【詳しく解説/三菱エアロエースの欠陥か?突発的な事故か?】JR東海バス新東名スーパーライナーで全焼火災事故発生

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2017年9月9日(土)JR東海バスが運行する「新東名スーパーライナー」において、愛知県のE1A新東名高速道路で火災爆発事故を起こした。お客と運転士は避難して死傷者ゼロ。1年後に判明した内容はエンジンオイル循環不良によるオイル漏れから燃料に引火した事が原因とされるが、事故の原因を詳しく見る。三菱エアロエースの欠陥も否定できないが

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★JR東海バスの三菱エアロエースが出火事故😱その原因は?🤔

【よく乗るJR東海バスの三菱エアロエース😆】

2017年9月8日(金)に、JR西日本の大阪環状線で引退が決定した103系や奈良地区の103系の乗車や撮影のため関西地区へ😆

(行き)京都大阪ライナー(しずてつジャストラインの夜行高速バス)

(帰り)京阪神昼特急静岡号(JR東海バスの昼行高速バス)

・・・を使う。出発から24時間後には帰ってくる。
京阪神昼特急は新名神、東名阪での渋滞に引っかかることが多くて、60~120分程度遅れる事も珍しくない😩
9月8日は渋滞は皆無で、定時で着く事が出来た😆


↑乗車した車両は、三菱エアロエース、静岡200か701、社内番号744-12958であった。ビックリするくらい頻繁に乗車する・見かける車両で、「今回で何回目?」と思ったほど😲

JR東海バスの運転士の運転技量は極めてレベルが高く、「上手い!」と思う。「日本最高レベルに君臨する1社」なのではないかと思う。

100km/hギリギリでどんどん走行車線のクルマを追い越し、等速運転。エアロエースの420馬力のパワーも最大限活用している😆バス停や休憩施設から最短でトップスピードにすると言うのは、普通のクルマでも難しく、アクセルも思いっきり踏まないといけないため、意外と運転していて疲れる😵
エアロエースにはそんなのは皆無で、「運転が楽なバス」、「運転していて疲れにくいバス」と言う印象を感じた。そんな中で2017年式からAMT(事実上のオートマ車)が登場してMT(マニュアル車)全廃と言う事を知って驚いた次第😲

その翌日の9月9日、前日乗車した同じ会社、同じタイプの車両が大事故を起こし、正直驚いている😱

【2017年9月に新東名で起きた三菱エアロエースによる出火事故の概要😱】

↑三菱エアロエースのイメージ。写真は744-16951(3列座席夜行仕様)。

2017年(平成29年)9月9日(土)名古屋駅7時45分発の新宿経由東京駅行きの「新東名スーパーライナー新宿4号」(JR東海バスが運行、満席、バスタ新宿12時54分→東京駅13時24分)が、愛知県のE1A新東名高速道路豊田東JCT~岡崎東ICの間を走行中に、衝撃音がして、エンジン搭載の自動消火装置も作動。エンジンの不調を知らせるランプも点灯しエンジンが停止。運転士が車外に出て確認した所、白い煙が出ている事を認めた😖
お客に対しては、危険と判断し即座に車外への避難を指示。避難完了後車体が炎を上げて燃えた😱
恐らく最初はエンジンから決して多くない煙が出ていたが、これが段々と延焼して、最終的には燃料(軽油)に引火して、爆発的な火災に発展したと私は見る😱

結果は全焼であったが、運転士の的確指示により死傷者はゼロだった😌

重大な運転事故であるが、死傷者ゼロと言う結果は高く評価する😌

止めたタイミングや延焼したタイミングも重なった結果だろうが、バス会社や運転士によっては異常発生しても、そのまま運行を継続し、本当に悪い状況にならないと(例えば、あからさまに火災が発生しないと)、緊急停車の手配をとらない事もある😱

この辺は安全教育をロクにやっていない中小零細会社で、こんな会社のバスに乗ったら2016年の軽井沢スキーバス事故のような何十人も死亡する大事故になるのは明確だ😨
少しでも「危険」と思ったら、運行を中止してお客を即座に避難させて、警察消防や会社に連絡して助けるを求めるのは、当然の行動であるが、それが出来る事こそが「異常時の正しい判断」なんだと思う😌
それは、バス会社だけではなく、鉄道、航空、船舶はもちろん、我々マイカーの運転であっても同様だ。

【どんな車両が出火事故を起こしたのか?😨】

火災事故を起こした当該車両は、JR東海バスの時刻表(当時)にも登場している、三菱エアロエース、名古屋200か3426、同社社内番号744-14955号車である。
まさに、「看板車両」であった。

