【北見、柏陽、愛し野】北海道の維持困難線区を見る⑩

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【訪問日】2018年9月17日(月)

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【場所】石北本線の北見駅(A60)、柏陽駅(A61)、愛し野駅(A62)

★オホーツク海側最大の都市北見。今時珍しく旅客駅と貨物駅が同居し、非ICカードの「スマホ定期券」を宣伝

オホーツク海側最大の都市が北見である。特急オホーツクや特急大雪のお客が大量に利用する駅でもある。これだけ規模が大きいとJR北海道も大きな組織を構えて良そうな気がするが、意外にない。石北線は全線が旭川支社の管轄である。

↑運転上では重要な拠点の1つ。遠軽行きの4658D(11:37発)が網走から到着し運転士交代を行う。下車するお客も多いが、学生がほとんど。2両もあると空席も目立つが、維持困難線区の普通列車は昼間でも2両連結している事が少なくない。

↑北見駅は石北線でも数少ない有人駅で、直営だ。発着する列車が少ないため列車別改札となっている。JR北海道でも「えきねっと」を導入しており、ATMのような形をした新しいタイプの券売機。これはクレジットカード専用で、発券出来るきっぷの種類も多いため、JR東日本管内で見られる指定席自動券売機と同程度のスペックだろう。

目立ったのが「スマホ定期券」。「バスモリ」と称する。これは石北線の西留辺蘂~網走、釧網線の網走~知床斜里で利用可能。この地域ではそもそも定期券を販売している駅が少ないため、買いに行くだけで大変だ。そこでスマホで定期券を買えるようにして、決済はクレジットカードやコンビニ払いによる現金等も可能にしている。乗車時にはスマホの画面に定期券情報が表示されるので、これを運転士か駅員に見せる事になる。モバイルSuicaのようなタッチして改札を通ると言う機能が搭載されていない。と言うか、石北線で交通系ICカードが使える駅は1つとしてない。

↑北見駅の駅舎。駅施設は国鉄と言わんばかりだが、駅前は国道39号線が通り、新しい高い建物が多くある。国道沿いを中心にロードサイド店も目立ち、これが石北線の端野(A63)付近まで続く。

↑北見駅は貨物も併設。石北線の貨物列車は札幌・旭川~北見の運行で、主にタマネギやジャガイモ等の農産物輸送を行う。「北海道産タマネギ・ジャガイモ」と聴くと、本州までの輸送手段は貨物列車が主体で、特にこれが北見産ともなれば石北線貨物を使っている可能性が高い。本数は1日1往復であるが、勾配がキツイ常紋峠や白滝越えがあるため機関車は前と後ろに1両ずつ連結する方式(プッシュプル)は、相当ダイナミックだ。

★日本最東端の高架駅柏陽

北見駅から柏陽駅には国道39号沿いを進む。3キロ徒歩40分程度であるが、暖かい陽気であったので段々と歩くのがしんどくなってきた。結構意外だったのだが、北見市内中心部は路線バスの本数が多い。石北線は普通列車でさえも2~3時間に1本と言う事もあるが、北海道北見バスが運行するバスは15分おきに1本。あくまでも北見市内中心部だけで完結する路線に限るが、乗車してみると座席がほとんど埋まるほど混雑していた。

↑北海道北見バスの三菱車。どうやらこの会社は三菱車しかないらしく、いすゞ、日野車は見かけなかった。

↑国道39号は立派な片側2車線道路。端野の先で片側1車線に変わるが、それでも走りやすい道になる。交通量が多く、やはり移動手段はクルマである。

↑柏陽(はくよう)駅は日本最東端の高架駅である。北見市内の都市計画により高架化されたのであろうか?本来ならば中心部の北見駅も高架化になるはずだが、なぜか地上のままだ。北見を出て少しすると高架線が始まって、柏陽を通過して、少しすると再び地上に戻る。駅の時計は12:20を示していたが、実際には12:35。つまり15分も遅れている!駅としては致命的な時計の遅れ。なんとかならないか?

↑柏陽駅のホーム。高架駅でありながらもホームは単式。列車交換は出来ない。階段を上がるとすぐにホームで、ちょっとした待合室しかない。ここで北見市内を高い所から眺める事が出来る。柏陽駅周辺は住宅地である。

★コンクリート構造の「板切れ」愛し野

↑4660D(柏陽13:02発遠軽行き)が高架線に入って行く。キハ40も2両連結し、合計で3両と長い。どうも北見で切り離しがあるらしい。

↑北見まで乗った「オホーツク1号」の車両が戻ってきた。今度は旭川行きの「大雪4号」として通過した。

↑柏陽~愛し野を線路沿いに沿って歩く。約30分2キロほどで、途中は「農道」とも言いたくなるような所を歩く。

↑愛し野駅も国道39号線沿い。直接は国道から駅は見えないが、国道の交通量の多さに対して、駅は本当に静か。「板切れ」とは言えないが、北海道では比較的立派な単式構造の駅。ホームの構造を木に変更すれば「板切れ」になってしまう。国道沿いにはパチンコ屋、スーパー(「東武」と称しているが東武鉄道は無関係らしい)等ロードサイド店が多いが、石北線の利用は少ない。やはりクルマだ。13:51発の4661D網走行き発車時間が近づいて高校生が2~3人集まる程度だった。

11回目に続く。

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KH8000

普段当たり前のように乗っている鉄道、バス、クルマは、意外と深い所まで知らない人が多いのではなかろうか? 例えば「何で大雨が降ると電車が止まってしまうのか?JRは簡単に止まるのに、私鉄が止まらない!その差は何か?」と素朴に感じるみなさんが知りたい”今話題のネタ”を、テレビ・新聞・SNSよりも詳しく、わかりやすく、深くしゃべり倒す!

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