【健診の精度悪い?】健診結果が肝臓の要精密検査→病院で診たら異常なし!ってどういう事?
もくじ
★健康?不健康?病気になっている?よくわからない
健康診断(健診)を行った。その結果がどうも納得出来ない。
ここ数年健診を行うと、「肝臓の機能が低下」「肝臓に異常がある」と言う結果が出てくる。
一般に肝臓と言うと、酒の飲みすぎや不摂生な食生活等が関係しているとされており、私は後者に該当するのではないかと思っている。
「思っている」と書いたが、好きなものばかりしか食べていないのか?と言うとそうではなく、和食、魚、野菜等の「ちゃんとした食事」を食べるように心がけている。
1年365日、全ての食事がそれらと言うわけでは当然ないので、脂っこい食事やスナック菓子、ファストフードもそれなりには食べる。むしろ食べたとしても1日に1食(1回)程度である。2018年に入ってからは読んだ本の影響もあってか、糖質についても気にしている今日この頃。特に夜間に米・麺と言ったものを食べて→寝る=太る・病気の原因のためだ。
私としては、「普通くらいの量」と言う認識だ。
なお、飲酒・喫煙は一切していない。
肝臓と言う臓器は、みなさんご存じのとおり「沈黙の臓器」である。
すなわち、肝臓に異常があるとしても初期段階では自覚症状が皆無で、自覚症状が出て来た時と言うのは「末期」等の取り返しがつかない状況の事が多い。
現状では、疲れやすいと言う事が自覚症状で、肝臓に異常がある場合の典型的な事例らしい。(医学的に詳しくわかる人はコメント欄で教えて欲しい)
★実際の結果は?
ここでは具体的な「数字」を示す。
肝臓に関わる検査結果で、現状私がどうなっているのか?プロの医者はわかるはずだ。
医学的知識皆無の私がそれを見ても、この「数字」が良いのか?悪いのか?わからない。何を意味しているのか?もわからない。解説できる諸氏が居れば教えてほしいと思う。
【健診における肝臓の検査結果】
①AST(GOT)/基準値は30以下
2015年=17
2016年=19
2017年=18
2018年=16
②ALT(GPT)/同30以下
2015年=10
2016年=12
2017年=9
2018年=10
③ALP(可視)/同110~360
2015年=85
2016年=85
2017年=80
2018年=90
④肝臓部門の診断結果
2015年=要経過観察
2016年=同上
2017年=要精密検査
2018年=同上
「AST・ALTは肝臓の細胞に含まれ、急性、慢性の炎症で肝細胞が壊れると高値になります。AST(GOT)は心筋にも含まれるので、心筋梗塞でも高値となります」(原文のまま)
「(ALPは)肝臓や胆道、骨の異常を調べます」(同上)
「軽度肝機能異常を認めます。食事、生活習慣等改善しましょう」
「日常生活を改善し、経過を見ましょう。症状があれば受診して下さい」
(両方とも総合判定のコメントから)
↑と言うのが、健診結果の紙に書いてあった検査項目の説明である。
これ以上詳しい意味はわからないので、ブログでは説明できないが、要するに肝臓の状況を調べる代表的な検査項目で、検査方法としては採血をして、わかる事だと思う。
数字を見る限り、現状維持から多少良くなっているように見えるが?
★要精密検査なので、病院で診てもらったが異常なし!
「病院に行け」と書いてあったので、2017年に近所の内科で診た所、医者から開口一番こう言われた。
「(健診結果の)数値を見る限りでは、悪くないと思うんだけどな・・・」
これは私も納得した一言であった。
と言うのも、肝臓における病気で異常値と言える「数字」は前述の基準値を超過している場合だ。
単位は何と称するのか不明だが、肝がん(肝臓がん)や肝硬変になれば100は簡単に超過する。
病院で診てもらった時の「数字」は以下の通りである。
①AST(GOT)/基準値は8~38
14
②ALT(GPT)/同4~43
8
③ALP(可視)/同110~354
92
基準値は病院によって異なるのだと思うが(なぜなのか?知りたいが)、結果的には健診時と大きくは変わらなかった。
気になるのは、ALPと言われるものが基準値を下回っている事。これが0に近いならば問題だろうが、基準値を多少(だと思う)低いし、基準値超える事が出来ない程、体が衰えているとは思えない。
結果的には、「異状なし」と言う診断結果であった。
★「健診の精度」が悪いのではないのか?
私が思ったのはこの事である。
いろんな人に聞くと、「健康で病気もないのに、毎年必ず要精密検査と出てくる」と言う答えが目立つ。
人にもよるが、40代以上になれば、全ての項目で「異常なし」と出てくる事の方が少ない。どこか1ヶ所以上は何らかの異常が出てくるように出来ているものか?
「健診結果のよくある質問」(一般財団法人 日本予防医学協会ホームページ)
↑健診結果に不満があったので、いろいろ調査してみると下記のような事があった。(原文のまま掲載)
質問)「要精密検査で精密検査を受けて異常なしでした。健診は間違えだったのでしょうか?」
答え)健康診断はスクリーニングです。少しでも病気の可能性がある場合は、すべて所見となります。それを二次検査等で「治療や経過観察が必要かどうか」など確認していただくため、受診勧奨しております。 今回の健康診断で『要精密検査』と判定されても、詳しく検査すれば、「現時点では治療や処置、生活習慣の是正は必要ない」と判断されることもあります。
つまり、精密検査=病気アリと確定したわけではない事。
厳しく言えば、健診自体は精度が悪いと言う事。他の機会に診てもらわないとわからないのであれば、健診の意味がないのではないか思う。
健診結果に不満を持ったので、2018年の健診の際に問診票にあるコメント欄に・・・
「毎回肝臓の状態が悪いと出て来る。病院に行って検査してもらったが、「異常なし」と言われた。なぜ異常がないのに健診では「要精密検査」と出て来るのか説明して欲しい」
↑と書いたら、以下のような余計不満に感じる説明をされた。
「問診票のチェック項目(例えばお酒を1日どれだけ飲むのか、めまいが多い、頭痛が多いか等)の結果に基づき、コンピューターで判定している。そのためチェック項目の内容次第では目に見えて体調が悪くなくても、「要精密検査」と出る事が多い。病院に行って「異常なし」とあれば、それで問題ない」
↑そんなこと言ってしまえば
健診の意味がないだろ!
と言う事だ。医者の近藤誠氏に言わせれば、「健診はやるだけ無駄。病院や政府が収入を確保するためにやっているだけの事。健診だけで病気を見つける事は出来ない」と断言する。
もっと精密に、精度を高く、どの臓器や部位がどのように悪くなっていて、今度どのように進行すると予想できるのか?健康を保つためには、具体的に普段の生活で何と何に気を付ければ良いのか?
・・・そこまで健診結果に記載しないと、私のような医療的知識皆無の人にとっては、健康状況がどれだけ深刻なのかわかるわけない。
健診するだけ意味があるのか?と思う。健診をして病気を見つける事が狙いなのであろうが、別途検査して「異常なし」と言われれば健診の精度自体を疑う。
健診精度が悪い。競馬の予想と同じレベルなんだと。
最後に、肝臓の「数字」を記載したが、この「数字」が良いのか?悪いのか?何を意味しているのか?全くわからない。
また、なんでこんなにも健診の精度が悪いのか?要精密検査を積極的に推奨するのか?
当ブログでは、医学関係者等も拝読しているだろうから、ぜひコメントして教えて欲しい所存だ。
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