744-14955号車は4列ワイド座席車で、2014年に就役。
総走行距離は486,000キロ(NHKの報道による)で、エンジンが原因による火災時に延焼を防止する自動消火装置を搭載。(同社の全車両に搭載済み)
 名古屋発着便を中心に、「東名高速線」である新東名スーパーライナー、東名スーパーライナー、さらには、名神ハイウェイバスや名古屋から北陸・高山・甲府行きの路線でも運用。間合いで静岡地区発着便(静岡新宿線等)で運用する事も時々ある。

総走行距離の3年で48万キロと言うのは、妥当と考える。

理由としては、長距離走行の大型車(トラック・バス)では、年間10万キロはザラ。
単純計算で、744-14955号車は年間に16万キロ走行している事になる。
高速バスは200万キロ前後で廃車にする事が多く、JR東海バスの高速車両の平均寿命(私の調べによる)は13年なので、16万キロ×13年=208万キロと導き出される。
すなわち、年間16万キロと言う「数字」は妥当と考えたい。
私は、現場で働く立場ではないので、この数字が妥当なのか?妥当ではないのか?については、このブログを読んでいる現場の人に聞きたい。

【出火事故の原因は?🤔】

「JRバス30年」と言う本(2018年10月販売)でJR東海バスの社長が詳細を説明。専門用語も多くて意味が分からなかったので、私の言葉で解釈するとこうなる。

「エンジンオイルが循環不良を起こした。その一部がオイル漏れを起こして道路上に落ちた。そこにエンジンで温められた空気とオイルが反応して(気化したため)燃料に引火、爆発・延焼に至った」

説明に誤りがあれば指摘されたい。だがJR東海バスとしては「これが全ての原因」とは断定していない。あくまでも「今の所の原因」としており、今も同社や三菱ふそう等と原因究明中である🤔

だが、それでも”天下のJRバス”。運転技術、維持管理体制は私鉄各社はもちろん、中小零細よりも極めて高いレベルになっており、なぜこんな事故が起きたのか?疑問であった。当時考えた仮説を下記に記す🤔

①整備不良の可能性は極めて考えにくい

バスの火災事故の原因として、最も最初に考えられるのがこれ。
実際に火災事故を起こしたバス(他社事例)の原因を見ると、適切に整備をしていない、整備作業にミスがあった事がほとんど。
整備作業ミスについては、原因が特定されていないので、現段階で述べるのは適切ではない。

↑JR東海バスは名古屋支店に自社整備工場を完備。法律で決められた点検(年間1回の車検、年間4回の定期点検)をしっかり行い、それとは別に同社独自に設けた整備や点検を別途実施😌
さらに、休憩施設(サービスエリア等)で解放休憩のときに、運転士が点検用のハンマーを持ってタイヤやホイール等に異常がないか点検😌
高速バスで、休憩中に点検するケースは少なく、東海以外のJRバス各社でも休憩中に点検ハンマーを持って、異常点検していない社の方が多い😫
休憩中もしっかりと点検ハンマーを叩いていると言うのは、私は高く評価している。お客に「安心感」を与えるのだ。
そこまで、徹底的に整備や点検を行っているので、そもそも「整備をやっていない」と言う事はありえない😌
従って、整備不良の可能性は極めて低い。

②突発的な事故

これは一般のクルマでもありうる事。例えば、路上に転がっていた散乱物とクルマが接触して、散乱物がエンジンを直撃。エンジンの部品等が破損して煙が出て、それが悪化して火災事故に発展する事はありうる😨
似たような事故としては、バスではなく鉄道だがJR北海道の石勝線火災脱線事故(2011年)が該当する😱
何らかの事情で、エンジンが破損してこれが火災に拡大した可能性は否定できない。
出発時の点検では、744-14955号車に異常がない事を認めている。
仮に異常があった事を認めた場合は、別の車両に代わるか運休になる😫
今回の事故原因としては、この可能性があるだろう。

この辺は、ドライブレコーダー等で記録しているので原因としては特定しやすい。
ただ車両は全焼しているが、JR東海バスは運行指令所でドラレコの画像を瞬時に把握する事が出来るため(バス会社でそれが出来るのは少ない)、今日や明日と言った早い時期には正しい結論は出ないとしても、しっかりと調査すれば数年後にはわかるはずだ🙄

③エアロエースの欠陥?

