年末年始は路線バスの本数が間引き・減便する?


↑2017年12月30日(土)に福島県のJRバス関東白棚線(はくほうせん)に乗った時。時刻表を見てあることに気付いた。
★年末年始期間は路線バスの本数を間引き・減便する事が多い
それは、本来あるべき時刻にバスがない事。この時は13:05発の磐城棚倉駅方面行きのバスに乗る予定であったが、この便が消えていたため乗れなかった。
この時は、先に東北本線→水郡線で磐城棚倉へ先回りして、帰り(新白河に戻るため)に白棚線を使った方がちょうど良い時間に便がある事がわかったため、これに乗ったが、磐城棚倉からの便は通常とは異なる時刻での運行だった。

↑2019年の正月に撮影した静岡市内のあるバス停。これによると「12月29日(土)~1月3日(木)は特別ダイヤで運行」すること、「1月4日(金)は土曜日ダイヤで運行」すること、1月1日~1月3日は例年静岡駅周辺が初売りや初詣により渋滞が激しくなるので、バスが遅れやすいと書いてある。
「特別ダイヤ」と称しているが、実際には「日曜祝日ダイヤ」を基本としており、その中で朝(概ね8時前まで)、夜(概ね18時以降)はお客が減るため、「日曜祝日ダイヤ」よりも本数を減らしている。一方で昼間はお客が期待出来るため、通常通りの本数や時刻となっている。
但し路線によっては、昼間であっても大幅にお客が減る事もあるので、”えげつない”ものだと、元々の「日曜祝日ダイヤ」では1時間に1本あったのが→4時間に1本になる事も。
しずてつジャストラインの場合、最近は新しく時刻表を書き換えたものをバス停に掲示しているが、昔(10年くらい前まで)は元々ある「日曜祝日ダイヤ」をコピーして、間引き(減便)する時刻に対して、マジックで黒く塗りつぶすか斜線で消しているだけだった。これは担当営業所によって差があるのだろうが、最近は「見易さ」「わかりやすさ」を重視してか、新しい時刻表に書き換えている。
1月4日は金曜日なので、本来は「平日ダイヤ」となるべきところが、なぜか「土曜日ダイヤ」。前者は本数が多いが、後者は前者と比べると多少本数が減る。後者は「日曜祝日ダイヤ」と比べると本数は多い。
1月4日は「仕事始め」であるが、主に役所や銀行、一部民間企業が中心で、この日が必ずしもどの社も「仕事始め」ではない。当然休みの人もいる。学生は間違えなく休みだ。そうなれば、前者と比べると圧倒的にお客が少ない。とか言って「日曜祝日ダイヤ」にしてしまうとお客が多いので、その中間を取った「土曜日ダイヤ」が適切となる。
しずてつジャストラインでは、「平日ダイヤ」「土曜日ダイヤ」「日曜祝日ダイヤ」の3種類があるが、路線によっては「土曜日ダイヤ」が存在せず、「土曜日曜祝日ダイヤ」に統合されている事も。その場合1月4日は「平日ダイヤ」として組まれる。
当然と言えば、当然であるが、統一感はない。しずてつジャストラインの一部路線は「土曜日曜祝日運休」になることがあるため、さすがに平日の1月4日に運休させる事が出来ないためだ。
年末年始に本数を間引き・減便する理由は、お客が減るためだ。そのため、市内を走る路線バスを利用する際には、バスがない事もあるので、事前に確認しておく必要がある。だいたいは運行するバス会社のホームページやバス停に、12月以降案内される。年末年始は「いつもの日曜祝日ダイヤ」と思わない方が良い。
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