種輸送、富士~長沼(静岡)までトラックによる陸送。1月9日~1月10日かけて静鉄に納車。それにしても納車直後に一般公開する事例はほとんどない。少なくてもJR各社では絶対にやらない。納車されれば即公開となるため、鉄道ファンはもちろん、地元の人や普段静鉄を通勤通学で使っているお客からも非常に好評で、今や”名物行事”となっているほどだ。

↑A3006編成から順番通り並んだA3000形の全編成。長沼車庫の線路の数からして最大で7編成まで同時に置けるようなので、全編成が一度に全て集合できるのは今回までか?


↑今回納車されたA3006編成(左)とA3005編成(右)。

↑A3004編成は2018年から営業開始。

↑左からA3003編成、A3002編成、A3001編成。A3001編成だけは「ブルーリボン賞」を受賞した旨が書いてある。
大盛況の会場であったが、あくまでも運行時間中の限られた場所による公開のため、時刻が10:30~11:45と短め。それ以降は入庫編成もあるため、長くやる事も出来なければ、別の時刻で再度対応する事も出来ないようだ。

↑テレビ画面には、今後のイベント予定が出ていた。2019年2月17日(日)に1005編成、3月9日(土)には1007編成が引退。3月9日(土)からは今回納車されたA3005・A3006編成が営業開始する事が決まった。
先ほど草薙で撮影した1005編成が引退とは・・・。てっきり1006編成が引退と思っていたので、まさかの”フェイント”にビックリした。
当初の計画通り行けば、2019年までにA3007編成まで登場する事になっているので、1年以内にもう1編成納車されるはずだ。その際にも今回のような一般公開イベントを行うだろう。
引退編成も増えるので、今後は1000形の解体作業も同時に長沼車庫では実施されるはずなので、かなり忙しくなるだろう。他社に譲渡するウワサや動きがなく、他社でも活躍する可能性は極めて低い。
最終的には2024年までにA3000形が全て登場する事、今年には1000形よりもA3000形の方が多くなるため、逆に「静鉄の象徴」だった1000形に乗るのが今後は難しくなると思うと、残念やら悲しい。
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