【313系8500番台と213系5000番台撮影会/鉄道模型展示会場の鉄分の濃さがスゴイ!】海ママ(JR東海伊那松島運輸区)を見る③ 

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【訪問日】2018年10月28日(日)

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【場所】JR東海伊那松島運輸区(海ママ・飯田線伊那松島駅近く)

★JR東海が公式に「撮影会」と認めた!伊那松島運輸区で「万博八草」のサボを表示した313系8500番台や213系5000番台を撮影

さわやかウォーキングのコースを木ノ下駅から約2時間ほど歩いて、いよいよ伊那松島運輸区に着く。

↑コース看板に従うと制服姿のJR東海関係者が誘導。いつものお約束通り正門と表札を撮影しておく。表札は左に「東海旅客鉄道株式会社」とあって、右に「伊那松島運輸区」とある。人が通れるのは左端か右端のみで中央は車両(クルマ)が通るための場所でこの時は閉門している。

入ってから左側にあるテントで受付を済ませる。静岡地区のさわやかウォーキングのようにコースマップを提示しないと入場出来ないと言うわけではない。

↑受付でもらったのが「ようこそ伊那松島運輸区へ」と言うオリジナルカード。この日は3種類用意されていたが、好きな種類を選ぶ事は出来ず、担当者が任意で選択したものをもらう事になる。主に飯田線の歴代車両と秋の紅葉をバックにした絵柄となっている。

↑とりあえず奥に向かって進んでゆく。すると「伊那松島運輸区撮影会」と称していた。

あのJR東海が公式に「撮影会」と称するのは極めて珍しい!

「撮影会」を死んでもやらない会社と思っていたが、伊那松島運輸区では昔から当たり前にあったようで、決して特別な事ではないらしい。ある意味「毎度恒例の企画」のようだ。少なくても「静岡運輸区撮影会」と称する事は絶対にないんだと。

↑撮影会は11:00~13:00の2時間のみ実施。これは飯田線のダイヤの都合である。この会場は実際に車両の留置等に使われているため、本来一般人が立ち入りできない場所に入ってゆっくりと撮影できる絶好のチャンスだ。これも伊那松島運輸区の構造上の都合ともなってくるが、他社の車両基地公開では留置線には立ち入りできない事がほとんどである。

だが、決して広い面積ではないため、1回に入る事が出来るのは10人程度。列に並んで待てば誰でも撮影する事が可能で、順番は先着順。「撮影時間は○分間」と言う細かな制約もなく、撮影が終われば自然と外に出て行くので、全員が外から出たら次に並んでいる人が入れる仕組み。

↑止まっていた車両は左側から、313系8500番台のB205編成、213系5000番台のH2編成、同H7編成の3本。

313系8500番台は名古屋~木ノ下・伊那松島(中央西線→塩尻から中央東線信濃川島・辰野経由→飯田線)で運行した臨時快速の「さわやかウォーキング号」(全車指定席)。行きは木ノ下で参加者を下車させて一旦伊那市まで回送して、折り返した上で伊那松島に入線。

注目したいのがサボ。「セントラルライナー・万博八草」であった。愛知環状鉄道の八草駅を2005年の愛知万博開催期間中に限り「万博八草」に改称。「エキスポシャトル」と称する臨時列車を名古屋から高蔵寺経由で何本も運行していた。その時が懐かしく感じたが、愛知万博が終わってから13年もたつのにまだ「万博八草」のサボが残っているとは!

↑数は少ないが保守用車両の展示と実演も。これは「レールスター」と称する保守用車両。これは長ナノ(長野総合車両センター)の一般公開でも見かけたものである。これは線路点検の時に使う乗り物である。ホンダ製の4サイクルガソリンエンジン(つまり一般的なクルマと同じタイプのエンジン)で、音は原付バイクに似ている。前方に進む事は出来るが、後退は出来ない。乗車体験希望者は並べば先着順に乗る事が出来て、安全のためヘルメットを着用した上で荷物も専用の置き場に置く事になる。私は実際に乗車しなかったが、かなりの迫力があった。外から見ているよりも実際に体感した乗り心地や速度感覚はかなり速いものであった。

↑架線点検車。正式には「軌陸車」(きりくしゃ)と言う。文字通り軌道(=レールの上)、陸上(=道路)の両方を通る事が出来るクルマだ。特殊車両のため8ナンバーである。一般には架線点検車と言った方がわかりやすく、これも文字通り架線の状態をチェックするためのクルマだ。アームが収納されているため、高所にある架線までアームを伸ばす事で近づく事が出来る。鉄道用電力は高圧であるため少しでも近づくと感電のリスクが高くなる。作業時は原則として停電させる必要がある。

↑受付会場付近。単に伊那松島運輸区をドーン!と見せて終わりではなくて、伊那地区名産品の販売、JR東海では毎度おなじみの「子供向け制服着用記念撮影」、地元に高校による吹奏楽の演奏等、「地域密着」を重視した車両基地公開になっているのが大きな特徴。これは神領車両区でも同様であった。よくある鉄道ファン向けのイベントに特化していない、誰でも楽しめるようにしているのが、ある意味でJR東海らしい。