アメブロ側で付いたコメントで多かったのが、これだ。JR東海バスの事故から数日後には、北海道で全く同じ事故が起きている。これもエアロエース。そもそもエンジンはダイムラー製のエンジンを搭載しており、信頼度は低い事でバスファンの間では知られているらしい🤔

今やJバス陣営よりも、エアロエースを選択するバス事業者多くて、昔三菱のエアロバスで火災事故を起こしてこれ以来長年三菱車を買っていなかった、あのしずてつジャストラインですら昨年(2016年)くらいから買いだしているから、そもそも「信頼性の高いバス」と言う事がバス業界全体に認知されている証拠だ😆

整備面や欠陥についてはよくわからない。744-14955号車特有の欠陥や故障はあったのかもしれないがそれでも日頃の修理でカバーできるレベルで、多く売れている車種だから、街を走行しているエアロエース全体で考えれば、大事故に直結するような欠陥は、そんなにないのではないか?🤔

だがリコールが出ている車種で、そのままにしておけば運行中に出火事故はあり得る事で、この辺は日ごろの点検云々ではなく、元々からダメだったと言う事。そうなれば責任はメーカーとなる。三菱ふそうは以前は「リコール隠し」等の問題もあり、メーカーの責任につながる事についての対応は消極的な会社としても知られている😒

JR東海バスに限らず、他社でも同様の出火事故は何度も起きており、その都度点検の不備で片づけるのも不自然だ。三菱エアロエースという車両の元々の構造上の不具合についても原因究明をする上でチェックするべき点であろう😩

私は専門家ではないので、具体的に「ここが欠陥だ」という事は言えないが、各地で出火事故多発する現状からすれば、日頃の点検不足だけでは片づけられない。実際問題日野・いすゞのバスではこのような出火事故はあまり聞かない🙄上記にある通り、エンジンの信頼性が低いという指摘もあるので、構造上の事についても徹底的に調査するべきで、欠陥が見つかったらリコール対応して、新車はそれを改善したタイプを販売するのは当然の対応である。

④テロ?

これはTwitter上にあった意見。
「トイレで爆発させたのではないか」と言うもの。
これはトイレやエンジン故障ではなく

お客が意図的に爆発物を爆発させたり、紙に火をつけて放火したと言うもの。すなわち、「テロ」である😨

この可能性は否定できない。
当該の744-14955号車に搭載されているか不明だが、私が一昨日乗った744-12958号車には車内を録画出来る防犯カメラが搭載(具体的な場所は非公表としたい)されている事を確認している。
この画像を分析すれば、誰が犯人か?わかるはずだ🤔

もし仮にこれがテロならば、高速バスも航空機同様に改札時に手荷物検査が必要になるのは、言うまでもない😫


海外ではISIL等がバスに爆弾を仕掛けたテロ事件が多発しており、日本でも他人事ではない。
むしろ、東京五輪が2020年にあるので、高速バスがテロの対象になっても、なんらおかしくない😱
でも、現状「テロ対策」とJRバス各社は称しているが、対策のやり方として、甘い。手荷物検査は皆無で、怪しそうなお客がいても誰も変な顔をしない。
最も身近に考えるならば、「バスジャック対策」でも良いかもしれない。でもそれも起きてからの対処法がメインで、そもそもテロやバスジャックが起らないように、そういう怪しいお客を排除するか、見つける対策は急務だ😨

★最後に

申し上げたい事が「お客の避難が的確に出来たこと」だ😌
結果として火災事故になったが、死傷者ゼロと言うのは素晴らしい😆
JRバスは全国どこもワンマンで、異常時は運転士1人で全て対応しないといけない。

想定できるあらゆる事件・事故に備えて、定期的に訓練した成果の賜物だ。JR東海バスの「お客の安全」を重視した対応がしっかりと活かされた格好である事は高く評価したい😆

観光バスレベルの中小零細企業ならば、そもそも異常時の訓練や対応をやっていない・決まっていない、下手すればどこに第一報を連絡するのか?知らない。それはあってはいけない事だが、現実にはそうなっているのだ😱

だが、全国的に見て三菱エアロエースの出火事故は多く発生しており、2021年3月23日にもE1東名の牧之原サービスエリア付近で、観光バスで出火事故が起きている😱これも三菱エアロエースだった😱出発前の点検では異常はなかったという事で、運転中の突発的な事故や故障も考えられるが、やはり「三菱エアロエースの欠陥」と言う点は否定出来ない後味の悪い内容だ。

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KH8000

普段当たり前のように乗っている鉄道、バス、クルマは、意外と深い所まで知らない人が多いのではなかろうか? 例えば「何で大雨が降ると電車が止まってしまうのか?JRは簡単に止まるのに、私鉄が止まらない!その差は何か?」と素朴に感じるみなさんが知りたい”今話題のネタ”を、テレビ・新聞・SNSよりも詳しく、わかりやすく、深くしゃべり倒す!

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