【新旭川、旭川四条】北海道の維持困難線区を見る⑬

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【訪問日】2018年9月18日(火)

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【列車番号】4521D(上川行き)

【時刻】旭川(A28)7:00→新旭川(A30)7:08

【車両】キハ40-1720+キハ40-1790

★「北海道の恵みシリーズ」道東編流氷の恵みがやってきた!


9月18日(火)はレンタカーを借りて可能な限り「行ってみたい駅」を訪問する事にした。レンタカーは8:00から借りることにしていたので、その前に旭川市中心部に近い場所にある駅を2つ訪問しておくことにした。

↑乗ったのはキハ40-1720の「道北 流氷の恵み」であった。これは2018年3月以降JR北海道が、沿線地域と活性化を行うためにキハ40系を「北海道の恵みシリーズ」と称して改造した車両。改造と言っても”気持ち”程度のもので大げさなものになっていないのが今のJR北海道の台所事情と言った所か。

道北、道東、道央、道南の4つの地域にそれぞれ1両ずつ改造し、普段は一般定期列車(主に普通列車)として営業。特に何時何分の列車で運用する等の詳細が公表されていないため、「北海道の恵みシリーズ」に乗れる・撮れるは運次第である。



↑車体全体で「道北」をイメージさせる絵になっており、「幻想的な流氷や雄大な道北の自然を表現」していると言う。

↑車内は床、壁、座席に対して温かみのある雰囲気に改造。座席配置や車内構造には変化がなく、改造規模としては”気持ち”程度。座席モケットは733系をベースにしている。大きな改造ではないが一般的なキハ40と比べれば「まるで違う世界」で、両数が少ないので乗れれば「得した気分」であり「旅行気分」にさせてくれる。

通学の高校生が1両に10人弱が乗り旭川を発車。次の旭川四条(A29)でも7~8人ほどの高校生が乗る。一方で通勤利用はほとんどなく道北最大の都市旭川でも鉄道を日常の足として使っているのは、高校生主体と言うのは悲しい。

↑新旭川で下車。右側と左側では絵のデザインが違って左側の方がキタキツネやキノコ等が愛嬌たっぷりに描かれている。「道北 流氷の恵み」は石北線、釧網線(網走~緑)、宗谷線(旭川~音威子府)、函館線(滝川~旭川)、根室線(滝川~東鹿越)、富良野線(全線)で不定期運用されている。具体的な運行時刻がわかれば(公表されていれば)良いのであるが。

★静かな分岐駅新旭川

新旭川で下車。この駅で宗谷線と石北線が分岐。線形的には直進すれば宗谷線、右にカーブすれば石北線だ。分岐駅らしく構内が広いが、新旭川も例外なく無人駅だ。

↑4521Dは2両。後ろ側のキハ40-1790は一般的な「JR北海道色」のキハ40で、「北海道の恵み」は必ずしも単行で走るとは限らない。

↑「対向式ホーム」となっていて、名寄・上川方面行き列車は駅舎前1番のりばからの発車だが、旭川方面行きの列車は跨線橋を渡って反対側の島式ホーム2・3番のりばからの発車。特急等の新旭川に停車しない列車(特に石北線)は、3番のりばを通る。

↑時刻表を見ると、旭川方面行きは概ね1時間に1本程度列車がある。だがパターンダイヤではないため、運転間隔はバラバラだ。回送が多いのもこの駅の特徴で、旭川運転所(車庫)へ出入りする列車が通る。その関係で電化されているが、営業列車は全て気動車である。

↑駅舎の中は、北海道ではよくありがちなベンチが整然と何席もあって壁や床はコンクリート製の白い無機質なもの。この手の駅舎はカメラの露出調整が難しく、暗めに設定していても実際に撮影された写真は思った以上に明るく苦労している。新旭川でも例外なくそれであった。

↑新旭川駅の駅舎。駅前は円形のロータリーになっており、駅の先の道路は片側2車線もある広い所。駅舎前には大量の自転車が止まっていたが、これが「放置自転車」と見えてしまうのは私の感覚がおかしいためであろう。どう見ても新旭川駅付近には「駐輪場」どころか「駐車場」もなかった。

【列車番号】320D(宗谷線名寄発旭川行き)

【時刻】新旭川7:26→旭川7:30

【車両】キハ40-1736と他2両連結

【備考】名目上は「ワンマン」扱いだが、実際には列車監視要員の車掌も乗務

↑320Dで1駅旭川四条へ。320Dを待っていると、ちゃんと列車接近放送が新旭川駅にもある事に安心。

「♪JR北海道をご利用いただき、ありがとうございます。まもなく列車が入ります。黄色の線の内側までお下がりください。カンカンカンカン(踏切の音)・・・」

ある意味強烈な接近放送で、警戒感もバツグンであった。

★「ザ・国電の駅」と言いたくなる旭川四条

320Dはワンマン扱いのため、新旭川では先頭車の先頭のドアしか開かない。これは他のJR北海道の路線と同じ扱い。先に下車客を降ろしてから乗車。1駅しか乗らないのでデッキ付近で立つ。車内を見渡すと車内は「ほぼ高校生」でわずかながらの通勤客が居る程度。やはり大人の通勤手段はクルマ(どんなに距離があっても)なのが北海道では常識なのだ。だから、JR北海道も経営が上手く行かなくなる事がわかってしまう結果だ。

↑旭川四条では全てのドアが開いた。定期券所持のお客はそのまま下車が出来て、運賃支払いが必要なお客のみ運転席まで来る必要があると言う独自のシステム。恐らく朝の時間帯だけのようで、昼間は通常のワンマン扱いであろう。案の定多くのお客が下車した。

↑「四条」と書いて「よじょう」と読む。私の中では「しじょう」と読むものだと思っていた。ホームは高架線の上。だが旭川四条は日本最北の高架駅ではなく、昨日(9月17日)に行った石北線の柏陽駅がそれに該当する。

↑高架駅なので当然階段を降りるのであるが・・・

「これはどう見ても鶴見線だよな・・・」

と思った。半ば”引き気味”。北海道に「ザ・国電」とも言える駅があるとは!作りも本当にシンプルで階段でホームから地上に接続する形で、地上側の階段付近にきっぷ売り場、待合室があった。列車が来る数分前に放送が流れるので、これを聴いてお客はホームに行く人が多い。ホーム上には待合所は特になく、風が強い日、雪の日は吹きさらしとなる。

↑駅前の高架下は飲食店が連なる。さらに「ザ・国電」の雰囲気が色濃くなる。

↑国道39号が駅前を通っており、全国チェーンのうどん店、ドラッグストア―、旭川四条駅のバス停がある。旭川駅に行くにはJRよりも路線バスを選ぶ人が多く、1~2分おきにバスが来る。バス会社も旭川電気軌道、道北バス等の数社が乗り入れるが、全体的には古い車両が多い。

個人的には旭川四条駅の目の前に鉄道雑貨のお店があった事。朝8時前だったので営業開始前であったが、どんな”お宝”があるのか?気になって仕方なかった。

14回目に続く。

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KH8000

普段当たり前のように乗っている鉄道、バス、クルマは、意外と深い所まで知らない人が多いのではなかろうか? 例えば「何で大雨が降ると電車が止まってしまうのか?JRは簡単に止まるのに、私鉄が止まらない!その差は何か?」と素朴に感じるみなさんが知りたい”今話題のネタ”を、テレビ・新聞・SNSよりも詳しく、わかりやすく、深くしゃべり倒す!

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