★そこまでやるか!伊那松島運輸区!鉄分が非常に濃くて”お宝”だらけの「鉄道模型展示会場」

↑伊那松島運輸区は現役の現業機関なので、複数の建物がある。一般的な事務所としても機能しているため立入禁止場所も少なくない。その中で入れたのがこの建物。入口には「鉄道模型展示会場」とあった。階段を登った2階が会場になる。さわやかウォーキング参加者はもちろん、制服姿の関係者も頻繁に出入りを繰り返す。階段はかなり急なもの。建物時代は国鉄時代からあるのだろうか?階段からの転倒防止のため、足元には黄色いペンキが塗られているのも鉄道会社らしい。

↑まず目に入ったのは飯田線関連のポスター。

↑かつて飯田線で走行した列車のヘッドマークやサボ、受付でもらったオリジナルカード3種類すべての展示等もあった。”飯田線のお宝”がここにはあった!

↑鉄道模型が真ん中にドーン!とあった。基本的には飯田線、JR東海の車両が主体であるが、JR東日本やJR西日本やJR九州等の他社の車両も混じる。この鉄道模型、ナント!JR東海の制服姿の関係者が走らせていた。そこまでやるか!伊那松島運輸区!

私の知る範囲で、鉄道会社の関係者が制服姿で模型を走らせる所は見た事がない。あくまでも伊那松島運輸区の設備らしく、模型愛好家が走らせる事は出来ないようだ。

さらに別の383系や373系に収録されているサボの台帳もあった。これも見た事がない。373系のサボについては一通り静岡運輸区で見た事があるのでだいたいどのようなものが収録されているか知っていたが、それでもサボの台帳と言うものがこの世の中に存在するとは!

この「鉄道模型展示会場」は非常に”鉄分”が濃い!

時間的には11:45~12:45と1時間程度であったが、かなり中味が濃く充実している。来年(2019年)も伊那松島運輸区の一般公開があるならば、また来てみたいと思う。ウワサでは「JR東海の中では相当スゴイ車両基地公開」と聴いていたが、実際にもウワサの通り。「本当にJR東海がこんなことやっているの?!」とまるで夢を見ているようであった。

★最後に飯田線の名車ED19を見て、313系8500番台の「さわやかウォーキング号」を見送る

↑伊那松島駅に着いたのは12:55頃。ここでさわやかウォーキングのスタンプに印をもらう。この日は箕輪町のご厚意で先着250人に限り牛乳をもらう事が出来た。

↑伊那松島駅から徒歩10分の所にある箕輪町の郷土博物館に。飯田線で活躍したED19-1(電気機関車)が静かに眠る。元々は伊那松島運輸区に展示されていたが、この場所に移されたらしい。飯田線の歴史を語るには欠かせない名車とも言える存在。国鉄末期までいわゆる旧国電型が残っていた路線でもあったが、119系、213系と言った”変わり者”が多く活躍しているのが飯田線と言うのは今も昔も変わりない。119系は2012年に引退したが、私の中で飯田線と言えばこの車両で、ひょっとしたら反対列車が119系なのでは?!と思う事もこの日何回もあった。今や形は多少変わったが福井県のえちぜん鉄道で元気に活躍している。

↑10月の終わりとなれば長野県ではかなり朝晩寒くなる。紅葉も進んでおり、伊那松島駅前の樹木はご覧のとおり鮮やかな赤になっていた。

↑13:45発の帰りの名古屋行きさわやかウォーキング号が発車。ほぼ満席のように見えた。

↑ホームから見た伊那松島運輸区。213系が営業に就くのはまだ先らしく残っている。配線としてはシンプルで直接駅から出入りする事が出来る。

ほとんどのお客は「さわやかウォーキング号」に乗ってしまったため、駅に残った人はかなり少なくなる。

↑14:03発の216M飯田行きに乗る。313系1700番台B151編成。車両の所属は神領となっているが、中央西線で営業する事はなくて飯田線用の車両だ。3両なので必ず車掌が乗務。伊那松島は乗務員交代も実施する駅で、216Mも交代があった。やはり飯田線から見る車窓は良い。国道153号と並走するが、クルマとはまるで違う世界が飯田線からは広がる。飯田線はいつ来ても”良い打線”がヒットを連発するのだ。


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KH8000

普段当たり前のように乗っている鉄道、バス、クルマは、意外と深い所まで知らない人が多いのではなかろうか? 例えば「何で大雨が降ると電車が止まってしまうのか?JRは簡単に止まるのに、私鉄が止まらない!その差は何か?」と素朴に感じるみなさんが知りたい”今話題のネタ”を、テレビ・新聞・SNSよりも詳しく、わかりやすく、深くしゃべり倒す!

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